3月11日の東北関東大震災から今日で10日。
みなさま、元気ですか?私は元気です。
振り返ること10日前の2時40分ごろ、私は川崎にあるオフィスビルの20階の部屋で
会長と話をしていた時に、突然グラグラと地震に見舞われました。
「あれ?地震?」
と話を中断して、揺れを感じ始めた直後に、激しい横揺れ。
立っていられず、床にしゃがみこみ、そのまま身動きができなくなり、床に向かって
「○○さん、助けて、怖い、助けて、怖い、○○さん、助けて~」
と延々と、御年六十ウン才の会長に助けを求め続けていました。会長も助けを求められても
困っただろうな~。もちろん助けてもらえないことは分かっていても、声を出してないと恐怖で
どうかなりそうだったので。
取り乱した私とは正反対で、会長は椅子に座ったまま、「長いね~、大丈夫だよ。もうすぐ終わるよ」と、
冷静沈着、動揺ゼロ。
「怖い、助けて」と叫びながらも、一方で「何でそんなに冷静でいられるの?」と、会長の冷静さを
観察している自分もいて、極限状態において、恐怖で心臓が張り裂けそうでも、人間って、
その瞬間に別のことを考えていたりするのですよね。
その後の後日談で分かったのですが、私があんまりヒーヒー、キャーキャー大騒ぎをしているのを見て、
会長は「これは俺まで動揺するわけにはいかない」と思ったそうなのです。お陰で冷静になれて
良かったよと言われました。
ということは、会長もかなり怖かったということ。
ということは、周りの男性が動揺していないように見えたのは、これは相当やせ我慢してるってこと?
この推理は当たっていますか?
それにしても今回は非常時に自分がどういう行動を取るかが良く分かりました。
私の場合、どうやら全く理性が働かないようです。
「怖い!」と思うと、足がすくんでしまって、後先のことが全く考えられなくなってしまうのが
分かりました。どこに逃げたらいいのか、逃げる時はどういう格好で逃げるのか、何を持って
逃げるのか、とにかく頭の中が真っ白状態。
ボーっとしていたら、「ヘルメットかぶって!寒いからコート着て!水持った?」と声をかけて
もらって、ようやく我に帰る始末。
津波が来たら、完全に逃げ遅れるタイプだと自覚しました。
日本は地震の多い国。1度あることは2度、3度あるはずです。今回の自分の行動パターンを
認識して、地震が来たときにやるべき事をきちんとルール化しておこうと思いました。
まずはリュックサックに歩きやすい靴に水。これだけは必須です。
家の中にあるガラクタを片付けて、防災グッズは所定の場所に、最重要グッズとしておいて置こうと
心に決めました。
自分の身は自分で守らなきゃ、ですよね。
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