Radisson Hotel にチェックインして、10階の部屋から見た景色がこれです。2010年の上海!
これだけ見て、上海だって分かる人いますか?私だったら、「シンガポール」って答えてしまいそう。高層ビルと高級マンションがずらりと立ち並び、中国のローカルな部分がさっぱり見当たりません。どこへ行ったんだ~~。
ところが地上に降りて、気温35度の蒸し暑い中をテクテク歩いてみると、こんな光景もありました。
ビルが立ち並ぶ手前のフェンスで囲まれたところは、半分取り壊された状態の古い家屋。こうやって古い建物をどんどん壊してビルに変えているんですね。日本と同じですね。
奥に見える高級低層マンションの手前には、プレハブの小屋が並んでいました。多分建設工事の出稼ぎ労働者が寝泊りしているところ。エアコンのない簡素なプレハブの前に洗濯物がずらりと並んでいました。
そして繁華街のうちの一つ、南京路歩行街(Nan Jing Road Shopping Street) と呼ばれるところに行くと、「魚」っとするほどのすごい人混みに、「非得~~~」
渋谷のスクランブルで辟易しているどころの騒ぎではありません。しかも平日の昼間。何でこんなに人がいるんでしょうか?13億人の国民パワー見たり?
人混みの中を、ちょっと早足で怖い顔をして歩いていると、いきなり目が合った女性に「かばん、かばん安いよ」と声をかけられ、偽ブランドバックの写真のファイルを見せられそうになりました。こんな人ごみの中でなぜ私が日本人だと分かる?、「あり得ない、あり得ない」と思いながら歩いていると、また声を掛けられた。合計5回ぐらい声を掛けられたので、相当私は日本人らしい日本人であることが分かりました。こんなに簡単にばれてしまうと何だか悔しい。
中国の警察と聞くと、「恐ろしい」イメージが強いのですが、ショッピングセンターを巡回している警察の車は、拍子抜けするほど可愛いいものでした。凶悪事件が発生しても、これで駆けつけるのでしょうか?
そして、夜になると街路樹がライトアップされて、ゴージャスな街並みに変わりました。この景色どこかで見たような。。シンガポールのオーチャードストリートに似ていると思いませんか?
このライトアップは万博の開催に合わせて始まったようです。バブルを感じますね~。この日は、タクシーをつかまえるのに40分かかりました。車道にはタクシー待ちの人がずらりと並び、かなりの競争率の中を粘りと運にたよって、ひたすらタクシーに向かって手を挙げつづけて、ようやくゲット。日本のバブルの時と同じです。
上海の勢いに圧倒されっぱなしで、この中国の勢いは、まだまだ止まる所を知らないことを実感した1日でした。
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地球上の、個性ある街から、どこも似たような都市へと変化していくのは、DNAに刻まれた宿命なのでしょうか?
「魚」っとするほどのすごい人混みに、「非得~~~」
「ぎょっと」するほどすごい人ごみに、「ひえ~~~」
始め私は、「うぉ~」とする人混みと、読み違えてしまいましたが、すぐその後、小魚の集団のような人混みをイメージし、正しく「ぎょっと」しちゃいました。
「魚」として「非得~~」を何度も繰り返し、ドラムで
リズムを刻んでみると、跳ねた感じがご機嫌でした。
リズム感のある文章、、、さすがです。
暑さと人ごみに「魚」っとして、買い物をする気力が薄れ、「指差し会話」が使えなかったのは残念でした。
ちょっと休憩したいと思って、ハーゲンダッツで2スクープのアイスを買ったら、800円もしました。ハーゲンダッツやスタバを見てホッとしてしまう私は、既に西洋化されているのかも。どんどん個性的な街が消えて、どこに行っても同じ都市になってしまうのは残念ですよね。この西洋化の勢いはどんどん加速していくのでしょうね。