「アラスカねぇ」、と思いながら、マウスをクリックして、PCの画面に現れた写真に目が釘付けになった。
「氷河を海から眺めたい! 夏のアラスカ シーカヤックキャンプ」~ シーカヤック、原野キャンプ、氷河、海の野生動物 ~
さっきまで見ていたモンゴルの茶色の景色とは違い、海の蒼さ、空の蒼さ、氷の蒼さが目に飛び込んできた。モンゴルの写真から漂ってくる、土、草、馬の匂いとは全然違う、どこまでも透き通った冷たい空気の匂いを感じた。
「あっ、やばい」、と直感的に思い、サイトを閉じて、あわててモンゴルの景色に戻ろうとしたが、一度見てしまった氷河の蒼さがイメージの中にしっかり焼きついてしまった。
DVD上映会に行ったら、きっとアラスカに行きたくなるような予感がし、「これはまずいことになったぞ」と、一人で勝手に葛藤した。
ずっと大好きだった恋人を、「もう愛していない(by 貴乃花)」、と言って、あっさり捨てて、突然現れた青い眼の外人に、急に心変わりをする不義理な女になったような気持ち。だけど、モンゴル青年も私の方を振り向いてくれないんだから、お互い様よね、なんて一人芝居をしながら、DVD上映会に行こうかどうしようかと考えながら、数日が過ぎた。
考えていても仕方がないので、百聞は一見にしかず、行ってみるか、と決断したのは、当日のお昼すぎ。電話をかけて、まだ席が空いているかどうかを確認し、場所を聞いて、新宿まで出かけていき、そこで青崎涼子さんに出会ったのです。
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