「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

アンドリュー・ローソン(2)  影響されて西武園芸七里ガ浜店で撮影

2010-04-10 18:07:56 | 
前回ご紹介したローソン氏の本「COLOUR」に影響を受けて(私は影響されやすいのだ)、花の画像を撮りたくなり庭に出てみたものの、自宅の庭に大量の花などないところが悲しい。そこで、芝の目土を買うついでに西武園芸七里ガ浜店へ。H店長がいらっしゃった。「春ですねえ」などと言いながら、店先を借りてパチリ! 西武園芸さんの店先は春爛漫。まずは最初に、何も考えず目に付いたものを撮影してみた。



話はローソン氏の本に戻る。現地価格でわずか2ポンド99ペンスの古本だ。価格は調整され、日本に届けてもらって郵送料込みでも1000円ほど。写真満載の巨大豪華本。



よくステレオ・タイプな批判で「イングリッシュ・ガーデンなど参考にならん! 何でも海外の真似をして、外国かぶれが!」という人がいるが、実際はそうでもない。 普通のお宅の庭づくりに参考にならないという点では、京都竜安寺の庭などもっと参考にならない。

なんでも採用しやすいところ、似合うところ、好きなところだけを抽出して自分のものとして利用すれば良いだけのことだ。日本製のスーツやカレー・ライスと同じ。あれらだって発祥国の人々から見たら、ちゃんちゃらおかしいことは一杯あるが、それなりに理由があって日本的に形を変えたり修正されたりして、流行り、独自に発展して来た。



上は色的配置のお勉強。Keylines of Major Plantings。

下の写真も・・・



このように解説される。各花に番号をふって・・・



花の名前はこのとおり。



これもローソン氏撮影・著「COLOUR」から。なんとも英国の庭らしい写真。



これはおちゃ氏(=私)撮影の西武園芸七里ガ浜店の店頭。ローソン氏の作品に似てなくもないでしょう?・・・ダメ? 左右の配置。左が高く右が低く平ら。左下から右上へ斜めの線。似てると思うがなぁ・・・。



H店長、お邪魔しました。有難う。
春だ! 西武園芸七里ガ浜店へどうぞ!

所在地: 七里ガ浜東4-1-2(西友七里ガ浜店の隣)
電話: 0467-32-1382
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アンドリュー・ローソン(1) イントロ

2010-04-10 00:02:15 | 
英国のガーデン写真家アンドリュー・ローソン氏の本を買った。豪華大型カラー本である。10年以上前に出版されたものを古本で購入。

価格は716円、郵送料は340円。普通に新刊で買えば5~6000円はしそうだから、まあ安いわ。注文して一週間ほどで手元に来た。



Amazonで私が選んだ売り手はAwesome Books(英国)。変わった名前である。



この本はAwesome BooksからRoyal Mailで発送されている。それをAmazonが英国でまとめて他のものと一緒に日本に送っているのであろう。

しかしこれだけの本を日本に送り、その手数料が340円。Amazonってグローバルな輸送システムを確立しているのねぇ。英国⇒日本の輸送をこれを含め、あれこれまとめて大量に毎日やっているんだろうなぁ。それがあるからこそ英国の安い古本を買うなんてことが成立するんだろう。700円の古本に数千円の輸送費がかかったら、誰も買う気がしなくなるもんねぇ。



これは、よくあるような園芸家が園芸について書いた本ではない。写真家であるローソン氏が、園芸家が作った庭や花について、色彩あるいはその配色に焦点を当て、COLOURについて語る本である。もちろんローソン氏自身も素敵な庭をお持ちだそうだが。

ローソン氏は日本にも何度か来ている。日本の園芸雑誌ビズにも昔から何度も登場している。



項目が並ぶ。単色。



(色の)調和。



逆に、(色の)コントラスト。



色のミックスチャー。



中はこんな調子だ。イエローとバイオレット。



スカーレット、ピンク、オレンジ。強いインパクト。



なんとも美しい、バイオレット、ブルー、ホワイト。



色のコントラストや調和について考えるほど、庭を総合的に作っているわけではない我が家からすると「へぇ~~」と感心することしきり。園芸家の本ももちろん参考になるが、園芸専門の写真家の観点から書かれた本、というのもたまにはいいでしょ?

ついでに(と言ったら叱られるが)妻の作品。直近のもの。フラワー・アレンジメント。



ローソン氏はこんな人。彼の服や帽子が背景の花と色彩的に「調和」しているのがおかしい。
彼なら、この妻の作品を色彩的にどうコメントするだろうか。そんな機会は残念ながらありそうにないけれども。


(彼のホームページはここhttp://www.andrewlawson.com/

<続く>
コメント (2)
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