まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

「これもご縁」

2010-03-14 12:09:35 | くらし


もしかして、私には福の神が付いているのかもしれないと思ったわ。
偶然にして偶然な出来事に出会ってしまう。

なんたって日替わりで目まぐるしく変わるこの陽気。明日はどうなるか分からないから今日のこの青空をどう過ごそうか考えて。弱気な人が口を開けて待っていることを頭に入れると、いつも半日2時間コース。

で、まず、静寂、きっぱり、金北山が見たくて。思わず深呼吸。

ここに来たからには、寺巡り31番霊場 『極楽寺』に。

白いお山が金北山。なんかとんでもない遠い場所に見える。

この山門(山門よね)を見ただけで来たかいがあろうというもの。いいじゃない。

 

入り口に等身大の石仏。よく見るとちょっと怖いお顔。

小学校の分校にも見える寺に近づいて行ったら、中から「どうぞ入って」と声をかけられた。いやいや檀家でもないし宗派も違うからと固辞したけれど・・・
「今日は涅槃の法要をやっとるし、誰が来てもいいんだや、遠慮せんなっちゃ」
(それで車がたくさん止まっていたのか)

 


そこまでおっしゃられては、とお参りだけする予定が。

あれま、こんなことになって。

あんころもち、甘酒、つけものまでごちそうになったわ。
横で老女たちが、
「あのもん見たことねえが、どこのもんや」
「いや、おれも知らんが」
と囁いているのが聞こえる。

かくかくしかじかと居心地の悪さを説明すると、
「これも縁だが、ここは誰でも来ていいんだや、遠慮せんと食べて行けっちゃ」
ありがたいお言葉。漬物をつかみ損ねてころころ落としてしまったら、
「こりゃあの、まあずうて嫌がっとるし、逃げたんだが」と恥をかかさない配慮。ああ。

最初に誘ってくれた中年女性が、
「あんた冨月寺さんで会わんかった?」ともう2年も前の出来事を。
どっかで会ったと思うたけど・・・なんてよく覚えていらっしゃる。
そんなあ。特徴のない顔だけど。

で、食べ終わるや否やそうそうに、住職さんに挨拶して帰ろうとしたら、
「見たことある顔だな」とここでも。

なんだ、なんだ、高校3年間同じ教室で勉強した人でないの。
うん十年たってるから髪の毛がないから分からなかったわ。

なんたってこのいろいろな偶然、一期一会。よくぞ出会った。

8月24日になんたらいう行事があるからそんときにまた来てや、とご招待いただいて、おまけに、

佐渡の特産物「しんこ細工」が入った袋詰め合わせまでお土産にいただいた。


慌てておさい銭を増額したのはいうまでもない。

コメント
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