ほんと、別にさ、君のことからかおうなんて思ってないよ。
なのにひたすらおびえて動き回っているの。
いやんなっちゃう(小心者めが)。あ、ごめんごめん、こんな目線を感じるのか。
それにしても感心したわ。飼い主さんの工夫に。
手前の棒に針金が引っ張ってあるでしょ、首輪の先がここに引っ掛けられて、わんこの行動範囲は右に左に格段と広くなって・・・
違う日、ベンチに後ろ向きに座ってバスを待っていたら、「シンチャン!」の声とともにわんこちゃんが足元に。。
人懐こいシンチャン、本名シンタくん。
ベンチに前足かけて覗きこむやら、お手をするやら、果てはぺろりと手をなめるやら
そんなに、私のこと気に入ったのなら、どれ写真でも撮ってやっか、と上から目線。
それが癇に障ったのかしら・・・言うこと聞かない!!
いやっ!
不機嫌
もう!やめて!
ダメふぁって言ってるでしょ
拒否!王者の風格すら漂わせて
飼い主さんが気を使って、
「ほら、シンチャン写真だって。いいお顔しなさい。そっちじゃないよ、シンチャン!」
と宥めすかすも、あれだけ愛嬌振りまいていたのがうそのごとくそっぽ向くシンチャン。
撮られたくない×100
「シンチャン、カメラ嫌いなんだね」
と飼い主さんも諦め顔で散歩続行。
とことことことこ帰って行くと・・・シンチャン、
立ち止まり振り返り。立ち止まり振り返り。都合4回。
どこまでも愛嬌振りまく。はあああ、かわいいわ。
それにしても、正面どアップを撮るお人、撮らせるモデルわんこ、両者の関係は素晴らしいね。しみじみ感じ入った日。