まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

自慢の歯が欠けました。

2018-10-20 09:32:20 | くらし

日曜日の朝食、いつもと変わりなくぶどうパンを食べていたら。
あら?変。突如口の中に固いものが。
舌で手繰り寄せて取り出してみたら、なんとなんと歯の欠片。きれいなきれいなそれよ。
びっくり仰天。
りんごとかかじっていたのじゃないのよ、ただの柔らかいパンを噛んでいただけよ。
それなのに、ああ。いよいよきたかと。

「明眸皓歯」

美しく澄んだ目もとと、白く美しい歯並びの意から。
非業の死を遂げた楊貴妃 ようきひ をしのんで、唐の詩人杜甫 とほ が作った詩の語で、
もとは楊貴妃の美貌を形容した語。

だそうで。
「明眸」なんて、ましてや「美貌」なんて私の容貌辞書のどこをどう探しても出てこない言葉。
そんな劣等感に苛まされた容姿でたったひとつ自慢できるのが「歯」だったのよ。
今まで罹ったふたりの歯科医師から「きれいな歯だ、コンクールに出してもいいくらいだ(自慢)」と
褒められたくらいなの。
(ちなみに、今かかっている歯科医師はひとつも褒めてくれない)

その歯が何の前触れもなく突如ポロリだなんて。左上の奥歯。
私は欠けた歯をしみじみ見た。
この頃しみじみ見ることが多いけれど、ほんとに手のひらにのせて触るやらなでまわすやら。
わが身の分身かと思えば可愛いものよ。でもってそのくらい大きかったの。
そしてしみじみ眺めるは、それからも毎日続いたわ。
「捨てるべきか取っておくべきか」

ちょうど別の不具合で木曜日に、歯医者の予約を入れておいたから、ま、それまで待とうと。
別に痛くもなんともないからね。ま、いっかと。
で、その朝、歯医者に電話した。
「実は歯が欠けまして。欠けた歯は持っていった方がよろしいでしょうか?」と。
持って来てください、ですって。
夫はセメダインで貼ってもらって来いと言うけれど。

歯科医も持っていった歯を見て「これは大きいねえ」と驚くから、
「奥歯の半分くらいですかね」と聞いたら、そこまではいかないけれど大きいねと再び。
欠けた原因は噛みあわせの問題だとおっしゃるけれど、どうもいまひとつ納得できないわ。
その日は神経に触らないように金属をかぶせて、
次回に型を取って、
次々回に型を詰めて治療は終わりだそうで。3回もかと確認する。はああ。


(佐渡から送っていただいた おけさ柿)

欠けた歯?歯医者から帰っておさらばしました、さすがに。

追)10行で終わるつもりが書いているうちに長くなってしまって。あらま。

コメント
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