徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

大地震報道を見ながら感じたこと

2011-03-13 09:39:19 | 時事
 昨日は風邪をひいたこともあって、一日中、テレビの地震報道を見て過ごす。どこのチャンネルに回しても同じような報道ばかり。ある被災者が言っていた。「人目をひく映像ばかり繰り返すのではなく、あまりスポットの当っていない地域の映像も映してほしい!」。たしかにそうだ。CMはないんだから、視聴率を気にする必要は無いはずだ。こんな国レベルの危機の時は、総務省が指導して各テレビ局の役割分担を決めたらいい。これでもか、これでもかとばかりに衝撃的な映像を繰り返し見せられたら被災者もたまったもんじゃないだろう。
 番組にはいろんな専門家が登場して解説してみせる。中には首を傾げたくなるような方もいる。ある専門家など、地震が起きてかなり早い段階に、「阪神淡路大震災の経験があったから、この程度の死傷者で済んだ・・・」みたいなことを言っていた。聞きながら、まだこの段階で何の根拠があって言うんだろう、と思ったりした。阪神淡路大震災を上回る死傷者が出る可能性だってまだ残っている。
 電力会社というのは、原発事故が起きる度に事実を隠したり、嘘をついたりしてきたから、何の説明を聞いても信用できない。悲しいことだ。安全設計の想定を超えた災害だから、と言われてもなぁ。あきらめなさいということか。しかも、それを管轄する経産省の担当者が記者会見の場で電力会社の説明に疑問を呈するようなことを平然と言う。つい「オイ、オイ!」とツッコミたくなる。
 記者会見で度々登場する政府のスポークスマンである枝野官房長官、正直、今この人が官房長官の職にあってよかったと思う。おそらく不眠不休だと思うが、若いし、話は明快だし、もしあのコワモテのオッサンがまだ官房長官だったらと思うと、天の配剤かなとも思ってしまう。