徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

大地震と新幹線開通

2011-03-14 15:19:10 | 時事
 今回の大地震は日本の歴史上でも未曾有の大災害。まさしく国難であり、国民あげて被災地および被災者の支援に当るべきだ。しかし、僕らにとって現実にできることと言えば、義援金を送るくらいしかない。僕もさっそく些少ながらも送らせていただいた。
 熊本では12日(土)が九州新幹線が開通するという、歴史的な日だったが、祝賀ムードの自粛ということで、記念イベントは軒並み中止となった。これはやむを得ない措置だったことは理解する。しかし一方では、この新幹線開通に事業再生をかけている人たちがいることを忘れてはいけない。それらの人たちにとって記念イベントはブースターの役割をするはずだった。今まで長い歳月と労力を費やして準備してきた多くの人たちの苦労を無にしてはいけない。その意味において、メーンイベントと目されていた「城下町くまもと時代絵巻」が中止ではなく、延期の方向であることは喜ばしいことだ。いったん停止したものを再起動するには相当のエネルギーが必要かもしれない。しかし、「新幹線開業を発射台に」しようとした「新幹線くまもと創り」の戦略から言っても、記念イベントをリスタートさせるくらいの気概がなければ、新しいくまもと創りなどありえない。