徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

勝海舟が、坂本龍馬が、そして明治天皇と西郷隆盛が

2011-03-22 18:00:54 | 熊本
 新町1丁目にある一新幼稚園は、かつて肥後藩の本陣すなわち御客屋があった場所である。歴史的に見てとても由緒ある場所なのに、標識1本立っていないことに、前を通るたびに不思議に思っていた。それがつい先日、久しぶりに車で通りかかったら、いつの間にか観光案内板が立てられていることに気付いた。新幹線開通を前に急いでしつらえたものか。車中からはよく見えなかったので、今日、歩いて行ってじっくりと見た。下記の様な説明書きがあった。以前から園内には明治天皇行幸記念碑があることは知っていたが、やはり表示がなければ誰も気付かないだろう。たかが案内板一枚だが、熊本のホスピタリティー未だしの感は否めない。 

【御客屋・会輔堂跡】
御客屋は江戸時代の肥後藩の迎賓館のことです。ここは幕末の元治元(1864)年、幕府の軍艦奉行であった勝海舟と坂本龍馬が横井小楠の教えを請うため来熊し宿泊するなど、激動の幕末における熊本の偉人達の活躍を語り継ぐための貴重な場所と言えます。その後、明治4(1871)年に、御客屋は、実学党が経営する学校“会輔堂”となり、翌年の明治5(1872)年、明治天皇が西郷隆盛とその弟従道(つぐみち)を従えて熊本行幸の際に行在所(あんざいしょ)として2泊されています。