徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

大河ドラマ化推進運動の目的は?

2012-02-02 19:33:15 | 熊本
 NHK大河ドラマ「平清盛」の映像に対する井戸兵庫県知事の酷評がいまだにくすぶっているようだが、こんな騒動が起きるのは大河ドラマが、ゆかりの地の観光振興にどれだけ影響を及ぼすかということの表れでもある。かくいう僕の地元熊本でも、大河ドラマ化推進運動が二つ、関わりのあるものも含めると三つある。一つ目は「加藤清正」。これは随分前からの運動で、既に賛同者の署名を添えてNHKに働きかけが行なわれたが、熊本では今日でも絶対的な人気を誇る「加藤清正」の大河ドラマ化は熊本県民の悲願でもある。二つ目は「横井小楠」。一昨年の「龍馬伝」にも登場した「横井小楠」は、以前は政治的系譜の関係もあって、熊本ではあまり評価されていなかったが、近年再評価が進み、現在、ドラマ化の署名運動が進められている。そして三つ目は直接熊本で行われているわけではないが「細川ガラシャ」。ガラシャゆかりの京都府下の7市町が「ガラシャプロジェクト」なるものを進めているという。細川ガラシャは立田山の泰勝寺跡に夫の忠興公とともに御廟があり、もしドラマ化が実現すれば熊本も大いに関係があるわけだ。先日、泰勝寺跡で出会ったご婦人もそうだったが、ここを訪れる方のほとんどが細川ガラシャ御廟にお参りするのを目的としているようだ。
 それはさておき大河ドラマ化推進運動の目的は、観光振興の前に地元ゆかりの偉人の顕彰にあることを忘れないようにしなければならないと思う。
※写真は細川ガラシャ御廟