徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

尾野真千子という女優

2012-02-24 16:44:10 | 映画
 朝ドラ「カーネーション」は、いよいよあと1週間でヒロイン糸子役が尾野真千子から夏木マリに交代する。尾野真千子の登場シーンはとっくに撮影が終わっているようだが、ここ数年イチオシの女優として注目してきただけに、今はご苦労さんと労いたい。彼女は基本的には映画女優である。しかし、全国的にその名を知られる女優になったという意味では、この朝ドラのヒロインを演じた意義は大きい。彼女はこれまでも数々の優れた映画に出演してきた。今回のキャリアが、今後彼女が出演するであろう映画にまた一つ価値を付加することは間違いない。さらなる活躍を願うばかりだ。
 というわけで、彼女に関するトリビアをいくつか。
▼朝ドラ「カーネーション」で初めて尾野真千子を知った方も多いと思うが、彼女をもっと知りたい方が押さえておくべき映画およびドラマ(あくまでも僕の個人的意見)
 萌の朱雀(1997)、リアリズムの宿(2003)、殯の森(2007)、ヤーチャイカ(2008)、クライマーズ・ハイ(2008)、火の魚(2009)<TV>、小川の辺(2011)
▼一昨年、文化庁芸術祭大賞など数々の賞を受賞したドラマ「火の魚」を観た大林宣彦監督(尾道三部作などで有名)は、「これはテレビドラマとして制作されてはいるが見事な恋愛映画だ!」と絶賛。
▼「カーネーション」を観ていても彼女にあまり色気を感じないという方が多いが、実は映画では彼女のヌードまたはセミヌードシーンが意外と多いのだ。
 リアリズムの宿、殯の森、ヤーチャイカ、真幸くあらば など。
▼これまでにチョイ役も含め、数多くの映画に出演しているが、中にはこんな意外な作品が。
 世界の中心で、愛をさけぶ(2004)、山のあなた〜徳市の恋〜(2008)

※写真は「火の魚」の撮影時のスナップ。昨年他界された原田芳雄さんをはさんで、左は「カーネーション」でも組んだ脚本の渡辺あやさん。