徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

ワンプレーのこわさ! 女子サッカーを観ながら思ったこと

2012-07-01 16:16:01 | スポーツ一般
 サポーターになっているものの、まだ今年は1回も応援に行ってなかった女子サッカー、益城ルネサンス熊本FCの応援に今日やっと行けた。ホームの益城町総合運動公園グラウンドは強風と小雨が降り続く悪コンディション。今年の九州女子サッカーリーグも後半戦に入り、今日の相手は同じ熊本の熊本ユナイテッドSCフローラ。3-0で勝つには勝ったが、内容はけっしてほめられたものではなかった。危ない場面が何度もあり、決めるべき時には決められず、3点のうち2点は多分にラッキーなゴールだった。そうは言ってもちゃんと勝ちきることができたのは大いに称えなくてはいけない。
 試合を見ながら先日のユーロ2012、イタリア対ドイツのことを思い出していた。圧倒的に有利と言われていたドイツが完敗した。その勝敗の分かれ目となったのはイタリアの先取点の時のドイツのディフェンダー、フンメルスのワンプレーだったと思う。イタリアのカッサーノが持ったボールをムリヤリ取りに行こうとしたばかりに簡単に体を入れ替えられてしまった。このワンプレーが、カッサーノの絶好のセンターリングと超人バロテッリのヘディングシュートにつながってしまった。これはけっしてフンメルスがヘタだったわけでも油断をしたわけでもなく、ゲームの流れの中で偶然発生する「魔の一瞬」のようなものだ。僕がやっていた水球も似たようなボールゲーム。実際、僕も大学の水球リーグ戦で、全く同じような失敗をおかし、チームの敗戦につながった経験がある。だからフンメルスが今どんな気持でいるか痛いほどわかる。結局このワンプレーがその後の試合の展開を変えてしまった。勝敗というのは得てしてこうしたワンプレーで決まってしまうものだ。