tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

鹿とツーショット

2007年02月27日 | 奈良にこだわる
片岡梅林は、国立博物館の裏手・奈良公園「浅茅ヶ原」の東(=浮見堂から北へ登ったところ)にある梅林で、約240本の梅が植えられている。
http://www.kcn.ne.jp/~koi/maruma.htm

日曜日(2/25)に訪れると、梅はまだ7分咲きだったが、観光客がたくさん訪れていた。私が着いたときは、韓国人とおぼしきグループが、たくさんのエサで鹿を集めて遊んでいた。

グループの若い女性たちは、交代で写真を撮っていた。盛り土の上に立って、モデルのようなポーズをとる。写真はそのうちの1人だが、鹿も協力してカメラ目線になっていた。私も割り込ませてもらったが、この後チェ・ジウさながらに、体を斜めにしたりしゃがんだり。

日本の女子高生が、Vサインを出しながらノー天気にカメラ付き携帯に収まる様子とは大違いである。「韓国の女性は、こうして磨かれていくのだな」と納得した。

梅林内には、重要文化財に指定されている円窓亭(まるまどてい)という庵もある。この建物は、経蔵(お経などを納めておく蔵)で、鎌倉時代の建築だそうだ。紅白の梅は、まもなく満開になる。ぜひ、近いうちに訪れていただきたい。
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満腹!かにカニ日帰りエクスプレス

2007年02月25日 | グルメガイド
2/24(土)、噂のJR西日本「かにカニ日帰りエクスプレス」に参加してきた。

これはJRが企画・実施する人気のパッケージツアーで、往復特急指定券と昼食がセットされている。年々コースが増え、今冬は「北陸方面 28コース」「北近畿(城崎・香住)方面 33コース」「丹後・舞鶴・若狭方面 17コース」「山陰方面 13コース」の全91コースから選べる。
http://www.jr-odekake.net/plan/kanikani2006/planlist.html#kitakinki

私たちが参加したのは、北陸方面の「敦賀コース」だ。京都~敦賀(福井県敦賀市)間の往復特急券・乗車券、送迎バス代、カニ食べ放題の昼食と温泉入湯料がすべて込みで10900円という安さだ(平日は千円引き)。会社の仲間が作る「京都食べ歩き会」のメンバー8人で乗り込んだ。敦賀へは、京都から1時間という近さだ。

敦賀駅で降りると送迎バスが待っていて、市営の温泉施設「敦賀きらめき温泉 リラ・ポート」へ。食べ放題の昼食は、豪勢だった。テーブルには付き出し、カニ鍋(1人鍋)、カニグラタン、おろしそばなどがセットされている。バイキング用の大テーブルには、ご覧の茹でズワイガニをはじめ、オードブル、刺身盛り合わせ、甘エビ(殻付きのままかき氷に刺してある)、にぎり寿司、焼鯖寿司、フルーツ などがずらり。

茹でガニは食べにくいので、まずは刺身からチャレンジした。大ぶりの甘エビがとろりとして旨い。身の厚い本場の焼き鯖寿司も、さすがの味だ。ローストビーフや鶏から揚げで少し落ちついたところで、カニに挑戦。「北の家族」のカニよりやや大きくて味も良いが、やはり食べるのに手間がかかる。
※「北の家族」のカニ食べ放題(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/d/20070131
中に上手な人がいて、うまくカニ鋏を使いこなしているが、これはなかなかマネできない。やや太めのカニ脚ばかり茹でたのもあって何本か食べたが、食べやすい分、味はいまイチ(妙に塩辛い)だった。スーパーで売っている輸入ガニのような趣だ。

ドリンクも飲み放題(1600円プラス)にしたので、ビール、日本酒、焼酎を代わる代わる飲み、良い調子になってきた。食べ放題の制限時間は90分だっが、1時間もすると、もう満腹になってきた。カニだけだとこうはいかないが、いろんな食べ物が選べるのが有り難い。

食事の後は、天然温泉だ。室内の大浴場のほか露天風呂までついているので、すっかりリラツクスできる。体の奥までぽかぽか温まった。
※「敦賀きらめき温泉 リラ・ポート」のホームページ
http://www.relaport.com/index.html

帰りには、送迎バスが「小牧かまぼこ」に立ち寄ってお土産を買ったが、全員におまけ(かまぼこ1枚)までついてきて、これも嬉しい。

このツアーは、申し込むとすべてセットされているので、とても便利だ。実は行きの特急は強風のため到着が30分遅れたのだが、バスはちゃんと待っていて、1か所(昆布館)を素通りして昼食場所まで運んでくれた(これで時間通り)。メンバーに1人、カニを食べられない人がいたが、あらかじめレストランに連絡しておくと、ちゃんとステーキのコースが用意されていた。

とにかく便利でおトクなツアーである。来年も、ぜひ参加したい。なお人気コースは発売当日(旅行日の1か月前の応答日)に完売するので、予約にはご注意いただきたい。
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中華そば 青葉 御徒町店

2007年02月22日 | グルメガイド
かつて村上龍が、こんなことを書いていた。1972(昭和47)年、村上は大学に入って上京し、3日目に西荻窪でラーメンを食べたのだ。

《東京のラーメンは東京を象徴していた。一口で言うならば、「ニュートラルな淘汰」とでもいおうか。慢性のうつ状態におかれた都市が、中華食器の中でのびきっていた》

《つまり、「無関心の結果」として、東京のラーメンはあるのだ。作り手と受け手が開都以来続けてきて現在に至っている「無関心」がこのような無惨な食いものを産んだのである》

そして村上は決意する。《「東京の人々はこんなラーメンを食べているのか、よし、俺は、こんなラーメンを黙々と食うような奴には絶対に負けないぞ」東京のラーメンを食べた日、私はそう思った。自信が湧いてきたのだ》(村上龍「東京ラーメンと九州ラーメン」 東海林さだお編『ラーメン大好き!!』新潮文庫 所収)

JR御徒町(おかちまち)駅のガード下に「青葉」御徒町店がある。「W(ダブル)スープ」(豚骨と魚介の2つのダシを使う)という言葉は、96年に中野に開店したこの店が流行らせた。

2/19(月)手早く昼食を済まそうと、駅南口から徒歩1分(御徒町ラーメン横町内)のこの店に飛び込んだ。ほぼ待ち時間なしに席に座れた。写真は特製中華そば(850円)である。

頭にじーんと響く旨さだ。豚骨系と魚介系のダシがよくなじみ、クリーミーなスープに溶け込んでいる。そこに中太の麺がよくからむ。厚切りの柔らかチャーシューも味付卵も、いうことなしだ。スープと混ぜた味付卵を口に運んでいると、かつて食べた麺類の絶品、例えば佐藤養助商店の稲庭うどん、ゆぐちの富士宮焼きそば、初次郎(奈良市)のうどんなどの記憶が、ぐるぐると頭をかけめぐる。
※「青葉」のホームページ
http://aobai.jp/pc/index.html

長蛇の列を並ぶのではない。駅(しかも東京駅から3駅目、秋葉原と上野の間)からわずか1分でこんな旨いラーメンにありつけるのだ。

スープを飲み干しながら「あの時村上龍が、青葉のラーメンを食べていたら」と想像をめぐらせた。「東京の人はこんなに旨いラーメンを食べているのか、よし俺は、こんなラーメンを食ってきた奴でも驚くような小説を書いてやるぞ」などと…。
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奈良のたからもの展

2007年02月21日 | 奈良にこだわる
「代官山iスタジオ」(渋谷区恵比寿西1丁目36番10号)は、05年10月にオープンした奈良県の観光PR拠点である。2/18(日)に訪ねると「奈良のたからもの展」(2/15~2/19)が開かれていた。

写真のとおり、一角には奈良団扇(うちわ)や奈良墨・奈良筆、赤膚焼の陶器、奈良晒のふきん、吉野杉のお櫃(ひつ)などがずらりと並んでいた。色調やライティングも工夫されていて、見ていて楽しい。
http://www.pref.nara.jp/tokyo/i-studio/event.html

奥のカフェスペースでは、1日限定30食の「大和野菜定食」(千円)が提供されていた。宇陀の金ごぼう、大和マナ、結崎ネブカなどの大和野菜を使った料理の数々で、私が訪ねたときは最後の1食をお客さんが食べている最中だった。評判は上々だという。

今回の催しを企画したのは、「CAFE くるみの木」(奈良市法蓮町)の石村由起子さんだ。奈良市内で雑貨ショップやペンションなども経営されていて、2/20には瀟洒な写真集風の著書『奈良のたからもの まほろばの美ガイド』(集英社be文庫)を出版された。すでに奈良市内では、書店の売場やレジ横に、たくさん平積みされている。
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-650125-5&mode=1

この日はご本人が来られていたのでお話をうかがったが、上品でとても感じの良い方である。先週は新聞でも紹介されていた。《大切なのは「自分の美意識を信じてテイストを統一させること」》というくだりには、納得した。
※「心地よい店づくり」(「夕刊マダム」朝日新聞大阪本社版・2/15付)
http://www.asahi.com/kansai/madam/OSK200702150015.html

それにしても、この「代官山iスタジオ」、オープンから1年4か月が経過して、ようやく認知度も高まってきたようだ。訪れた日は、玄関脇で橿原市や桜井市などが観光キャンペーンを行っていて、キャンペーン嬢から「万葉の里かしはら さららの水」(ペットボトル)までいただいた。

屋内ではたからもの展示のほか、県内の食材などの即売会が開かれていて、多くの人を集めていた。私も名物「ぶと饅頭」や野菜ジュース(奈良市・都祁地区)を買い求めた。

「平城遷都1300年」は3年後に迫る。ここを起点に、東京での奈良観光PRにいっそう拍車がかかることを期待している。
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東京マラソン 2007

2007年02月20日 | 小さな旅
上京の機会があったので、2/18(日)、第1回「東京マラソン」(主催:日本陸上競技連盟・東京都)を見物してきた。

りんかい線を国際展示場駅(江東区有明=お台場の周辺)で下り、東京ビッグサイト方面へ少し歩くとどよめきが聞こえ、広い車道にはランナーたちの群れ。マラソンというより「走るパレード」の様相だ。

しかしよく見ると皆、懸命に走っている。応援の人垣に手を振ったり、デジカメや携帯で写真を撮ったり、着ぐるみで走るランナーもいるが、表情は真剣そのもの。何しろ、もうゴールが目の前なのだ。
※大会の公式ホームページ
http://www.tokyo42195.org/traffic.html

写真を撮った時間帯(14:30頃)は雨こそ上がっていたものの、相当寒い。スタート時(9:10)には雨が降り、気温は5℃という悪条件だった。それでも30,870人のランナーはひたすら走り、178万人のギャラリーは熱い声援を送る。ブラスバンドは「勝手にシンドバッド」や「キューティハニー」で景気をつける。

この時点では、ぶっちぎりで優勝したケニア出身のジェンガ(2:09)も有森裕子(2:52)も、鈴木宗男(4:07)も浅草キッド(4:45と5:08)も、体験取材をした産経新聞記者(4:24)もゴールインしていたが、次から次へとランナーが走り込んでくる。

石原知事は《涙が出た。利害、損得を抜いて、いいなあと久々に思った》(2/19付 産経新聞)、日本陸連の沢木強化委員長は《東京マラソンは競技の面とマラソン文化(構築)の意味があった。通常のマラソンでこの(悪)条件だとかなり寒々しい雰囲気になるが、それが全くない。熱気と期待感があった》(2/19付 サンケイスポーツ)とコメントしていたが、全く同感である。

海外はいざ知らず国内のマラソンで、こんなにボランティアやギャラリーが盛り上がった大会は例がないだろう。私も見ていて、思わず走り出したくなった。「10kmコースなら、何とかなりそうかな」、などと。

私は健康のため週1回、自転車こぎと水泳をしているのだが、早速「来週からは、ランニングマシンで走ってみるか」と小さな決意をしたのであった。
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