tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

奈良県文化会館で、梅が咲いた!

2011年02月28日 | 写真
関東地方では、すでに2/25(金)に春一番が吹き、この日は4月下旬並みのぽかぽか陽気だったという。最近は奈良でも穏やかな日和が続いている。







奈良の市街地では、梅が咲き始めた。写真は奈良県庁のすぐ西側にある奈良県文化会館の庭の梅だ(建物の南西に接している)。まだ咲き始め(3分咲き)だが、甘い香りが漂い、もう春の雰囲気になっていた。会館の西にある地検(奈良地方検察庁奈良地方法務合同庁舎)の庭では、馬酔木(アシビ、アセビ)が咲き始めていた。





奈良市菅原町の「菅原の里盆梅展」では、はや梅(盆梅)が見ごろを迎えているという。この分だと、奈良公園の片岡梅林や東大寺境内でも、そろそろ花が拝めることだろう。





万葉集で、梅は萩に次いで多く詠まれる花である。薬師・張氏福子(くすし・ちょうしのふくし)の歌「梅の花 咲きて散りなば桜花(さくらばな) 継ぎて咲くべく なりにてあらずや」(梅の花が咲いて散ったら、すぐに続いて桜が咲きそうになっているではないか。巻5・0829)。



今日は雨が降っているが、梅や馬酔木は雨にも強い。梅の次は、いよいよ桜の出番である。今年の桜は平年より早いそうだ。春の訪れが待ち遠しい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まほろば円舞会(2011)、3/12(土)開催!

2011年02月27日 | 奈良にこだわる
昨年、「なら100年会館」の平土間ステージ(大ホール)で開催され、大好評だった「まほろば円舞会」、今年は3/12(土)、今年はなら100年会館、で開催される。主催者からいただいたパンフレットには《古都奈良に春を告げる 2011まほろば円舞会 笑顔・絆・感動は心の扉を開く!!》《古都奈良には古代から西洋の色々な舞やファッション等の文化が伝来しました。華やかな円舞(社交ダンス)や舞の文化の源流を、コラボレーションで蘇らせました》とある。概要を拾うと

まほろば円舞会(2010)ダイジェスト(1幕)


【場 所】
なら100年会館[大ホール平土間大ステージ]
【日 時】
2011年 3月12日(土)
(9:50から予選を行っていて、券があれば観覧できる)
12:30~13:20 まほろばダンススポーツ競技会 準決勝・決勝戦
13:30~18:30 まほろば円舞会ダンスパーティ
【入場料】
1階指定席観覧券(C券)  :前売券1,000円、当日券1,300円
2・3階自由席観覧券(D券):前売券500円、当日券800円
いずれも、子供・学生・障害者は無料
※各券は、なら100年会館チケット売場で発売中
【本件に関する照会先】
まほろば円舞会実行委員会
上亟 明(うえじょうあきら)さん(℡ 050-8022-3585)



13:30から始まる「まほろば円舞会ダンスパーティ」には、なんと!「曽爾の獅子舞」(県伝統芸能、県無形民俗文化財)が登場するのだとN先輩に教えてもらった。写真は昨年の獅子舞(10.10.10)の様子で、N先輩によるスーパーショットである。このお祭りは、毎年体育の日の前日に行われている。



村のHPによると《曽爾の獅子舞は、天正11年以降の当屋文書の享保3年(1718年)条に、「御神楽獅子舞当年乃五穀成就村安全のため(中略)於神前の舞申し候」とあり、俗説として「大字長野が伊勢で獅子を習ってきて、他に伝えた」という言い伝えがあり、種目名にも習ってきた村のそのままの地名がつけられた「中村の舞」があることなどから、ほぼこの頃より、伊勢の大神楽を導入し、地元の人の手で伝えられたことがあきらかになっています》。



《「神前の舞」「悪魔払」「参神楽」「獅子踊り」「接ぎ獅子」など一連の獅子舞は、三大字(長野・今井・伊賀見)の青年の手で、第二次大戦中といえども絶えることなく、今日まで連綿と継承されてきました。その種類の豊富さと芸能の質の高さが評価され、昭和54年「奈良県無形民俗文化財」に指定されています》。ほかにも、天平衣装をつけた円舞、南中ソーラン、バサラ踊り、琉球舞踊、インド舞踊など、多士済々である。

《子供からお年寄りまで 世代を越えた市民参加の舞の祭典です。現在・過去・未来を見つめ 舞を通じて人の和と輪を世界に広げていきます》という「まほろば円舞会」に、ぜひ足をお運びいただきたい。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まもなく締め切り!第7回古社寺を歩こう会

2011年02月26日 | 古社寺を歩こう会
3/19(土)開催予定の第7回古社寺を歩こう会「記紀・万葉の宇陀路バスツアー」、締め切り日が近づいてまいりました。今のところ、定員40人に対し、約30人の方にお申し込みいただいています。




上記2枚は墨坂神社

2/20(日)、昨年の平城宮跡ガイドツアーでご一緒したTenbouさんに車を出していただき、現地へ下見に行ってきました。Tenbouさん、有り難うございました! この日は墨坂神社、宇太水分(うだみくまり)神社・下社、同・中社、人麻呂公園、かぎろひの丘、阿紀神社、そして宇陀松山と、ほぼすべての訪問地を回ってきました。大宇陀地区では、ボランティアガイドの藤本さんから、本番さながらのご説明をいただきました。ここに御礼申し上げます。


宇太水分神社(下社)


宇太水分神社(中社・トップ写真とも)。ここに下の写真の宗像神社がある


奈良検定テキストには宗像神社の「蟹」の彫刻だけが出ていたが、蟹以外のもある。
玄松子のHPには《懸魚、蟇股等の彫刻は幕末の名工安本亀八の作》とある

昼食はあきのの湯のレストランで、打ち上げ(懇親会)で予定している料理の一部をいただいてきました。なお、当日の昼食は、料理旅館「今阪屋旅館」の薬膳風お弁当をかぎろひの丘まで運んできていただきます(お茶はついていませんので、皆さんお忘れなく)。

宇陀松山では、美味しい洋菓子屋さん(アナンダ)を藤本さんにご紹介いただきました。名物のシュークリームを予約しましたので、全員の方に1個ずつ召し上がっていただきます(代金は参加費用に含まれています)。また「初霞」の久保本家では、お酒の試飲もしていただきます(無料です)。


レストラン「おときや」(あきのの湯)の食事


洋菓子店「大宇陀アナンダ」


久保本家

時間を計ってみたのですが、当初の設定では相当忙しくなりますので、出発を20分早め、7:40近鉄奈良駅出発、7:45JR奈良駅、8:50近鉄榛原駅、と前倒しさせていただきたいと思います(時間の関係上、近鉄橿原神宮駅には立ち寄らないことにいたします、悪しからず)。また、大願寺へもお参りしないことにします。歩く距離は1日トータルで2km程度となります。


人麻呂公園


かぎろひの丘

解散は、道の駅15:30とし、その後、懇親会参加の方はあきのの湯で降ろし、直帰の方は、そのまま近鉄榛原駅へお送りします(懇親会は18:00頃までに終了し、バスで榛原経由、奈良へ向かいます。遅い方が混雑を避けられそうです)。


阿紀神社(以下の2枚とも)。向かって左がガイドの藤本さん。右はTenbouさん





当日は、榛原と大宇陀の2つのボランティア団体からガイドをしていただくとともに、宇太水分神社・中社では、宮司さんに説明していただけることになりました。

当初、締め切り日を2月28日(月)としていましたが、まだ10人ほどの余裕がありますので、3月4日(金)まで延長させていただきます。手頃な料金で、昼食つきガイドつきのディープなバスツアーが楽しめる「記紀・万葉の宇陀路バスツアー」、たくさんのご参加をお待ちしています!

(概要とお申し込み方法)
1.実施日
○2011年3月19日(土)
○朝7時40分に近鉄奈良を出発(途中、JR奈良駅、榛原駅にも立ち寄ります)
8時50分頃に宇陀市入り。午後3時半頃に現地解散予定(近鉄榛原駅までお送りします)
○希望者はその後、地元の温泉で打ち上げ(懇親会)。終了後(午後6時頃)、貸切バスで榛原駅を経由して奈良へ帰ります
○雨天決行、荒天中止(前日までにメールで連絡します)

2.コース(予定)
○午前:墨阪神社→宇太水分神社(下社=榛原区)→宇太水分神社(中社=菟田野区)→人麻呂公園→かぎろひの丘万葉公園(昼食=お弁当を用意します)
○午後:阿紀神社→宇陀松山の町並み散策(西口関門、久保本家など)→一旦解散(直帰の方はバスで榛原駅までお送りします。打ち上げ[懇親会]参加の方は、あきのの湯へ)

3.定員
○40人程度
申し込み締め切りは3月4日とします
○3月13日(土)以降キャンセルの方は、一律1,000円のキャンセル料が必要です

4.参加費用(バス代、昼食代、旅行保険料を含む)
○ツアーのみ参加の人 @4,500円
(近鉄榛原駅から乗車の人は@4,000円)
○打ち上げ(懇親会)参加の人 別途@3,000円
(「あきのの湯」を予定。入湯料、入湯の後の飲食代、追加バス代を含む。タオル等をご持参下さい)

5.ガイド
○現地のボランティアガイドさんおよび宮司さんに案内していただきます

6.申し込み方法
○以下のアドレスにメールを送って下さい。その際、参加希望者全員のご住所、お名前、お電話番号(お持ちの場合は携帯番号も)、打ち上げ参加の有無をお書き添え下さい
○今回のバスは、近鉄奈良駅、JR奈良駅、近鉄榛原駅に停車します。どちらの乗り場から乗られるか、あわせてお書き添え下さい

narawalk@goo.jp

○打ち上げ参加の有無は、必ずお書き下さい(お書き忘れが多いです)
○パソコンのメルアドからお送り下さい。万一携帯メールから送られる場合は、必ずパソコンからのメール受信ができる設定に変更しておいて下さい
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奈良市総合計画を考える緊急市民集会、2/27開催!(Topic)

2011年02月25日 | お知らせ
奈良県の都市計画―近代都市計画と都市計画区域マスタープラン
奈良県都市計画研究会
清文社

昨夜(2/24)、会社の帰りに所用で近鉄学園前駅北口に立ち寄ると、この寒空の下、横断歩道のところで黄色いチラシを配っておられた。何しろ真っ暗だったのでそこでは読めなかったが、明るいところに出て読むと、それは「奈良市総合計画を考える緊急市民集会」を呼び掛けるチラシだった。制作されたのは「奈良市まちづくり市民会議元委員有志の会」だ。

「奈良市総合計画」案は、市の臨時議会で否決された。msn産経ニュース(2/8付)《第4次計画案を否決》によると《奈良市の臨時議会は7日、昨年12月議会でミスがあったとして市側が取り下げ、その後修正して再提案していた第4次総合計画案について、市役所の出先機関となる連絡所の統廃合が含まれていることなどに議員から反論が相次ぎ、賛成少数で否決した。仲川げん市長は「想定外。今のところ方策がない」と述べた。連絡所をめぐっては、計画案に連絡所など地域コミュニティ活動拠点施設の見直しが含まれていた。昨年12月には市内の自治連合会から連絡所の存続を求める請願書や要望書が市長、議長あてに提出され、仲川市長は今月6日付の自身のブログで「連絡所廃止計画は一旦ゼロベースに戻す」と白紙撤回を表明した》。

《この日の臨時議会では、「連絡所見直しを認めるわけにはいかない」「ブログで市長方針を公表したのは議会軽視」などと反対意見が続出。起立採決直前に市議5人が退席し、賛成15人の賛成少数で否決された。同計画は市が昨年9月議会で上程したが、昨年12月議会で市議会総合計画検討特別委員会から433カ所の修正を指摘され取り下げた。市側は1月に臨時議会を招集し修正案を再提出。今月4日の同委は修正案を賛成多数で可決していた》。

記事に出てきた市長のブログ記事は、「連絡所と地域コミュニティ」である。2/7の否決を受けて、市長は「総計否決の件」というブログ記事も公表している。また2/7の議会の様子は、天野秀治議員(元総合計画検討特別委員会委員長)のブログ「議員活動日記」に詳しい。

チラシにあった「緊急市民集会」は、この否決を受けて開かれるものである。毎日jp(2/21付)によると《奈良市:総合計画否決 27日市民集会、39市議に質問書》《奈良市の第4次総合計画案(11~20年度)が市議会で否決されたことを受け、計画の原案作成にかかわった「元市まちづくり市民会議委員有志の会」が27日午前10時から、奈良市登大路町の奈良商工会議所中ホールで「市総合計画を考える緊急市民集会」を開く。全市議39人に賛否の理由などを問う質問書を出しており、回答と集会への出席を求めている》。

《新川達郎・同志社大大学院教授の講演、天野秀治・元市議会総合計画検討特別委員長の経過報告、市議とのパネルトークを予定。質問書の結果報告や質疑応答もある。呼び掛け人代表、井上雅由さん(56)は「否決は大変驚いた。議員から直接理由を聞き、総合計画を皆で考えたい」と話している。無料。問い合わせは井上さん(090・8882・7361、午後7~10時)》。

遅まきながら「奈良市まちづくり市民会議」の委員名簿を見ると、知人が9人もいた。皆さん人格・識見に秀でた人ばかりなので、良い計画案を作られたに違いない。その1人の山本さんは「ヒューマンヘリテージのブログ」に詳しくことの経緯を書かれ、《みなさん、奈良市政に興味をもってください。はっきり言って、めちゃくちゃなことになっています》《今こそ、奈良市民は市政に興味をもち、立ち上がらなければならないのだと思います。皆さんのご理解、ご協力、どうぞよろしくお願いいたします。まずは2/27(日)に緊急集会に参加することからはじめましょう》と訴えかけている。

あいにくこの日、私は先約があるので出席できないが、「市政運営の根幹となるまちづくりの目標を明らかにし、これを達成するための基本方針を示す」(奈良市のHP)総合計画について、緊急市民集会で議論が深められることを期待する。

(2/28追記)
緊急市民集会の様子は、天野秀治氏がご自身のブログ「議員活動日記」に書かれているほか、毎日新聞奈良版(2/28付)にも紹介されている。《全市議39人に出席を求めたが、民主や共産、無所属の市議8人のみが参加し、賛否の理由などを説明した》。

《市総合計画案に反対した共産の井上昌弘議員は「3次総合計画の検証が必要で、暮らしを守る計画になっていない」などと説明。賛成した民主の藤本孝幸議員は「内容も修正し、議会としての考え方や責任を示した」と述べた。この他の議員もそれぞれ賛否の理由を説明した。集会には約150人が参加。奈良市の会社員男性(55)は「議員全体の意見が聞けないことは残念だが、出席した議員には説明責任を果たそうとする姿勢がみえた」と評価した》。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHKの奈良番組(Topic)

2011年02月24日 | お知らせ
平城京一三〇〇年「全検証」―奈良の都を木簡からよみ解く
渡辺 晃宏
柏書房

明日(2/26)、NHKで奈良に関連する番組が放送される。奈良ファン必見である。

1.かんさい特集「奈良まほろば散歩2」のアンコールが、総合テレビ午前10時05分から。東大寺に、ちょっと異質なスタンド・バイ・ミーのBGMをのせて始まり、奈良の名所各所を案内するゆったりした43分の紀行番組である。

2.昼0時40分は「やまとの国宝」、今回は寺社ではなく奈良国立博物館の薬師如来坐像。旧館をリニューアルした「なら仏像館」の魅力とあわせて紹介される。

3.午後4時40分は、NHKスペシャル「“邪馬台国”を掘る」の待望のアンコール放送。桃の種と邪馬台国の関係とは…。49分間の発掘ドキュメントを保存版としてぜひ録画していただきたい。

※詳しくはNHK奈良放送局のHPへ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする