tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

勝間 和代の『効率が10倍アップする 新・知的生産術』『起きていることはすべて正しい』

2009年07月31日 | ブック・レビュー
勝間和代ブームが続いている。この7/24にも日垣隆著『勝間和代現象を読み解く』(大和書房刊)という本が出た。版元の「概要」には《出す本すべてがベストセラー〈勝間和代〉はなぜ若者から支持されるのか?背景にあるビジネス書ブーム、女性問題を手がかりに読み解く》とある。

勝間和代現象を読み解く
日垣 隆
大和書房

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NHK教育テレビの「知るを楽しむ」(毎週木曜日 夜10:25~10:50)では、8月6、13、20、27日の4回にわたり、彼女の「仕事学のすすめ・課題克服仕事論」(藤巻幸夫さんによるインタビュー)が放送されるという。
※勝間和代さんの公式ブログ
http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/

私も以前、ここで勝間さんの言葉を紹介し、彼女のブログにもトラックバックを送らせていただいたが、そこから当ブログ記事に多くのアクセスを頂戴した。
※Giveの5乗でいこう(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/2d4590a3daad05d697369630a713c726

先日、奈良県経営者協会の会報誌「鹿鳴通信」(09年6月号)の「Bookレビュー」欄で勝間さんの『効率が10倍アップする 新・知的生産術』と『起きていることはすべて正しい』(いずれもダイヤモンド社刊)を紹介させていただいた。同協会の承諾をいただいたので、以下にその内容を掲載させていただくことにしたい。

… … … …

今をときめく経済評論家・勝間和代氏の著作は、最近まで読んだことがなかったが、テレビ朝日の「サンデープロジェクト」(4月26日放送)で、彼女の話を初めて聞いた。とても具体的で分かりやすい脳活性化術を披露されていた。そんな彼女の書いた知的生産術と自己啓発の本が冒頭の2冊だ。

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
勝間 和代
ダイヤモンド社

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『効率が10倍アップする新・知的生産術』
には《情報のインプットおよびアウトプットの方法を飛躍的に上げる技術を提供します》とある。早くも第1章にドキッとする文章が出てくる。資本主義とは《情報を持っていない人から、情報を持っている人へ、お金が移動する仕組み》であり、これを彼女は「情報主義」と呼ぶ。現代は情報洪水といわれる割には、大切な情報は入ってこない。

大切な情報をインプットする技術の一例として彼女は《マスメデイア情報を減らし、実体験、他者体験、良書を3大情報源とする》ことを薦める。つまりテレビや雑誌は極力見ず、自分や他人の実体験や良書から学べというのである。ここで出てくる情報の「空、雨、傘」のたとえが面白い。空(空模様)とは、空を見上げたときの事実。雨(雨が降りそうだ)は、空を見たときの解釈。傘(傘を持って行こう)は、その解釈に伴う行動。マスメディア情報は得てしてこれがごっちゃになり、私たちは騙(だま)されることがあるので要注意だという。

このほか同書には、《成果が10倍になるアウトプットの技術》《知的生産を根底から支える生活習慣の技術》《自分の力が10倍アップする人脈作りの技術》などが紹介されている。

起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術
勝間 和代
ダイヤモンド社

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『起きていることはすべて正しい』
には《運を戦略的につかむ勝間式4つの技術》が盛り込まれている。それは「1.広げる…ポジティブ思考で潜在意識を活用する」「2.絞り込む…99%を捨て1%の本質をつかむ」「3.殖やす…パーソナル資産(=自分の時間、技術、テクニック、経験、考え方、友人など)を使いこなす」「4.調和する…わがままを通して成功する」の4つだ。なおタイトルの『起きていることはすべて正しい』とは《起きていることはすべて、自分に対するメッセージ、あるいは何らかのチャンスとして受け止めよう。そして、そのメッセージを分析し、そこに対して自分の持っているパーソナル資産を正しく割り当て、使いきり、最大の成果になるように行動を続けよう》という意味なのだそうだ。

勝間本には、随所に「勝間語」(彼女が好んで使う用語)が出てきて面食らうときがある。例えば「Give(ギブ)5乗の法則」(情報を包み隠さず、他人に与えまくる姿勢でいると、自分のところに有益な状態で返ってくる)、「セレンディピティ」(偶然の出来事の中でチャンスを発見する能力)、「メンタル筋力」(精神面での体格・体力。これを支えるのが上記4つの技術)など。

勝間本には、効率よく稼ぎ、仕事以外の時間も充実させ、より豊かな人生を送るための具体例が示される。この点が若者を中心にファンが増える勘所なのだろう。そんな人生観がお嫌いでなければ、ご一読をお薦めする。
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蕎麦処 和(そばどころ かず)

2009年07月30日 | グルメガイド
以前から行きたいと思っていたが、どうも場所がよく分からなかった。先日、たまたま近くを通ることがあって、やっと探し当てた。何のことはない、沢井病院のすぐ近くで、病院の前から東に延びる道路沿いにあるのだ(奈良市北市中町51-4)。
http://www.narakko.com/gourmet/Y20057.html

読売奈良ライフの『奈良 麺通88選』には《客の笑顔見たさに打つ、石臼挽き・九一細打ちのみずみずしいそば》《5年前の開店以来、皆勤賞ものの常連さんもいるというほどで、奈良のそば文化を広めている店の1つだ》とある。

そばは3種類で《しっとりしたのど越しと優しい風味の常陸秋そば、コシの強さ・のど越しのさわやかさが抜群な三日月町(兵庫県)そば、そして、幌加内産の新品種・幌みのりを使った甘み・香り・風味をしっかり味わえる田舎そばだ》。私は「田舎そば」のざるそば(700円)をいただいたが、そばの風味が濃くてコシのある、とても美味しいそばだった。

特筆すべきはその「量」だ。以前、当ブログでも紹介したことがあるが、美味しいそばに限って量が少なくて不満が残る。そばはもともと間食(おやつ)だから、量の少ないのが普通だそうだが、現代人が食事どきに食べるものとしては、少なすぎるのだ。その点、ここのそばは「大盛」といっていいほどのボリュームがある。
※そばの適量(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/9ea7a402f30914b068433558aa486c4d



しかし、このお店にも「大盛」があり、店主の岡本邦雄さんにお聞きすると「大盛は、2人前あります。だからそばは2種類選んでいただけます」とのこと、これはいちど試してみなければ。そばのメニューは、他にも天ざる(1300円)、ぶっかけそば(おろし800円、辛味大根900円、山かけ900円、天おろし1100円)などがある。

私は、量がこんなに多いとは知らなかったので「ミニ天丼」300円を注文していたが、これもイケる。ツユが別になっていて、好みでかけられるのも嬉しい。最近はこういうツユ(タレ)がやたら多くて醤油辛い丼物が多いので、これは有り難い。
※鰻丼とタレの問題(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/a1ad2ff2a880f97a34be6398807a05d3



夜のコースも好評だ。《夜のコースは採算度外視だ。前菜から、煮物、造り、椀物、デザートの間に2種のそばを盛り込んだ料理の数々は、舌の肥えた客にも評判がいい。奥様の趣味だというジャズが流れる居心地のいい空間で、特製そばの実焼酎とともにグルメな時間を》。ぜひ、いちどお試しいただきたい。

※ 0742-26-8000 11:30~14:30、18:00~21:00(夜は2組限定。2日前までに要予約) 火・木と日曜夜は休み 大テーブルに計16人座れる
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かしき屋 福茂千 (ふくもち)真弓店

2009年07月28日 | グルメガイド
昨夜(7/27)、韓国の鍋料理を堪能した。「かしき屋 福茂千 真弓店」(生駒市 真弓南1-10-4)というお店である。

Yahoo!グルメには《韓国料理をより身近に感じられるよう、創作アレンジされたこだわりの味! 福の暖簾がお店の目印 外観は一見、普通の和食レストラン。しかし、一番の売りは、「タッカルビ鍋」と「サムギョッサル」の本格韓国料理。本場、韓国のコチジャンと日本の味噌をブレンドし、日本の方にも愛され又韓国の方にも納得される味付を完成させた》。
http://gourmet.yahoo.co.jp/0005310701/





《ベーシックな家庭料理が中心となっており、おすすめメニューも豊富。家庭的な雰囲気のなか、心温まる韓国の家庭料理を堪能できるお店です。タッカルビ鍋「福」セット2900円「茂千」セット2400円が人気》とある。

なお「タッカルビ」とは、鶏のカルビ(バラ肉)、「サムギョッサル」とは豚の三枚肉の焼肉のことだ。この日は10人のグループだったので、タッカルビ鍋のセット5人前とチゲ(鍋)のセットを5人前注文した。


チゲ(鍋)


タッカルビ鍋の具

トップ写真がタッカルビ鍋で、すき焼きのようにあまり水を入れず、野菜の水分で炊く。チゲは昆布と鰹ダシの利いたツユで煮る。どちらも甲乙つけがたい、美味しい鍋料理である。辛さはほどほどで、途中からキムチをタッカルビ鍋に入れたが、これも美味しかった。


サーモンの刺身には、韓国風のタレをつけていただく



セットにはご覧のようにたくさんのサイドメニューがつく。いずれも野菜がたっぷりで、さっぱりした味が鍋とよくマッチする。分厚いチヂミをいただいたあと、さらに韓国風の麺が出てきて、鍋で煮込んだ。もう満腹だ。だから二次会はパスし、家で胃腸を休めることにした。何しろ、まだ月曜日なのだ。


もっちりして美味しいチヂミ(韓国風お好み焼き)



お店の周囲は閑静な高級住宅地で、「奈良グルメ図鑑」には《最近は韓国料理を出す店も増えてきたが、初めこの店ができたときには土地柄から大丈夫かと思った》とあるほどだ。しかし今では、お洒落な韓国料理店として、すっかり街にとけ込んでいる。
http://www.eonet.ne.jp/~nara-gourmet/1framepage1.htm


デザートのわらび餅

お店の近くには、やや高級感のある「癒羅里(ゆるり)福茂千 真弓店」、西大寺には居酒屋風(カウンターのみ)の「 かしき屋 福茂千 西大寺店」があるので、食べ比べてみるのも面白いだろう。
http://www.fukumochi.co.jp/

「かしき屋 福茂千 真弓店」は、近鉄けいはんな線学研北生駒駅から徒歩10分。私は近鉄学園前駅からバスで向かった。「学研北生駒駅」行き(125または126系統)で「真弓4丁目」バス停のまん前だが、間違えて同じ系統の「松陽台2丁目」止まりのバスに乗り、そこからバス停2つ分ほど歩く羽目になったので、皆さんも、ぜひご注意いただきたい。
コメント (2)
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盛会裡に終了!「第15回 けいはんな市民雑学大学」

2009年07月26日 | 奈良にこだわる
おかげさまで昨日(7/25)、「奈良にうまいものあり」をテーマとした「第15回 けいはんな市民雑学大学」(講師=私)が盛会裡に終了した。会場の奈良マーチャントシードセンターには、45人もの方にお越しいただいた。


司会・進行役の藤田忍さん(大阪市立大学大学院教授)

前回(第14回)の上田賀代子さんのピアノコンサート(約330人)を例外として、通常は20~30人程度の出席者だとお聞きしていたので、今回、こんなにたくさんの人に来ていただき、感謝・感激である。


挨拶される「けいはんな市民雑学大学」学長の西村一朗さん
(平安女学院大学教授・奈良女子大学名誉教授)

参加者の顔ぶれは、雑学大学の常連さんや「SNSけいはんな」のフレンド(メンバー)のほか、当ブログの読者や「古社寺を歩こう会」の参加者、7/5のテレビ番組『発見!人間力』で興味を持たれた方、会社の先輩・同僚など、いろんなところから、いろんな年齢層の方に来ていただいた。



私はいつものようにPowerPointを使い、レジメに沿って話を進めた。内容をざっと紹介すると

1.「奈良のうまいもの」発掘
 県農林部の「奈良のうまいもの」づくりのこと、大和野菜・奈良発祥の食べ物の話など。

2.情報発信が不足
 奈良には美味しい食材や美味しい料理が多いのに、あまり知られていない。「京野菜」をインターネットで検索すると約73万件のヒットがあるが、そのルーツである「大和野菜」はわずか7千件しかヒットしない(百分の一)。大和肉鶏(やまとにくどり)、大和牛(やまとうし)、ヤマトポーク、やまとなでしこ卵(らん)なども、もっと知られて良い。



3.奈良で美味しいものをたべるために
 奈良は人口当たりの飲食店の数が少ないので、あらかじめ調べてから食べに行ってほしい(美味しい店に限って分かりにくい場所にある)。口コミや個人ブログの記事が参考になる。



4.グルメスポット紹介
 奈良で最良のグルメサイトは『奈良グルメ図鑑』。あと当ブログの「グルメガイド」に分類した記事も参考に。刊行物では『美味しい奈良』(壱・弐)、『奈良麺通 88選』(いずれも読売奈良ライフ刊)が信頼できる。
※奈良グルメ図鑑
http://www.eonet.ne.jp/~nara-gourmet/



参加者が飽きないように、話の途中で12分間、『発見!人間力』の前半部分を上映し、質問の時間もたっぷり取った(講演14:00~15:20 質問15:20~15:40)。たいていの質問にはすらすらと答えられたが「家族で行く美味しい寿司屋と焼肉屋を教えてほしい」との質問には「あまりこの手の店には行きませんので…」と自信のない答しかできなかった。あとで、富雄の「鮨田(すしでん)」を教えてあげれば良かったと後悔した。気軽に入れて、とても美味しいお寿司屋さんである。焼肉は「牛角」のようなチェーン店のほかは「璃衛」(0742-34-0974)あたりだろうか。



「美味しいお魚の店は」との質問には「蛙のへそ」と、とてもリーズナブルな店として「山口水産」を紹介したが、あとで杉ヶ町の「はらぺ子」(0742-26-8131)と新大宮の「千日前 三九(さんきゅう)」(0742-35-7559)のことを思い出した。

※講演の模様を報じる奈良テレビニュース(けいはんな市民雑学大学)





講演会のあと、希望者(約40人)と一緒にならまちを歩いた。奈良町情報館・酒楽(しゃらく)・旬彩ひより→元興寺(極楽坊)→古本 酒仙堂→ならまち知路留(ちろる)→御霊神社→元興寺塔跡・「鹿男あをによし」のロケ地→吉田蚊帳→菊岡漢方薬→吟松ならまち店・奈良町資料館→庚申堂・暖暖(のんのん)・豆腐庵こんどう→カフェ由庵(ゆうあん)→みよし→つる由(よし)→江戸川ならまち店、とならまちの見どころと美味しい店の前を約40分で回った。先週下見をしておいたので、時間は予定通りだった。


上記8点の写真はN先輩の撮影、有り難うございました

16:30からは、江戸川ならまち店で希望者(33名)による懇親会。無理を言って飲み放題付き3千円というお値段で、大和野菜の前菜、大和肉鶏の照焼きやエビと野菜の天ぷら、だし茶漬け、葛餅などをいただいた。懇親会の席では、全員に自己紹介をお願いした。ドイツからたまたま里帰りされた方がおられ、ドイツ留学経験のある上田さんと話が弾んでいた。





懇親会には「春鹿」の今西清兵衛商店さんから、日本酒(一升瓶2本)の差し入れをいただいた。「春鹿 新純米酒」といって、奈良市内の篤農家(巽さん、武村さん)が低農薬で特別栽培されたヒノヒカリを100%使用し、米麹4段仕込み製法(通常は3段仕込み)で作られたお酒だそうだ。



冷酒でいただいたが、吟醸香があり、とても美味しいお酒だ。「清酒発祥の地は奈良」という話をしたばかりだったので、良いタイミングだった。早速、西村学長が「春鹿は“春しか”飲めない酒ではありません。夏は懐(なつ)かしく飲めます。秋の夜長を飽き(あき)ずに飲めます。冬にこたつで飲んでいると富裕(ふゆう)な気分になりますよ」と、新作の長いネタを披露されていた。

なお春鹿といえば「奈良の八重桜」だ。ナラノヤエザクラ(奈良県の花)から分離した酵母で造られた清酒である。甘くフルーティで、カクテルのベースなどにしていただく。当日はこのお酒のことを説明する時間がなかったので、以下にブログ記事を添付しておく。ご存じでない方は、ぜひお読みいただきたい
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/bff55664e9bb2b70e2f8c06b46c4e58e


大和肉鶏の照焼き(しまった!撮影前に2切れほど食べてしまった)





18:30に懇親会がお開きになり、帰ろうとすると、幹事さんたちに二次会に誘われた。良い店を教えてほしいとのことだったので、江戸川から歩いて3分の「旬彩 ひより」にお連れした。運よく個室が空いていた。



ここで、ワタリガニのから揚げや自家製ポテトチップス、名物の蒸野菜などをいただいた。もう満腹だ。そのうち藤田さんが「奈良に泊まってもらおうと思ったら、夜の魅力を作らないといけませんね」と言い出した。私は「奈良に、そういうものは必要ありません。奈良は静かな夜が一番です。その分、朝早く起きて奈良公園を散歩していただきたいのです」と申し上げた。





これは私が思いつきで申し上げたのではない。以前行われた(財)南都経済センターのアンケート調査でも、奈良の「夜の楽しみ」を求める声は、驚くほど少数だったのだ。

ちょうど散会の時間だったので、私は「では、これから『静かな奈良の夜』を案内しましょう」と申し上げ、皆を連れてお店を出た。店の前を通る道は「上つ道(かみつみち)」といって、奈良から飛鳥を経て伊勢に通じる古代の道なのだ(上つ道、中つ道、下つ道という3本の「古代計画直線道路」があった)。


朝の奈良公園(06.6.27撮影)

魚佐旅館の前の率川(いさがわ)には石仏を載せた石の船があり、猿沢池からはライトアップされた興福寺五重塔が見渡せる。「どうですか」と言ってベンチを見ると、五重塔が見える一番良い場所に、西村氏がすでに座って池と塔を眺めていた。これは1本取られた。

それにしても、楽しい会だった。とりわけ、急ぎ足で回ったのに「ならまちって、本当に良いところですね」「ぜひ、また来ます」と何人もの方からおっしゃっていただいたのは、とても有り難かった。

次回の雑学大学は、8/29(土)、鳥村豊氏((株)イオンリテール高の原SCモールマネージャ)の「商業を通じて地域社会に奉仕する」なので、ぜひお楽しみに。

※トップ写真は、私の話の中に出てきたそば屋さん「吟松ならまち店」の天丼セット1200円(08.6.11撮影)。ちょうど奈良町資料館(=元興寺本堂跡地)の向かいにあり、観光のついでに立ち寄れる。そばも良いが、天丼が美味しい。
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/5f6ed050888e8a0508c6ae0cc76e2214
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cafe Flaska(カフェ フラスカ)のグリーンカレー

2009年07月25日 | 奈良のカレー
久々に「奈良のカレー」シリーズである。早くに当ブログ常連コメンテーターの蔵武Sさんから、ならまちに美味しいカレーの店があると教えていただいていた。雑貨屋さんに併設されたカフェだ。

HPを探すと《ならまち(奈良町)にある雑貨、アンティーク、ステーショナリーのお店DEAR DEER(ディアディア)》《奈良市旧市街の観光スポット奈良町(ならまち)からも近く、ぷらっとお散歩観光にもいいところ。五重の塔の興福寺、猿沢池、国立博物館や東大寺や春日大社も近く》。この「ZAKKA DEAR DEER」は、高畑からならまちに引っ越して来られたのだそうだ。
※FLASKA-ONLINE(フラスカオンライン)
http://www.flaska-online.com/index.html

《SWEDENスウェーデン、FINLANDフィンランド、DENMARKデンマーク、NORWAYノルウェーなどの北欧雑貨北欧をはじめヨーロッパや和のもの、いろんな雑貨も扱っています。FLASKA-onlineで扱うビンテージ北欧雑貨商品も店頭でご覧頂けますので、お近くにお越しの際はぜひともお立ち寄りください。また、FLASKA-ONLINEにUPしていない、北欧ビンテージ陶器もその他多数ございます》。



《同店舗内には cafe Flaska カフェ フラスカ も営業。エスプレッソ、カプチーノ等のドリンクも充実、お散歩途中のほっと一息のカフェタイムに、ランチタイムにはフィリングに凝ったサンドイッチやカフェ飯を。スイーツSWEETSも充実、夜からは夜カフェ仕様で遅い時間のカフェを楽しんでいただけます。またbarバー使いにも、フード、タパスもあるので、バールやバルのようにちょっとワイン飲みにも、またみんなでわいわいダイニングにもお使いいただけます。営業時間11:30~23:00(日曜のみ~20:00 月曜日定休)奈良県奈良市東寺林町7番地 サンフェアリー1F T&F 0742-93-76701》。

別のHPに「cafe Flaska」のメニューがやや詳しく出ていて《カプチーノを始め各種ドリンクも豊富、スイーツも。ロコモコ、タコライス、キーマカレー、グリーンカレーなどなどカフェ飯や、フィリングに凝ったサンドイッチもバリエーション各種》とある。
※DEAR DEERのホームページ
http://www5.kcn.ne.jp/~deer/

ざっと紹介したが、この「ZAKKA DEAR DEER」にしても「cafe Flaska」にしても、ネットではとても見つけにくい。よく似た名前が全国にあるし、移転前の地図が出ていたり、お店のHPを見てもイメージがつかみづらいのだ。何とかお店にたどり着いてみると、わりと分かりやすい場所にあった。ホテルサンルート奈良からまっすぐ西に向かう道沿いで、ならまちセンターの裏(南西)側だ。ビル1階の小さなお店である。

メニューを見ると、カフェ飯のなかに2種類のカレーがある。これを順にいただいてきた。まずはトップ写真の「野菜いっぱいのグリーンカレー」700円。どういう風に調理しているのか分からないが、とても美味しい。具の野菜には甘みがあってジーンとくるし、カレーの中にも野菜の旨みが封じ込められている。こんな味は初体験である。メニューには「かなり辛いです。スパイシーなあなたに」とあるが、普通の辛口である。



「野菜いっぱいのキーマカレー」700円も良い。メニューには「ちょっと辛いです。ひき肉と野菜たっぷり」とあるが、むしろ甘口で、あまりカレーらしくはない。ミンチ肉の旨みがカレーに溶け込んでいる。

メニューには「Flaska特製 グルメサンドイッチ」も載っている(すべて750円)。BLTC(ベーコン、レタス、トマト、チーズ)+半熟たまご、サーモン+クリームチーズ、ローストビーフ+チェダーチーズ、アボカド+シュリンプ、生ハム+モッツァレラの5種類だが、これも期待できそうだ。

いつ行ってもお客は若い女性ばかりなのでやや気が引けるが、あまり気にしないで、食後、店内の雑貨を冷やかしてみるのも楽しいものだ。

なおグリーンカレーもキーマカレーも女性向けらしく、量はは少なめなのでご注意いただきたい(お店の方と相談されると、何か対応策があるかも知れない)。風変わりで美味しいカレー、いちどお試しを。

※田川のカレー(奈良のカレーシリーズ・当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/b5d2cd0f2869b2c6d228b349d1e05b50
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