tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

なっちゃん と てっちゃんがラジオに登場!「MID NARA SEEKERS」(田原本町・FMまほろば)

2024年04月30日 | 奈良にこだわる
このトシになって、女子高生とラジオで共演するとは、思ってもみませんでした。4月29日(月)~5/12(日)の水曜日を除く毎日、パーソナリティのなっちゃん(高校1年生)と私が、FMまほろば(79.5MHz)の10分間番組に出演します。月、火、木、金は15時20分から、土、日は12時15分から。

内容は週替わりで2本(月曜日に本放送、他の曜日は再放送)。いずれも「地元の歴史の学び方」のような話です。4/28(日)に近鉄田原本駅前で開催された「やどかり市」の日に買った「田原本ふるさとかるた」などをもとに、唐古・鍵遺跡などの史跡や地元の社寺の話をします。2本の番組は、すでに4/28に収録を終えています。



なっちゃんは小学生の頃には、よくご家族で、「田原本ふるさとかるた」をしたそうです。「古都奈良がぐるっと見えるよ ながめの丘」という札で知った「ながめの丘」(しきのみちはせがわ展望公園②)も、訪ねたそうです。



史跡や観光資源に恵まれた田原本町は、ネタに困らないのがありがたいです。全国の皆さん、ぜひインターネットの「サイマルラジオ」で、お聞きください!
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田中利典師の「蔵王供正行/第33日 天の命じるままに生きる」

2024年04月29日 | 田中利典師曰く
今日の「田中利典師曰く」は、〈蔵王供正行33日目 「天命」〉(師のブログ 2015.6.2 付)。この日のご参拝者は4名と、賑やかな護摩だった。
※トップ写真は、吉野山の桜(2024.4.5撮影)

これまで大きな仕事をこなされた利典師は〈これからどこに行こうとするのか、それさえも見えぬまま、お行に入ったが、全て天命だとすれば、逆らわず、あるがままに任せるしかない〉と述懐する。では、全文を以下に紹介する。

「天命」
蔵王供正行33日目(6月2日)。晴れ。今日の一日。
5時に起床。
5時40分、第65座目蔵王権現供養法修法 於脳天堂
7時、本堂法楽・法華懺法         於本堂
9時、第66座目蔵王権現供養法修法    於脳天堂
10時10分、本堂法楽・例時作法     於本堂
12時半、水行              於風呂場
13時、法楽護摩供修法          於脳天堂
14時、本堂法楽・法華経読誦       於本堂
    
参拝者は4名。私の宗務総長としての最後の講演会となった奈良県立図書情報館のMさんがご友人と来山。講演会企画で、あの「利典さんと吉野」著作写真パネル展を開催してくれた方である。弟子の岩岸くん兄弟も随喜してくれて、賑やかな護摩となった。

****************

「天命」
5月1日から、ひたすら蔵王権現様を拝んでいる。そして33日を過ぎて、いまここで、こうして蔵王権現さまを拝むひとときを過ごしていることが、ようやく、偶然でも何でもない、定められていた、天命によるものだと思うようになった。

いや、今までの自分の軌跡を振り返っても、天命の命ずるままに、生きた来たようにも思える。とうてい私の力ではなしようのない大きな仕事に関わり続けさせていただいてきたのも、すべて、天命だったのではと思えてならない。だからこそ、今、自坊で参籠修行のときを過ごしているのも、自分の計らい事ではなく、天命のままにあるのだと思えるのだ。

これからどこに行こうとするのか、それさえも見えぬまま、お行に入ったが、全て天命だとすれば、逆らわず、あるがままに任せるしかない。そうせよ、といわれているのかも知れない。残念ながら、権現様も行者さまも声に出して言ってはいただけないので、ほんとのところはわからないまま、ただ、ひたすらに今を行じるのみである。
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「袖丈が長すぎる」問題が解消!

2024年04月28日 | 日々是雑感
会社を完全リタイヤして2年半が経った。リタイヤ後、さすがにスーツ(背広上下)を仕立てることはなくなったが、改まった席に呼ばれることがあるので、背広型の替上着(ジャケット、ブレザー)は、年に2着ほど購入している。そこでいつも悩まされるのが、上着の「袖丈」だ。

肩幅や着丈がピッタリでも(たいていL~LLサイズ)、袖丈は常に長すぎるのである。かつては、4cmほど詰めたこともある。私の腕は結構長い方だが、それでもこんなに詰めるということは、モトがよほど長いのである。最近の若者は手足が長いが、到底若者が着そうにない中高年向けの上着でも、袖丈が長い。これを詰めるのには、たいてい@4,000円ほどの追加費用がかかるし、1週間ほど後に、もう一度足を運んで取りに来ないといけない。

先日(4/24)外出したついでに、ショッピングセンターで替上着を探した。すると、トップ画像のようなタグがついていた。「袖ピタ 従来品よりも袖丈が短くジャストサイズ」。もしや、と思い試着すると、おお、これはまさにジャストサイズ! 嬉しくなって、すぐさま購入した。レジの女性にも、「おかげさまで、袖丈を直す費用と時間が助かりました」と伝えておいた。

おそらく「袖丈が長い」という苦情が、メーカーに届いたのだろう。小さなことだが、これで少しストレスが解消できた。今夏は、この上着が大活躍することになるだろう。
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田中利典師の「蔵王供正行/第32日 蛍に季節の移ろいを感じる」

2024年04月27日 | 田中利典師曰く
今日の「田中利典師曰く」は、〈蔵王供正行32日目 「蛍」〉(師のブログ 2015.6.1付)。修行を続けておられるうちに、草履の鼻緒に蛍がとまる季節になっていた。お行も残り18日となった。では、全文を紹介する。
※トップ写真は、吉野山の桜(2024.4.5 撮影)

「蛍」
蔵王供正行32日目(6月1日)。快晴。今日の一日。
5時に起床。
5時40分、第63座目蔵王権現供養法修法 於脳天堂
7時、本堂法楽・法華懺法         於本堂 
9時、第64座目蔵王権現供養法修法    於脳天堂
10時10分、本堂法楽・例時作法     於本堂
12時半、水行              於風呂場
13時、法楽護摩供修法          於脳天堂
14時、本堂法楽・法華経読誦       於本堂    
参拝者は1名。遠く茨城県から弟子の大塚くんが来山。大好きな舟納豆を持参してくれました。          

****************

「蛍」
いよいよ、6月…。今日も快晴である。思えば、4月28日に前行入行以来、ともかく天気続きである。それ以前が、ずっとぐずついた天気だったので、嘘のような快晴が毎日続いている。雨らしい雨がほとんどないこの35日間である。

毎朝、いい声で鶯が啼いてくれている。夜の蛙の大合唱は少しおさまってきて、季節の移ろいも少々感じるこの頃。一昨日は、蛍が、履こうとした草履の鼻緒にとまっていた。ちかくの田んぼから迷い込んで来たのだろう。もうすっかり夏支度なのだ。

世間の喧噪からすっかり取り残された感もあるが、思わぬ来訪者に、心が癒される。忘れられた感があるだけに、来訪者のおとないは有り難い。今日で正行32日。あと18日となった。まだ道は半ばである。
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奈良の食文化研究会編著『奈良にうまいものあり!ー伝えたい郷土の味100話ー』(なららbooks)が堂々の刊行!

2024年04月26日 | 奈良にこだわる
奈良の食文化研究会(理事長:木村隆志さん)は、平成8年(1996)に創設されました。「奈良にうまいものなし」という誤解を払拭することが目的で、「食べることに興味がある人、こだわりのある人、奈良を愛する人」が結集しました。その5年後には、NPO法人化。奈良の歴史と伝統を踏まえ、奈良の「食シーン」を盛り上げていこうと、頑張って来られました。

平成11年(1999)からは、会員が交代で月1回、奈良新聞に連載記事を執筆し、はや四半世紀が過ぎました(現在のタイトルは「新 大和の食模様」)。この間、平成31年(2019)2月には、共同通信社と全国の地方新聞社が主催する「第9回地域再生大賞」で、同会は「優秀賞」を受賞されました。

このたび同会は、これまでの活動の集大成として、『奈良にうまいものあり!―伝えたい郷土の味100話―』(税別1,500円)を出版されました。過去の新聞連載記事を取捨選択し、大きく手を入れ、またコラムなどの書き下ろしを加え、郷土料理、菓子、食材、加工品、飲料、社寺の食事の6章に分けて、「奈良のうまいもの」の全貌を紹介されました。私も、少しお手伝いさせていただきました。

奈良は「日本の食文化発祥の地」と言われます。飛鳥・奈良時代に大陸から伝わった食文化に加え、平安遷都後は、主に寺社がその文化を継承・発展させました。渡来した小麦粉製品である索餅(さくべい)(麦縄=むぎなわ)は、わが国初の粉もんとして、三輪そうめんなど、奈良県産手延べそうめんに受け継がれました。県特産の吉野本葛は、今も和菓子や日本料理に欠かせない食材であると同時に、薬品としても用いられます。

このほか奈良県の発祥とされる食べ物は、牛乳・乳製品、醤(ひしお)(醤油のルーツ)、豆腐、茶粥・茶飯、柿の葉ずし、奈良漬、うどん、清酒、まんじゅうなど数多く、まさに「はじまりはいつも奈良」です。

奈良県の地名を冠した食べ物も、大和橘、御所柿(ごしょがき)、大和スイカ、大和茶、三輪そうめん、飛鳥鍋、三笠まんじゅうから、竜田揚げ、天理スタミナ系ラーメンまで、枚挙にいとまがありません。

平成25年(2013)12月、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。①多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重②健康的な食生活を支える栄養バランス③自然の美しさや季節の移ろいの表現④正月などの年中行事との密接な関わり、が高く評価されました。

それから、約10年が経ちました。この機会に本書をお読みいただき、食文化のルーツに思いを馳せ、「郷土の味」を今一度、噛みしめていただきたいと思います。
※アマゾンでのご購入は、こちら

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