tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

Coming Soon!第5回古社寺を歩こう会

2010年03月30日 | 古社寺を歩こう会
4月10日(土)の第5回古社寺を歩こう会「柳本は、魅力がいっぱい!」が近づいてまいりました。先日、参加者は51名とお伝えしましたが、追加のお申し込みやカウントの漏れがあり、最終的に55名もの大世帯となりました(ご案内いただく6名の方を加えると、61名に)! なお懇親会(打ち上げ)の参加者は21名です。
※当初募集の当ブログ記事
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/c/6203795150fcb73747a0451b87c326e3


黒塚古墳

参加される55名の内訳は、私に直接メールでお申し込みいただいた方(ブログ参加者)が19名、「ナント・なら応援団」(観光ボランティア・グループのメンバー)が6名、それ以外の方(過去参加者、勤務先の関係者など)が30名です。
※満員御礼の当ブログ記事
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/466ee09c733debc2337cd21ffb8a1334


発掘当時の黒塚古墳石室の様子(黒塚古墳展示館で。以下の2枚とも)

念のため、メールでお申し込みされた19名のお名前を以下に書いておきます。もし「あれ、私の名前がない!」という方がいらっしゃれば、至急この記事のコメント欄にお書き込みいただきたきたいと思います。
( )内の○印は懇親会参加、●は不参加の意味です。50音順に、



五條市のI田さん(●)、堺市のK井さん(○)、「京都食べ歩き同好会」の幹事さんで生駒市菜畑のK崎さんご夫妻(●)、生駒市山崎町のK島さんご夫妻(○)、このほどソムリエに合格されたひろこさん(○)、「独語力」のブロガーGさん(○)、滋賀県守山市の坂田さん(●)、大淀町北野のS木さんO島さん(●)、平城宮跡でボランティアガイドをされる西宮市のT馬さん(●)、2010年塾卒塾生のtsujikenさん(○)、T馬さんのお友達で船橋市のN瀬さん(○)、萬葉ウォークにも参加された王寺町のN織さんご夫妻(●)、大和郡山市のM本さん(○)、「まほろば(奈良・大和路)」のブロガーご姉妹(●)。以上の19名で、懇親会には8名の方が参加されます。



先日、N先輩たちと一緒に、柳本もてなしのまちづくり会・会長の北村泰清さん、同事務局長の永田禎一さん、当日ご案内いただく天理市山の辺の道ボランティアガイドの会・原田敢(すすむ)さんにお会いし、4/10の詳細スケジュールを決めました(この記事の写真も、当日撮影したものです)。コースは以下の通りです。

2010年4月10日(土) 10:00 JR柳本駅前に集合
(JR桜井線・和歌山行きで柳本駅に9:34到着)

列車ダイヤが変わりました。奈良からのアクセスは、近鉄大和西大寺9:04発(天理行普通)→近鉄天理着9:21乗換・JR天理9:28発(和歌山行普通)→柳本9:34着

点呼、集金(@2500円)、開会式のあと、

(午前の部)
黒塚古墳・黒塚古墳展示館
専行院
伊射奈岐神社・天神山古墳
行燈山古墳(崇神天皇陵)・櫛山古墳
トレイルセンター

(昼食・休憩)
長岳寺(参拝と昼食=三輪そうめんと柿の葉寿司)

(午後の部)
五智堂(=トップ写真)
光連寺跡
柳本飛行場跡・防空壕跡
15:30頃 JR柳本駅前で閉会式
(奈良方面へは柳本発15:47 天理15:53着 西大寺16:26着)

※懇親会は天理駅前の「天理観光ホテル」地下レストランで16:00~17:20まで(簡単な食事と1~2ドリンク @3500円)


柳本町内の武家屋敷(黒塚古墳の墳頂から望む)

当日はできたばかりの『柳本百選』を手に、上記の見どころをご案内いただきます。柳本町は、町を挙げてこの催しを大歓迎して下さっています。何分大人数ですので、安全第一に行動したいと思います(2グループに分かれて動きます)。原田さん、北村さん、永田さん、世話をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします!

※参考:以下は『柳本百選』のP3とP8です。



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同時進行!平城遷都1300年(18)宮跡会場へは電車とシャトルバスで

2010年03月28日 | 平城遷都1300年祭
いよいよ平城遷都1300年祭、平城宮跡会場(メイン会場)の通季イベントの時期(4/24~11/7)が近づいてきた。復原された第一次大極殿(トップ写真)が開館するとともに、「平城京歴史館」「遣唐使船(復原展示)」「平城京なりきり体験館」などがオープンする。
http://www.1300.jp/hall/kyuuseki/index.html

最近、よく「どうやって平城宮跡会場に行けばいいの?」という質問を受けるが、私は「必ず、電車と無料シャトルバスで来て下さい」とお答えしている。近鉄大和西大寺駅(南口)とJR奈良駅(西口)から、5~10分間隔でシャトルバスが出るのである。


写真はすべて、先日行われた平城宮跡探訪ツアーガイドボランティア研修で撮影

今朝(3/28)の新聞各紙には、全5段(1ページの1/3)の広告が載った。タイトルは《平城宮跡会場へは公共交通機関で!》《電車、バスでゆったり奈良》。

無料シャトルバス利用の場合、近鉄大和西大寺駅から宮跡会場までは約10分、JR奈良駅からは約15分だ。なお近鉄大和西大寺駅から「徒歩」で向かうという手もある。歩いても約10分で到着するので、私はもっぱら歩いていく(宮跡会場内の駐車場は、障害者等向けの予約制専用駐車場のみ)。
※平城宮跡交通ナビ
http://www.1300.jp/traffic/kyuuseki/fair.html

宮跡会場から近鉄奈良駅へ向かう無料バスもできる。《奈良公園周辺 魅力PR 観光誘客へ無料バス 会場→近鉄奈良駅》《平城遷都1300年祭が4月24日から本格化するのに合わせ、主催する記念事業協会と県は、主会場の平城宮跡(奈良市)から近鉄奈良駅へ向かう無料バスを同日から11月7日まで期間限定で運行することを決めた。来場者を奈良公園や周辺の商店街などへ誘導、観光振興や地元での消費拡大につなげるのが狙い》《宮跡会場から駅前までの約3・5キロを、午後1時から45分おきに1日6、7本、片道のみ運行する。駅前から宮跡会場へ戻る観光客には、増便される従来の定期バスを利用してもらう》(3/17付 読売新聞)。



近鉄奈良駅周辺には、阿修羅像などが展示される興福寺国宝館(徒歩3分)、鹿のいる奈良公園(同)、ならまち(徒歩10分)、飲食施設「な・ら・ら」(徒歩1分)、世界遺産ミュージアム「なら奈良館」(近鉄奈良駅ビル内・徒歩0分)などがあるので、このバスを利用するのも良いだろう(ただしよく渋滞するルートなので、乗る前に混雑具合を確かめておきたい。混んでいたら大和西大寺駅に戻り、電車で近鉄奈良駅へ)。
http://www.nalala.jp/

パーク&バスライド用駐車場も3か所(奈良市中町、大和郡山市九条町、京都府木津川市木津石塚。パーク&バスライド運営協力金=500円)設けられるが、ここに着くまでの道路が混雑するだろうし、駐車場に停められる台数にも限りがあるので、やはり電車で奈良入りするのが良い。



3/25、県下の温暖化防止に関する公的な会議が開かれた。委員として参加した私が「2010年、奈良県最大の環境負荷は1300年祭です。ぜひ電車と無料シャトルバス利用を呼びかけましょう」と発言すると、たくさんの賛同の声をいただいた。

「こないだの3連休ではマイカーによる大渋滞が起き、近鉄奈良駅から東大寺南大門付近まで(約2km)、2時間もかかったそうだ」「『アイドリング・ストップで燃費は約15%向上する』といわれる。渋滞によるアイドリングは、大量の石油資源を浪費する」「(排気ガスによる大気汚染、温暖化、酸性雨などの)環境悪化は文化財にダメージを与える。文化財を守るためにも、マイカー自粛を呼びかけよう」など、前向きなご意見をいただいた。確かに「奈良は文化財を大切にしているので、マイカー自粛を」と呼びかけるのは、説得力がある。何より奈良は、歩いて回るのが似つかわしい町である。

ぜひ皆さん、1300年祭・宮跡会場へは電車と無料シャトルバス(または徒歩)でお越し下さい。
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演歌歌手・山口智世(さとよ)さん

2010年03月27日 | 観光にまつわるエトセトラ
「大和郡山お城まつり」(3/26~4/9)が始まった。今朝(3/27)の奈良新聞によると《期間中は連日午後6時から同9時まで夜桜のライトアップが実施されるほか、子ども時代行列(28日午後2時)や市民パレード(4月4日午後2時)などが催される》《市観光協会によると、郡山城跡のサクラは現在、3分咲き程度で月末には見ごろを迎えそうだ》。
http://local.yahoo.co.jp/detail/event/i79439/

なお、県下の桜の開花状況を知るには、とても便利なサイトがあるので、以下にリンクを貼っておく。ほぼ毎日更新されるので、重宝する。
※「ええ古都なら」桜開花情報
http://www.nantokanko.jp/cherry.html#now

郡山のお城まつりでは、演歌歌手・山口智世(やまぐち・さとよ)さんの「ふれあいコンサート」が催される。4/4(日)午後1時から、場所は追手向櫓広場である(コンサート終了後、山口さんは「柳町商店街祭り」にも出演される)



その山口さんとお会いする機会があった。明るくて、とてもチャーミングな女性である。彼女は《和歌山県出身。近畿大学法学部法律学科卒業。和歌山県キャンペーンガール、和歌山市女王などに選ばれ、また、8歳の頃より演歌を歌い、大学生演歌歌手としてデビュー。新曲「ひとり大和路」「ふるさと大和郡山」》(奈良新聞 3/26付)という方だ。歌手として活動される一方で、法律の知識を活かし、大阪保護観察所などに勤務されてきた。

昨年の奈良新聞(09.11.18付)にも《山口智世さんが慈善コンサート お年寄りと合唱も》という見出しで《県在住の演歌歌手、山口智世さんのチャリティふれあいコンサートが17日、大和郡山市美濃庄町の介護老人福祉施設「大和園平和」(松本憲旺園長)で開かれ、利用者のお年寄りら約80人が楽しんだ》という記事が載っていた。


以下の3枚は、4/4の「ふれあいコンサート」。左端の変愚院(ペンギン)さんにお貸しいただいた

《出身地の和歌山県で観光PR大使を務める山口さんは世界遺産登録記念の「悠久の道~熊野古道」、大和郡山の情景を歌った新曲「ふるさと郡山」など7曲を熱唱。利用者とのデュエットや「青い山脈」の合唱も行い、お年寄りも手拍子で盛り上がった。山口さんは全国の老人ホームや刑務所などでボランティアのコンサートを開催。県内の施設では今回が初めて。今年初め県内に転居した山口さんは「奈良でも、どんどん歌のご縁を広げたい」と話していた》(同)。

和歌山県下では早くから活躍されていて、例えば《有田川「あじさいまつり」の歌、県内演歌歌手がCDに》《お祭りのための歌がCDになる――。有田川町で15日に開催される「あじさいまつり」を盛り上げようとつくられた歌が、CDになって発売されることになった。歌うのは和歌山市在住の演歌歌手、山口智世(さとよ)さん。「多くの人に聴いてもらうことで、お祭りはもちろん、有田川町の良さも知って欲しい」と話している》(朝日新聞 08.6.7付)。



《当初、発売の予定はなかったが、07年のまつりで山口さんが披露した後、「CDでも聴きたい」などという声が寄せられ、発売が決まった。山口さんは今春まで、和歌山市内で勤務していた。仕事をしながら、週末は各地のイベントに出演。「悠久の道~熊野古道~」や「友ケ島情話」など、県内のご当地ソングを披露してきた》(同)という記事などが、たくさん出ている。

彼女の歌は単なるご当地ソングではなく、市町村の観光キャンペーンや村おこし、お祭りのテーマ曲など、自治体の活動を支援する曲がほとんどだ。「眞田祭り」(和歌山県伊都郡九度山町)のステージでも、歌われたことがあるという。


中央は、大和郡山市の上田市長

山口さんは3/3、「ひとり大和路」「ふるさと大和郡山」という奈良にちなんだCDをリリースされた。「ひとり大和路」には斑鳩・法隆寺、若草山、吉野山、「ふるさと大和郡山」には城跡、紺屋川、金魚池、矢田寺などが登場する。これをお城まつりのコンサートで披露されれば、喝采を浴びること間違いなしだ。
http://d.hatena.ne.jp/Enka/20100303/1265873730

山口さんは「歌で奈良をPRしたい」と抱負を語っておられた。和歌山県民から奈良県民へ、という経歴は私と同じである。和歌山県の観光PR大使が奈良県に来られて感じていることなどを、これからも折に触れて教えていただこうと思っている。ぜひ皆さん、お城まつりの「ふれあいコンサート」に足をお運びいただきたい。CD(税込み1000円)も、お買い求めを! 

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まろやか味のうどんが食べたい!(4)東京のツユはまっ黒か

2010年03月25日 | グルメガイド
久々に「まろやか味のうどんが食べたい!」の(4)を書くことにする。(3)のあと、ずいぶん間が空いたので、お忘れの方のために、(1)から(3)の要点を整理しておく。

(1)では、大阪と京都で、立て続けにツユが塩辛いうどんを食べてしまい「知らないうちに、関西のうどんはこんなに辛くなっていたのか」と驚愕したことを書いた。
※(1)ツユが辛くなった?(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/aa196121a45bd3b1996339623e8936bf

(2)では、カップうどんの東西味比べをした。通常の「どん兵衛」と「赤いきつね」は、予想通りの結果(西はまろやか味、東は砂糖と醤油の味が濃い)だったが、東京から取り寄せた「ごんぶと きつねうどん 生タイプめん」と「どん兵衛 特盛りかき揚げうどん」は、どちらも関西風のまろやか味だった。東京でも、まろやか味が受け入れられていたのだ!
※(2)カップ麺・東西比較(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/eecd30377782fdc97c23c252d433a25a


うまい!ヒサゴ屋(奈良市鶴福院町32)の肉うどん(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/6b85bafe6d5193051f8edb1efc49116c

(3)では、地元・奈良県下のうどんを食べ歩いた。県内17軒(奈良市が15軒、生駒市と五條市が1軒ずつ)のうどん屋さんの中で、ツユが辛かったのは奈良市内の1軒だけ。やや辛かった(ただし許容限度内)のが2軒(いずれも奈良市内)で、残り14軒はまろやか味だった(まろやか味シェア82%、許容味シェアは94%と高い)。
※(3)奈良のうどん事情(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/4517a22e2300f25bc2b49f3e96df4e24

さて今回は、東京のうどん屋さんを訪ねることにした。金曜日(3/19)、久々に上京の機会に恵まれたので、お昼と夕ごはんにうどんをいただいた。お店はランダムに選びたかったので、事前にリサーチせず、東京駅周辺で目に止まったお店に飛び込んだ。



まず、ランチをいただいたのが「稲にわうどん 酒処 俵や」。昼は稲庭うどん、夜は居酒屋、というタイプのお店である。注文したのは「本日のサービスランチ チキンカツと稲にわうどん」945円だ(トップ写真)。
http://alike.jp/restaurant/target_top/42365/

なお稲庭うどん(秋田県南部)のルーツは、大和郡山市・慈光院の手延べ麺で、現在「石州麺」として販売されている。《江戸時代初期、徳川家の茶道指南をつとめ、慈光院を建立した、片桐石州が考案した「石州麺」。奈良時代から伝わる平麺の製法に改良を加え、同寺の懐石料理として考案したとされ、金閣寺の鳳林承章もあまりの美味しさに驚いたと言います。その後その製法は途絶えてしまった石州麺ですが、約350年ぶりにその幻の麺をよみがえらせようと、奈良の伝統料理を研究していた料理研究家・奥村彪生氏らが「隔冥記」(※)や古文書等から存在を発見し再現しました》というものだ。
http://www.iriguchi-net.com/men/index.html

こちらは「まろやか味」のツユだった!ダシの風味は、さほど感じない。薄口醤油を使い、あっさりと仕上げてある。薬味におろしショウガと白ネギ(刻み)のついているところは、東京風だ。チキンカツは「ソースカツ丼」で、ご飯の上にキャベツの千切りを敷き、分厚いチキンカツを載せてとんかつソースをかけてある。これはすごいボリューム、さすが東京のビジネスマンには、これだけのエネルギー補給が必要なのだ。


俵やの稲庭うどん

俵やで1つ、新しい発見をした。「昼のお献立」を見ていると、「稲にわうどん定食(天ぷら又は出し巻き玉子・かやくご飯付き)」1050円というメニューがあった。うどん単品メニューの横にも「プラス100円でご飯を用意いたしております」とある。「東京では、うどんとご飯をセットにしては食べない」と私は信じ込んでいたが、今ではそうでもないのだ。



仕事が終わって夕方、新幹線の時刻を気にしながら、東京駅構内「キッチンストリート」にある「煎りだしうどん すぎのこ」(八重洲北口・1階改札外)に入った。《和食の板前による創作うどんの店。独自にブレンドしただし汁をベースに、国内産小麦100%で作った、噛みしめると、甘みと香りのある麺との妙味がたまらなくクセになります》という店だ。
http://www.tokyoinfo.com/store/136-01.html


煎りだしうどん(すうどん)700円

こちらも関西風の「まろやか味」のツユだった! なお「煎りだし」とは《懐石料理の技法のひとつ、鍋いっぱいに溢れんばかりの追い【カツヲ】を加え、職人の手により、箸で煎るような出汁の取り方から名づけられたその伝統技法》だそうだ。確かにかつお風味がよく利いたツユだった。麺は、クリーム色がかった野趣に富んだ太麺であった。
http://r.gnavi.co.jp/b898401/

カップ麺からもうかがえたように、讃岐うどんブーム以降、東京でも「まろやか味」が受け入れられていたのだ! (私としては、ダシにインパクトがほしいと感じた。昆布と削り節をもっと利かせば、私の好みに合うのだが)。


京都の「冨美家」錦店のきつねうどん500円

なおシリーズ(3)を書いて以後、京都も何度か訪れて味をチェックした。「塩辛いな」と感じたのは、京都駅構内の1軒だけで、他はまろやか味で、ホッとした。「京都タカシマヤ」と「大阪タカシマヤ」では、両方の食堂できつねうどんを食べ比べた(京都と大阪の違いを確かめた)が、どちらもまろやか味だった。錦市場の「冨美家」のうどんは、美味しい上に、とてもリーズナブルだった。


冨美家なべ600円

1つ、気になる話を「さかゑ屋」(新京極四条上ル花遊小路角)の若女将にお聞きした。東京方面から来た女子大生風の2人連れがうどんを注文し、一口食べただけで、「お勘定を」と言って出て行こうとしたのだそうだ(過去に、こんな経験はないとか)。さりげなく理由を問うと、ダシが彼女たちに受け入れられないとのことだった。

私には、昆布や削り節がよく利いた、とても美味しいツユだったのだが…。先ほど、東京のうどんツユはダシのインパクトが弱いと書いたが、東京人には関西風のダシはインパクトがありすぎるのだろうか。あるいは化学調味料に慣れた若者の舌には、天然ダシが生臭く感じられたのだろうか。
http://www.shinkyogoku.or.jp/omise/sakaeya/index.html

ともあれ、うどんツユの辛さ(塩味・醤油味)は、このように東西統合が進んでいたのである!そろそろ次回は、まとめに入らなければいけない。
コメント (9)
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Coming Soon!九度山の人形めぐり(第2回)

2010年03月23日 | 九度山町
今年も、九度山町(和歌山県伊都郡)の「町家の人形めぐりinくどやま」が近づいてきた。このイベントは《まちなか住人の家々に、4月1日から5月5日(子供の日、端午の節句、真田祭り)までの期間、五月人形を中心に、雛人形・ぬいぐるみ・手づくり人形・お宝人形など様々な人形を飾って頂いて、町内外の大勢の方に見学して頂き、交流の輪を広めて親交を深めることで、まちの皆さんに元気を感じて頂き、まちおこしの第一歩を踏み出そうと住民主体で始めた催しです》というものだ。
※阪井賢三さん(九度山町住民クラブ会長)のインタビュー記事(県のHP)
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/130300/50/52/210825kudoyamaclub.html



昨年、第1回が開催され、今年も同時期に開催される。《第1回開催での見学者や人形展示の参加者からのアンケートで、ご意見やご提案を沢山頂いています。それらを参考に多くの観光客や住民の皆様に楽しんで頂ける、しかも真田祭りや行政取組み事業との連携で真田色を盛り込んだ内容に趣向を検討中です》。
※参考(昨年の模様):九度山の人形めぐりは、こんなに楽しい!(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/fedb0180abb05b57fa3c491ed8c73891



上の3枚の写真は2/22に松本商店さんで撮らせていただいたものだが、これは手作りの紙製鎧兜である。「九度山町まちなか活性化協議会」が、京都市の紙の鎧細工教室から講師を招き、計12回製作教室を開催して制作したものだ。昨年、ウチの親戚(分家の長男)が、手作りの鎧兜を着て武者行列に参加したことがきっかけだそうだ。
http://www.k-matsu.com/kudoyama/2010/02/post-30.html

町内では4月1日からのスタートに備え、着々と準備が進んでいる。九度山町住民クラブのHPには、《四月桜・五月新緑の頃「~おいでよ!九度山へ~」》という記事が出ていた。

《4月1日~5月5日までの期間九度山の街中の民家、商店、空き店舗、施設などに、その家その家の謂れのある五月人形、雛人形、つるし雛、創作人形、自作甲冑他自慢のお宝人形等を玄関や店頭に展示して頂きご訪問頂いた方に見学して頂き、また謂れなどをゆっくりと住民の方々とお話されたりと、お楽しみ頂けるようなイベントになればと思います》。
※町家の人形めぐりinくどやま(九度山町住民クラブのホームページ)
http://www.k-matsu.com/kudoyama/


招福庵では、数々のグッズが並んでいた(2/27撮影。以下同じ)

《とにかく町民、住民による「おもてなし企画」としてご来町の方々により楽しんで頂けるようなものが出来ればとがんばっています》。今年は、NHKの大河ドラマ「天地人」で、眞田幸村役の城田優が着用した幸村の鎧兜を展示するそうだから、大いに注目が集まることだろう。
※参考(昨年の模様):もてなしの街・紀州九度山で人形巡りと真田祭(JanJan)
http://www.news.janjan.jp/area/0904/0904292378/1.php



町なかにある招福庵さん(株式会社やま物産 代表 西田有里子さん)では、数々の眞田グッズなどが店頭に並んでいた。2/27にお邪魔して、撮影させていただいた。



新作の「眞田十勇士ちっぷす」をいただいたが、とても美味しい。ビールのつまみに最適だ。地元では有名な「大陽ソース」(「太」陽ではない)というとんかつソースを使っているのだそうだ。大陽ソースは、ウチの家でも九度山で買ってきて使っているほどで、とろりと甘い、とても美味しいソースである。製造元は、今は紀の川市に移転したが、もとは九度山町にあった。
http://www.k-matsu.com/59_49.html



「町家の人形めぐりinくどやま」にリンクしたスタッフブログを読んでいると、進捗状況が手に取るように見えてくる。3/14付の記事には《~端午の節句~町家の人形めぐり(4月1日~5月5日)のイベントまであと半月ほどになりました。いろいろな準備も追い込みの段階に入り、今日は特設展示場への五月人形・雛人形等の搬入と展示作業がありました》。



《特設展示場では、正面で五月人形・手作り甲冑の展示、また奥の部屋では雛人形・つるし雛の展示や、なつかしの九度山写真展、町石道の資料と写真展等の会場となります。暑さ寒さも彼岸まで… これから九度山も桜の花も咲き良い季節となります。たくさんの方のおこしをみんなでお待ちしております》。
http://www.k-matsu.com/kudoyama/2010/03/post-31.html

関係者の方からは《昨年以上のものができそうなので、みなさんもぜひお越しいただき、楽しんでいただきたいと思っております》とのメールもいただいた。今年は初の企画として、4/3(土)に、桂都丸さんの落語会が「ふるさとセンター」5階(役場隣接)で開催される(19:00 開演・1,000 円)。皆さん、九度山の人形めぐり(4/1~5/5)に、そして眞田祭り(5/4~5)にぜひ足をお運び下さい!
※詳細スケジュールはこちら(PDF)
http://www.k-matsu.com/kudoyama/kudoyama/images/no_2progu.pdf
コメント (4)
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