tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

観光地奈良の勝ち残り戦略(3)奈良観光のこれから

2007年03月29日 | 観光地奈良の勝ち残り戦略
3/23(金)、NHK奈良UHFで、NHK奈良特集「本音で語ろう!奈良 観光のこれから」(19:30~20:43)という討論番組が放送された。

番組ホームページには《全国有数の観光資源を有しながら、観光産業は十分成熟しているとは言えず、旅館・ホテルなどの宿泊施設数も全国最下位レベルである奈良県。観光客の数は低迷を続け、奈良の観光産業は豊富な歴史・文化遺産に依存するだけの「大仏商法」だと揶揄する声さえあります》

《どうすれば観光復活が果たせるのか。奈良在住の方を中心にした20人による徹底討論で迫ります》とある。2010年の平城遷都1300年を控えた今、タイムリーな企画だ。同局は2010年まで、毎月この企画を続けていくそうで、大いに期待している。

討論に参加した20人は、年齢も職業も国籍もまちまちだが、奈良を愛し、この奈良をなんとかしたい、と考えている人たちばかりだった。まずは番組中で印象に残った発言を紹介したい。

【テーマⅠ.奈良に足りないものは?】

・奈良近鉄タクシーの方は、「奈良に来られる方の90%は神社仏閣が目当て。奈良は、観光地としての楽しみや魅力に乏しい。奈良でしか味わえないものを提供すべきだ」。

・「お迎えする人のもてなしが大切」というNPO職員の言葉を受けて、コメンテーターの高田昇氏(立命館大学政策科学部教授)は「町全体での心配り、温かさが必要だ」。

・中国人(NPOに所属)は「中国で、奈良の交通情報を得ようとネットで検索しても、ヒットしない。国際奈良学セミナーハウスのような安くて良い宿も出てこない。奈良に来ても中国語の情報マップがない」と、外国人向けの情報発信の不足を指摘。

・奈良交通(地域振興部長)は「奈良に、強いリーダーシップを持った人がいない。和を尊ぶ『調整型』のリーダーばかりでは問題が解決できない」。

※全体として「奈良には魅力があるのにPR不足」という意見と「観光地としての魅力に乏しいし、行きたいと思わせるものがない」という意見に分かれる。

・取材VTRに登場する若い観光客は「店が早く閉まるので、夜に遊ぶところがない。見どころは1日で回れるので日帰りで十分」という。

・高田教授は「団体バスで乗りつける『マス・ツーリズム』は十数年で1/2以下になっているのに、それに対応できていない。買物・食事など『都市型観光』としての楽しみが必要。また『あまり奈良のものにこだわりすぎない』ことも大切」。

・黒須宏志氏 (財団法人日本交通公社 主任研究員)は「『手段としての宿泊』(キャパシティを増やす)と『目的としての宿泊』(奈良らしい和のリゾートなど、宿泊の魅力を高める)を分けて考えなければならない」。情報誌の女性編集者は、オーベルジュ(宿泊施設付レストラン)や高級志向のホテルなどを提案する。

・長浜市(滋賀県)のVTRを見て高田教授は「長浜は1、2年でガラリと町並みを変えた(1、2年で一気にやらないとできない)。それには強力なリーダーシップが必要だ」。

・海竜王寺住職は、「県の『代官山iスタジオ』は、あの外観では周囲とマッチしない。壁を看板に使うなど、もっと工夫が必要」。学生は「看板に描く絵を全国の若者から募集すれば、奈良を見に行くなど、若者の目が奈良に向くのでは」。

【テーマⅡ.奈良の観光振興のためのコンセプトは?】

・八坂豊氏(奈良ロイヤルホテル支配人)は「奈良ランドオペレーター」を提案。ランドオペレーターとは「現地において観光客やビジネス客の旅の手配や案内を行う仕事、手配会社」で、学術研究的なことまで手配する。海外への奈良情報発信も、ここが行う。

・中島史子氏(エッセイスト)は、「のんびり、ゆっくり、じっくり。『小京都』はあっても『小奈良』はない(こんなに自然に恵まれた古い街はない)。寺も、京都の寺のように塀で囲われていなくて、とてもオープンなのが素晴らしい」。

・北浦弘順氏(南都銀行バリュー開発部長)は「歩く・体験する奈良(素通りするのではなく、奈良の歴史・文化を体験する)」を提案。この銀行は、全国の金融機関で初めて、同部内に「観光企画室」を設置している。

・高田教授は、「和の風、緑(自然)の風、新しい(若い人の)風 」。

このように番組では、辛口の意見を含め、さまざまな問題点が浮かび上がった。今朝(3/29)の奈良新聞にも、奈良市内のホテル・旅館(対象=53施設)には車イス用のトイレが少ない(11施設のみ設置)、廊下に手すりがない(47施設が未設置)など、高齢者や身障者の旅行に対応していない、という記事が載っていた(「障害者の自立をすすめる会・創ゆう」調べ)。

これら弱点を是正し、逆に奈良のすばらしさをもっとPRしよう。2010年まで、残された時間は少ない。早く着手して「観光復活」を図らねば。

※参考:観光地奈良の勝ち残り戦略(2)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/ff90160e804629a80dcdfd1f4b9f4522

※写真は、平城遷都祭(06.4.29)のミス奈良たち。
コメント (12)
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エクシブ京都 八瀬離宮

2007年03月25日 | 小さな旅
3/21(水・祝)~22(木)、1泊2日で「エクシブ京都 八瀬離宮」に泊まった。家族サービスのため、大切に1日だけ残していた休暇を取って行ってきたのだ。

このホテルは昨年11/28にオープンしたばかりで、京福電鉄が経営していた「八瀬遊園地」跡地に建てられたものだ。オープン前から予約を入れていたが、結局取れたのがこの日だった。

奈良市から八瀬(京都市左京区)までは日帰り圏だが、とにかくここに泊まりたかった。プランとしては、朝に車で家を出て、土井志ば漬け本舗の漬物茶屋「花ぢり」(八瀬花尻町)で昼食後、すぐホテルに入り温泉へ。翌朝は鞍馬~貴船(土日は混む)方面を訪ねる、というものだ。

ホテルの公式サイトには《野趣あふれる景観に包まれた館が、「エクシブ京都 八瀬離宮」です。コンセプトは、伝統的な技や素材と現代的なデザインが美しく溶け合う「離宮 クラシックコンテンポラリー」。外壁は「ベンガラ色」と呼ばれる伝統的な赤で統一しながら、インテリアはモダニズムを追究するなど、まさに「現代の離宮」と呼ぶにふさわしい新古折衷の会員制リゾートホテルです》とある。
※公式サイト
http://www.resorttrust.co.jp/data/f01_01.html

リゾートトラスト(=エクシブを経営)の社長が推す日本最高峰のホテルは、「奈良ホテル」だそうだ。確かに、周囲の自然に溶け込んだ奈良ホテルのたずまいは、なかなか他所では見られない。建て増しした新館も、敷地の傾斜を利用して地下部分に隠されている。

ということで、相当期待して「八瀬離宮」に赴いた。大原に向かう道路から建物が見えるので、迷うことはない。玄関前に車を寄せるとポーターが出迎え、荷物を運んでくれる。広い駐車場は地下にある。敷地はとても広いのだが、目立たないよう隠されているのだ。すぐ近くには比叡山がそびえている。

玄関を入ると、天井が高く高級感あふれるロビーがある。案内に従ってソファに座ると、端末機を持ったスタッフがやってきて、その場でチェックインできる。熱い緑茶をいただきながらチェックインできるのは、とても有り難い。

建物は地上3階、地下3階。自然景観との調和を考え、高さを抑えている。写真中央の白っぽい建物(ロビーやスパがある)の左右にベンガラ色の客室棟が並ぶ。倉敷アイビースクエアを思い出す。客室は広く採光も十分で、リラックスできる。大きな液晶テレビもついている。トイレの便器が自動化されていて驚いた。お年寄りや体の不自由な人でも便利に使えるだろう。

天然温泉の「ザ・スパ」は広々としていて、エステや個人風呂もある。露天風呂に入ると、森の中にいるような開放感を味わえる。

食事はバイキングを予約したが、今まで食べたことがないほど品数が豊富(和・洋・中すべてが揃う)で、味も良い。作り置きではなく、大半がその場で調理して出してくれる。小鍋もついていて、好きな食材を選んで入れる。

アルコール類は千円ほどで飲み放題(ソフトドリンクは無料)。生ビール、ワイン、焼酎を始め、スコッチ(ジョニ黒)、バーボン(ジムビーム)からブランデー(サントリーVSOP)まで揃っている。

面白かったのはチョコレートで、噴水のように湧いてくるのをバナナやイチゴで受け止めると、ポッキーのようにコーティングされる。ブランデーのツマミにもよく合った。

静かな部屋でぐっすり寝た後、バイキングの朝食(和・洋・中)も美味しい。とりどりの漬物と白味噌仕立ての味噌汁が、京都の雰囲気を出している。チェックアウトもスムーズだった。
※このホテルを評価するサイト
http://xiv.e-asre.com/kyoto.shtml

とにかく何から何まで、驚くことずくめの「最新鋭高級リゾートホテル」で、今年度を締めくくる最高の「小さな旅」だった。奈良にも出来ないかなぁ、こんなリゾートホテル…。
コメント (2)
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有馬温泉 欽山

2007年03月24日 | 小さな旅
私の職場の慰安旅行(06年度)は「神戸・有馬温泉」だった。

たいてい、金曜夕刻(業務終了後)にあわただしく奈良を出発して遅い宴会、観光は翌日、というパターンだが、今回は3/10(土)~11(日)というゆったりした設定だったので、大いに期待していた。

土曜日は朝から奈良交通の観光バスに乗り、昨年3月にオープンしたばかりの「神戸花鳥園」(ポートアイランド内)に立ち寄り、お昼は南京町。「須磨浦山上遊園」で遊んだ後、夕刻までに「有馬温泉 欽山」に到着した。

この旅館は、一休.comにも登録された「高級料亭旅館」である。旅行代理店の話では「団体予約が可能なうちで、最高の旅館」だそうだ。1泊2食で3~4万円以上するので、個人(家族)ではとても行けない。毎月給料日、職場で集金する旅行積立の賜物である。
※同旅館のホームページ
http://www.kinzan.co.jp/

この旅館は、施設は大きいのに、部屋数はわずか42室に押さえてある。噂の通り、部屋・風呂(金泉+銀泉 露天風呂付)とも最高級、仲居さんたちの「もてなし」も抜群であった。様々に工夫を凝らした懐石風の料理にはお座敷天ぷらまでセットされていて、揚げたてを味わえる。

特に私の気に入ったのが、枕と布団だった。あとでフロントに確かめると、枕は「工房 枕の森」(北九州市)から取り寄せていて、備長炭と楠チップ入り(@2万円)。枕カバーはオーガニック・コットン製(@5千円)。敷布団は、体圧を分散する西川の「快圧敷き布団」(@6万円)だった。ぐっすり眠れたはずである。
※「工房 枕の森」のホームページ
http://www.makurano-mori.com

『レジャー白書 2006』(社会経済生産性本部刊)によれば「旅館は落ち込みが大きいが、部屋数をしぼって手厚いサービスを売りにする高級旅館は引き続き堅調」だそうだ。少子高齢化が進み、また団塊の世代が次々と定年退職を迎えるなか、この路線は支持され続けるだろう。

なお「一休.com」に登録された奈良県内の旅館・ホテルは、奈良ホテル、ホテル日航、月日亭、竹林院、春日ホテルの5か所に過ぎない(和風旅館は後ろの3つだけ)。一方兵庫県内だと、39か所もある。

ゆったりと温泉に浸りながら、奈良観光の将来をしみじみと考えさせられた有馬行きであった。

※写真は3/11(日)に撮影した玄関付近。雨上がりの風情が心にしみる。
コメント (9)
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「奈良のたからもの」を発見

2007年03月17日 | 奈良にこだわる
昨日(3/16)、奈良町で活動するボランティアグループ「奈良町座」の月例会に出席してきた。

この日のゲストは石村由起子さん。以前このブログでも紹介したが、奈良市内でカフェやペンションを経営しておられる。2月には『奈良のたからもの』(集英社be文庫)も刊行された。
※奈良のたからもの展(ブログ内)http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/010f226d6c5e39def76348e0024fdefe

石村さんは高松市出身で、ご両親は中学教師。大学時代に大阪に移られ、25年前に奈良(正確には京都府相楽郡)に来られた。84年、JR線路沿いのゴルフ練習場跡地にカフェ「くるみの木 一条店」(奈良市法蓮町)をオープンされた。もとのクラブハウスに窓を取り付け、瀟洒な山小屋風に改造されたのだ。

当時、奈良にはカフェなどなかった時代で「(喫茶店の)ママさん」と呼ばれたり「趣味でお店ができていいね」と嫌味をいわれショックを受けていた。同業者からの風当たりも強く「長いトンネルに入り、一筋の光も見えない状態が続いた」そうだが、何とか持ちこたえているうちに徐々にファンが増えてきた。

今では3つのカフェのほか雑貨屋や2部屋だけのペンション「秋篠の森」も経営されていて、遠方からもたくさんの人が訪れる。従業員の応対の良さにも定評がある。http://www.kuruminoki.co.jp/

この日、石村さんはおカゼを召していてノドも本調子ではなかったようだが、あらかじめ準備されたストーリーを淡々と読まれるように(重複や言い間違いや脈絡の混同もなく)、きちんとお話しされるのには舌を巻いた。よほど頭脳明晰なのだろう。講演料も出ない少人数の集まりで聞かせていただくのがもったいないような、とても良い話だった。

石村さんのお話を聞いていると「新規参入者を拒否する」という奈良の保守性に改めて気付かされ、奈良市のホテル誘致計画に猛反対を唱えていた旅館組合の姿が二重写しになった(ペンション進出当時には、石村さんも相当神経を使っておられた)。反対しているうちにお客は「奈良には泊まるところがない」からと、大阪や京都に予約を入れるという悪循環を繰り返している。

ところで著書の『奈良のたからもの』は、奈良の古社寺や名所旧跡を鋭い感性でとらえ直した本で、従来の観光ガイド本にない新鮮な視点を提供してくれる。
http://www.s-woman.net/bebunko/125/main.html

特に私が共感したのが法華寺の「東庭園」(華楽園)を紹介したくだりで、私も自分で見つけてブログに書いているが、既存のガイド本では見たことがない。
※法華寺おりおり(19)雛侘助(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/826723093fb145ee587a5c286857faaf

考えてみれば「くるみの木」や「秋篠の森」、ひいては石村さんご自身こそが、かけがえのない「奈良のたからもの」ではないだろうか。
※朝日新聞(夕刊マダム)に紹介された石村さんの記事
(上)http://www.asahi.com/kansai/madam/OSK200702150015.html
(下)http://www.asahi.com/kansai/madam/OSK200702220035.html

石村さんは、やみくもに手を広げるのではなく、今後は既存のお店に一層磨きをかけたい(ブラッシュアップしたい)、と語っておられた。第2の故郷・奈良の魅力向上のためにも、ぜひ引き続き頑張っていただきたい。

※写真は右手前が「ZAKKA cage(雑貨 カージュ)」、中央が「くるみの木 一条店」。なおプレートランチが大好評だった「Kuruminoki フィールデイズ店」は、3/21(水・祝)で閉店される。3/25(日)には「蚤の市」が開かれるそうだから、お見逃しなく。
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観光地奈良の勝ち残り戦略(2)日帰り観光客

2007年03月15日 | 観光地奈良の勝ち残り戦略
3/6、このブログに「観光地奈良の勝ち残り戦略(1)」というタイトルの記事を書いたところ、たくさんの反響をいただいた。「観光客が増えないと」いう奈良の現状に危機感を覚えている人が、それだけ多いということだろう。
※参考:観光地奈良の勝ち残り戦略(1)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/34aa00c19ccb4dd67588b60d8773c011

この記事は「観光地奈良の生き残り戦略」というタイトルのセミナー(3/5開催)の概要を書いたものだったが、今日は類似のテーマを扱った朝日新聞の特集記事(「柿本県政の宿題 ② 日帰り観光客」3/3付奈良版)を紹介する。
※記事のWeb版はこちら
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000703030002

記事の論点を整理すると、
1.平日の朝に東大寺南大門近くの駐車場に行くと、小学生の修学旅行や韓国人団体のバスが泊まっていた。
みんな大阪や京都の宿に泊まっていて、次の行き先も県外の観光地だ。

2.県内に宿泊する修学旅行生は、93年53万人→05年32万人(△39.6%)。
一般の宿泊客数も伸びない。

3.昨年の「なら燈花会」には約70万人が訪れたが、ほとんどが日帰りで、1人あたりの県内消費額は約1700円に過ぎない(南都経済センター調べ)。

4.県内の客室数は全国最下位(宿泊客数は下から3番目)。
しかし県の客室改修費補助制度への申し込みはゼロ。

5.奈良市内の旅館経営者は「お客が来ないから旅館が廃業して部屋数が減っているんだ。観光客を増やす対策が先だろう」と話す。
この旅館の客数は、20年前の半分以下に落ち込んでいる。

6.奈良には話題性のあるネタが少ない。良い料理店があっても住宅地の中に点在しているので、観光客向きではない。
東京の観光情報誌にとって、奈良は「担当編集者泣かせ」。街の写真うつりは悪く「行政による『観光客を呼ぶ』街づくりができていない。これでは客室数を増やしても観光客は来ません」。

7.遷都1300年記念事業も「観光客が楽しめるような仕掛けを考えなければ、一時的に増えてもすぐにまた減ってしまう」(県立大・村田武一郎教授)。

上記には、見事に奈良観光の問題点が凝縮されている。
観光客は県外に泊まる(物理的に泊まる所が少ないし、魅力あるホテル・旅館も少ない)。イベントをしても、来るのは日帰り客ばかり。客室数が少ないのに、旅館はリニューアルの努力もせず「まず観光客を増やせ」と主張する。行政は景観保護(規制)に無頓着(地域住民との調整ばかりに気を遣う)。

一朝一夕には行かないが、課題は浮き彫りになっている。3/5のセミナーでは《「NATO」(No Action Talk Only:言うだけで行動しない)の廃絶を》と力説されていた。
私もこれから観光に関するいろんな会合に顔を出すので、具体的な行動を探ることにしたい。

※写真は、MBSラジオウォークで訪ねた斑鳩町の法輪寺(2/12撮影)。
コメント (36)
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