飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

3月16日の飯舘村他の様子、そして、現在を・・転載する!!

2011-06-03 20:37:03 | ブログ

もう良いだろう・・・
直後は、原発災害煽り記事と誤解されるので、
伏せておいたものだ
それでなくても、4月1日に当ブログは
強制表示停止の憂き目を見た!



 一体、政治家も著名人もマスコミも、何を見ているのだろう。

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 これは全て空間線量である。しかもほとんどはガンマー線量だ。これで呑気に構えている方が可笑しいのだが、『大丈夫、大丈夫!』宣伝で、現在がある。




 大丈夫なものか?



 現在は、飯舘村はホットスポットして、計画的避難区域に指定されている。しかし、3月16日当日、投稿者は現地に行くことはなかったが、誰でも、調べることが出来た。現在もサイトは公開されている。




 大丈夫なものか!




 これを見たものは、今からでも、『すぐに退避せよ』と言うだろう。3月16日においては、緊急避難を奨めたであろう。それをしなかったのは政府である。


 当ブログでは、すぐに察知していたから、『
原発シンドローム』とタグを打った。今でこそ、判っているが、この時、原発は、既にメルトダウンしていたのである。これも素人でも察しが付いた。




 と言うより、この写真だ。関係庁は知っていたのである。

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<これはロイターの掲載写真である。3月13日>




 そして、これを覆い隠すために、緊急時限界放射線量を100ミリシーベルト/yから、250
ミリシーベルト/yに、いち早く上げたのだ。そして、現在、一般年間放射線量が子供も含めて20ミリシーベルト/yだという。






 キチガイ沙汰が横行していると言わざるを得まい。





 さて、
この線量も直後に置いては、数ヶ月で250ミリシーベルト/yを越える。いや、全ての放射線並びに内部被曝を考慮すると、空間線量値の約10倍であるから、既にとうから越えているはずだ。





 そこで、そこここ、メディアでも言い始めた。当然、計画的避難区域に指定されるのも遅きに失したと言うべき状況だ。





 これで風評被害だのデマなどというのは、お門違いである。知らぬが仏とはよく言ったものである。





 仏になりたくないものは、是非、調べて、確たる判断をすべきだ。政府、御用学者、天の邪鬼人の言うことを真に受けてはならない。
 




 自分を守るのは、自分しかない。子供を守るのは親しかいない。後で、責任だの、賠償だのと言っても遅いのだ!!



 
 
 

【転載開始】2011年03月16日

飯館村2

ものすごい汚染を知った食品店のおばちゃ んは、すぐに店のシャッターを下ろして避難すると言っていた。
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posted by M at 07:49| レポート

飯館町

宿にしていた三春町に戻る途中の飯館村で 念のため放射線を測定した。
第二原発から50キロ近く離れている地点だ。
驚いたこと東京の数百倍の放射線を出していた。
測定中に 集まってきた住民に知せて、すぐ避難したほうがいいですよ、と伝えた。
(3月15日16:30)
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posted by M at 07:47| レポート

「原発爆発爆発この先立ち入り禁止」の看板

避難指示が出されたふた双葉町方面に向か う道路が封鎖されていた。
ときどき、住民が封鎖地域内から避難していった。すでに、この地点も東京の数
百倍の放射線を出していた(3月 15日12時50分)
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posted by M at 07:40| レポート

2011年03月13日

福島第一原発 JVJADAYSJAPAN プレスリリース

森住卓を初めJVJA福島原発取材班はプ レスリリースを発表しました。

============================
三月一三日午前10;20双葉町役場玄 関付近で放射線を計測。
三台の機器を使用。
すべての測定器が振り切れた。(BEIGER COUNTR DZX2は1000マイクロシーベルト/時以上,VICTOREEN 209-SI10ミリレントゲン/時以上,MYRate PRD-10/19,9マイクロシーベルト/時)なりふり切れた。
10時30分頃 双葉町厚生病院玄関前でもすべての計測器が振りきれた。国道 288号線を双葉町に向けって多くの人々が自宅に向かっていった。すべて
の住民が双葉町の高汚染について知らなかった。我々は双葉町に向かう住民 の車を止めて、長時間の滞在は危険であることを知らせた。
半径二〇キロ圏内立ち入り禁止の表示はなかった。また、検問もなかった。

問 い合わせ先:JVJA携帯:090-6101-6113

取材者;JVJA山本 宗輔、森住 卓、野田 雅也、豊田 直己、綿井健陽、 DAYS JAPAN編集長広河隆一

参考:広河隆一(談)
二月末のチェルノブイリ原発取材で、事故炉から二〇〇メートル付近で計 測した値は4ミリレントゲン。事故炉から四キロ離れた、プリピャチ市で計測した値は0,4ミリレントゲンでした。
(なお、広河隆一、森住 卓は チェルノブイリ原発、世界の核実験場など核汚染取材のスペシャリストである)
==============================

写 真:
双葉厚生病院1F検診室でも放射線測定器が振り切れた。

双葉町役場前の時計は地震発生時を示したまま止まってしまっている。

役 場に続く道には「原子力強度の発展豊かな未来」という標語が掲げられていた。
町はゴーストタウンとなっていた。
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【転載終了】

 そして、近況の転載記事である。


【転載開始】高線量率なるものにビビる。
2011年05月22日20:41

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 行ってきたよ、見てきたよ、フクシマ。
 マジヤバいよ、フクシマ。

 まず、マイミクsaikomsさんからガイガーカウンターを借りる。
 もともと、このガイガーカウンター、アラームがなるデフォルト値が0.3μSv/h。
 福島駅でその値をあっさり超えた。
 駅前東口の空間線量率で1μSv/h。
 いきなりピーピーなりだす。
 周りには、普通に駅の利用者がいる。
 慌てて、早速アラームの閾値を2μSv/hに設定し直す。
 んで、同じ東口で、側溝の上に近づけてみると、一気に3μSv/h超え!
 またもピーピーピーピー、アラームが鳴りだす。
 ひええ!
※参考までに。
1μSv/h=年間8.76ミリシーベルト。
3μSv/h=年間26.28ミリシーベルト。
いわゆる「20ミリシーベルト問題」を軽く突破のヤバすぎる値!
 福島市もこりゃアウトだよ。

 海岸線。
 新知町~相馬市~南相馬市まで走破。
 海岸から内陸数キロにわたって、マジで真っ平ら。
 もうそれは見事なほどに、真っ平ら。
 2カ月たってんのに、復旧どころか、片付けすら終わる気配がない。

 街中、田んぼ、屋根の上。
 船があちこちに転がってる。
 小舟なんかはもちろん、結構なトン数ある船も陸の上。
 普通の重機なんかじゃ絶対持ち上がらん。
 どーすんだコレって感じ。
 相馬市松川浦の漁港付近は、まだ信号も復旧してない。

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<市場の上に乗っかった漁船。分かるかいな。>


 イラク支援ボランティアの高遠菜穂子さんが瓦礫撤去のボランティアをしている
南相馬市の現場もお邪魔した。
 おばあちゃんの一人暮らしのお宅。
 線量計を持って行ってたので、あちこちはかってくれと頼まれる。
 家の中、側溝、蔵の中、そして畑。
 特に、畑で作っている野菜を食べてもいいかどうか、心配していた。
 畑の地表は0.6μSv/h。
 ちゃんとベクレル値で測ってないから正確には分からんが、
そんだけ出てたらやっぱやめたほうがいいよな、ってんで、
食べないことにした、と後から連絡を受けた。

 そして、件の飯舘村へ。
 南相馬市・原町区は平均して0.22μSv/hくらいだった。
 それが、八木沢峠を越えて飯舘村に入ると、突然線量率が上がる。
 一気に1→2→3μSv/hへ。
 アラームがけたたましく鳴りだす。
 上述したように、いわゆる「20ミリシーベルト」で考えてもアウト。
 めんどくさいので、アラームの設定値を6μSv/hに設定し直す。
 役場前も3μSv/hくらい。

 我々が役場に着いた時、幼児を乗せた幼稚園の送迎バスが
ちょうど出て行くところだった。
 早く逃がせ、アホたれ!!!

 菅野村長とも面談。
 やつれた表情、うつろな目。
 ダメだ、こりゃもう精神的に疲労しすぎだ。
 対応能力を失っている。
 ちょうど長野県中川村の曽我村長からケータイに電話が入る。
 どうも、俺のツイートを見て、俺が飯舘村にいることをつかみ、
連絡してきたようだ。
 「こっちにも村営住宅で受け入れるよって菅野村長に連絡してるんだが、
返事がないんだ。聞いといてくれないか?」
 早速菅野村長に聞いてみると…
 「申し出はありがたいが、そういう話をたくさんいただいている。
ひとつひとつに返事を出せる状況じゃない」
 「今電話があったばかりなので、コールバックしますけど」
 というと、おおきくかぶりを振って
 「いや、いい、いい」。
 ダメだ、行政単位では村人を救えない。
 同日夜、中川村・曽我村長に電話、事情を説明。
 曽我さん「一本釣りしかないか…」
 行政という枠にとらわれない曽我さんの行動力に期待。
 そして菅野さん、責任感は分かるが、1日でも休んだほうがいい。
 今の状態では村民が犠牲になる。

 役場を後にした我々は、村の方の案内で、飯舘村一番の「ホットスポット」へ。
 長泥(ながとろ)地区というそうだ。
 そこに行くには、役場から峠をひとつ越えるのだが、
そこを越えた途端、ガイガーカウンターのアラームがピーピーなりだす。
 外に比べて車の中の線量率は4割減と言われている。
 それでも6μSv/hを超えたってことは…外は10μSv/hくらい!?
 やってられん、アラーム閾値を10μSv/hに設定しなおしじゃ!
 長泥地区に到着。
 車外に出ると、あにはからんや、またもアラームが…
 数値を見ると、12μSv/h。
 ここまでいくと、もう殺人的。
 年間で換算すると、100ミリシーベルトを超えてる。
 原発の現場労働者が通常認められている「5年間の積算線量」が
100ミリシーベルト。
 そして恐ろしいことに、まだそこに人が住んでる!!!
 9割は逃げたが、逆に言うと1割まだ残ってる。
 実際、焚火をしている女の人を見かけた。
 マスクはつけてたが、ここまで高いと、マスクなんかもう意味がない…
 いや、内部被ばくを考えると、せんよりマシだが、そんなことを
議論するような値じゃない。
 人生諦めないで欲しい…。

 しかしいろいろあるのだ、特に飯舘村の避難問題は。
 なだけにもどかしい。モヤーっとする!!!

 で、その長泥地区でもとびきりのホットスポットへ。
 案内役のAさんが「ここ測ってみましょうか」
 ある雨どいの下にガイガーカウンターを置くと…
 あっという間に値が上昇、軽く500μSv/hを超える!!!
 年間になおしてみてみそ。
 500(μSv/h)×24(時間)×365(日)=43800000μSv。
 =4380ミリシーベルト。
 =4.38シーベルト。
 2時間いれば、普通の人が浴びていい年間の限度を超える。
 本当はガイガーカウンターをじっくり置いて計測しないといけないのだが、
とてもそんな悠長なことをしてられる現場じゃない。
 実際は500を軽く超えてるようだ(写真参照)。

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長泥地区での最高値。年間で言うと6?くらい。シャレならん。>


 ひとつ確認しておきたい。
 「放射線管理区域」というのがある。
 簡単に言うと、「普通の人は入っちゃいけませんよ」という場所。
 一番身近なのが、病院のレントゲン室。
 この区域では、いろんな規則がある。
 例えば、モノを食べちゃいけない、飲んじゃいけない、液体や塵を
床に落としてはいけない(ちょっとでも落とそうもんなら必死こいて除染して
始末書書いて上司に「すんませんでしたー!!!」と頭を下げまくらねばならない)、
そして決定的なのが「子どもを入れてはいけない」。
 その「放射線管理区域」に指定される基準の値が、

 0.6μSv/h

 なのだ。
 600μSv/hってことは、その1000倍!!!
 どんだけめちゃくちゃな値か、これで分かると思う。

 ついでに(?)ベータ線も測ってみた。
 普通、そこらへんではベータ線はほとんど検出されない。
 これまたぐんぐん値が上昇、ヤバい、ここに高濃度の放射性物質がある!
 いや、そんなもんはガンマ線の線量率から分かっちゃいたけど、
ベータ線の収束量を見て寒気が走った。
 とっとと尻尾巻いて逃げたさ。
 それが普通の心理ってもんです。
 それに慣れてしまった、慣らされてしまった飯舘村民…
 マジでヤバいよ。
 どうやって逃げてもらうか…なんという難題。

 ちなみに、その村民たちが要求しているのが、「ホールボディカウンタによる
被曝測定」。
 全身の被曝量を検査するもの。
 原発の作業員たちが、作業後毎日測定するヤツです。
 これによって、どんだけ被曝したか、あらかじめデータをとって、
本人がそのデータを持っていることが、今後非常に重要になってくる。
 後でガンなどを発症した際に、被曝が原因だと証明するためです。
 それを政府に要望しているのだがあっさり蹴られたそうだ。

 それはもうヒトゴロシだよ。
 どうにかこの要望を飲まさないと、飯舘村民が放射線被害症例の
モルモットにされてしまう。

 実際、ある意味手遅れな部分がある。
 一番被曝量が大きかったのは、おそらく例の「水素爆発」の後。
 その時に大量に出たヨウ素は、もう検出できなくなってしまった。
 放射性ヨウ素自体は検出できないくらい放射能が小さくなっても、
その時にくらった影響は後々まで続く。
 その「証拠」がもう分からなくなってしまったのだ。
 しかし、できるだけ早くホールボディカウンタによる被曝量検査をすることで、
少しでも後の補償などで正当な権利を得られる。

 どうにかせにゃ!!!

 平和学という学問=科学をつかさどる立場として、
これだけは断言しておかねばならない。
 これはマジで戦争だ。
 原発の作業員は、前線に送られる兵士と一緒。
 放射線という弾丸がびゅんびゅん飛び交う中に突撃させられる。
 その弾丸がびゅんびゅん飛び交う戦地を逃げなければならない避難民。
 統制された情報。
 抑制された行政。
 何もかもが、戦争と全く同じ構図なのだ!
 違うのは、普通の戦争は、戦ってるヤツら同士が話し合って和平すれば、
人が死ぬのもモノが壊れるのも終わるが、原発はそうはいかないってこと。
 原発は話し合いになんか応じてくれない。
 決して和平することのない相手と戦わねばならない、
戦争以上にタチが悪い究極の戦い、それが原発震災、原発事故なのだ。

 ありとあらゆる危機感てんこ盛りの被災地訪問だった。

※加筆(5/24 23:45現在)
写真のガイガーカウンターに関して「ビニルなどに入れていないので
正確な値が出ていないのではないか」というご指摘を受けました。
このご指摘はもっともなもので、計測器に放射性物質が付着すると
その後の計測に影響を及ぼします。
また、この計測器は簡易型ですが、より高精度なガイガーカウンターを
私たちは持参しており、この日記で綴っているものは基本的にその数値を
もとにしています。
ただし、「500μSvスポット」に関しては、その高精度の計測器の
測定範囲を大幅に超えているため、この写真のものを含めた
2つの計測器で測っています(常時2器以上の体制で測りました)。
ご指摘を受け、加筆させていただきます。
※再加筆
もう少し詳しく説明すると、私が使った計測器は基本的に
カバーの中に入れて計測していました。
この写真を撮った時は、ガンマ線だけでなくベータ線も計測するため
カバーを外しています。
(本体のふたをはずさないといけないので)

【転載終了】