まだ、ホームページに載せてない絵が出てくるから 毎日ギャラリーの絵を 更新している 今日も 見つけて スキャンした 待てよ この絵は、私のじゃない。 誰だ? 結局、息子のだろう。という結論。 浪人中、画塾に通っていた頃のだろう そう思い至った
その考えた過程は
鑑定する人のことを思わせる推理だった
まず
この花の絵
茎の中心と
花の中心がずれてる
そういうの
私はいやだ。気になる
この小さい画像だと
そう気にならない
むしろ茎が
とっても花にやわらかく結びついて見えていい感じ。
でも実物大だと駄目
クリックして大きくしてみるとわかります。
だからこういう状態では私は、描かない。
息子は
最初花なんか描けなくて
こうは描けなかったけれど
そのうち独特の存在感のある花を描きだした
この絵もよく見ると花びらの質感なんて
この細い線を使って
よく描いてるよ
夫も丁寧に描くけれどこれは違う。
娘は花びらの中にこういう線は描かない。
この画像では消してしまったけれど
鉛筆の線が残っている
それは全然私が描く線と違う
こうやって、誰の絵か
私の鑑定は進んで行った。
鑑定士って
作家の持っている線とかタッチとか色とか
こんな風に把握していて
鑑定するんだろうね。
私には
私の絵ではない
ということだけがはっきりわかるけれど。
この絵の中にある誠実さと物に向かう丁寧さは
いいなあ。
見習わなくちゃ。
私も
無神経に見えて
この茎と花の中心がずれたら咲けないよ
いやだよ
というところは厳密なところもあるんだねえ。
この絵
大事にとっておこう。