この間
これを見て
朝鮮の美術全集も借りてきて
陶芸に今興味津々
私が初めて陶芸に関心を持ったのが20代
民芸品店の店員をして働いた時だ
??10代の終わりか?
柳宗悦の民芸運動について仕入部長にいろいろ教わったが
その時の民芸陶器というのの観点は浅かったなあと
思い知ってるところだ
朝鮮の女の陶芸師の話のドラマを見ているところ
時の王は宣祖 秀吉の朝鮮出兵の時の王だ
あの時も多くの陶工が日本に連れてこられ
龍門寺焼きなんかも その一つだ
黒もんと呼ばれてるの 好きで一つ持ってる
ちょか っていうのだ
しかし 焼き物の世界も奥が深い
今頃改めていろいろ面白い
これ有田焼
あら いつも使ってる皿 有田焼だった
落として割らないように大事に使おう
こういう磁器に描かれた絵
青一色の これも筆使い 興味津々だ
こういう絵の成り立ち
よくよく眺めたくなってきている
今見てるドラマは王室の磁器を作る工房と
飢えと疫病に苦しむ民の食器の話が出てくるが
美術品として
眺めるときも 階級社会だなあと見ている
私がその民芸品店で働いてた時は
用の美というのの優位性に圧倒されて
歴史的なことまで頭になかった
朝鮮から陶工が入ってきて 築かれた窯
と思っていろいろな窯場を見てきたが
そんな生易しいもんじゃないな
私がその後おやじとけんかして家出しちゃったときは
当時盛んにいろいろな窯場の話をしてたものだから
ここ茨城の笠間焼のところに来てるんじゃないかと
探しに来たそうだ
その後学生時代に陶芸の授業は
前も書いたかもだけど1年目は窯を作って終わり
次の年はその窯で素焼きを焼いて終わりだ
勤めた学校で焼き物を授業に取り入れた学校は1校だけ
前任の方が陶芸を取り入れてたから
生徒は楽しみにしてたから
やるっきゃないなと民間の陶芸教室に通った
武蔵も一緒にやってきてたのだ
その学校は大荒れの不良だらけの学校で
社会科の元農家の出の先生が校庭に花畑を作って
花や野菜を作って子供たちと触れ合ってた
私も授業で花瓶作って
校内に花をいっぱい飾るといいかも
と花瓶づくりを授業に取り入れた
その学区域には
キリスト教関連の孤児院や親から養育破棄された子供のための
公的施設などもあって
とても大変な環境の中で育った子たちが多かった
そうでなくても
不良少年山盛りだったのだ
みんな大きくなって
今頃もう老域に入っているだろうな
思えば教育の主人公は子供
政治の主人公は国民
病院の主人公は病人
そういういろいろな仕事の主人公の取り違え
すべてが金儲けと権力 という野蛮な動物が人間
という様相があからさまな時代になってきてる