じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

山に行って来ましたよ

2014-08-04 16:05:48 | ツーリングと山と温泉
いや、真夏の山なんか・・・特にさして高くも無い山には行くもんじゃ無いかもしれませんぜ。
ナント申しましょうか、それを言葉にすれば「難行苦行」と言う事で宜しいかと思う訳です。

まず・・・暑いです・・・どのくらい暑いかと言いますと、貴方様が思っている暑さの1.76倍くらいですかね? ほほぉ~ 良く分からないですか? では、表現を変えまして、3670円くらいの暑さでありました、と。

で、行ったのが船形山ですから、一番高い所で1500mな訳です。
いや、東北の山は冬は厳しいです・・・標高が低くても決して舐められない山ばかりでありますが、夏は別です。
夏には雪も無い訳でして、そうなると、標高が低いだけにただの薮山になっちまう訳であります。

真夏の炎天下・・・笹薮・灌木の薮で風も通らない山道を汗を垂らして行く訳ですが、これを「難行苦行」と言わずしてナンテ言えば良いのか・・・私には言葉が見つかりません。



難行苦行の道で小さな花に励まされます


これはアジサイでは無いと、先日知りましたが・・・


船形山 山頂小屋 今夜のお宿です

いや、軽い気持ちで出掛けた訳です。
まっ、多少は脳味噌を使いまして、炎天下だと水は要るよな、と言う事で、水物一式で6リッターは背負った訳です・・・が、真水が300ccしか余りませんでした。
いや、この山行の行程では水場は無いので背負って行くしか無い訳です。


蟻が蠅を持ったまま垂直のガラスを登攀・・・すげぇ力だ


私の居住空間です

この小屋はアレです・・・避難小屋なんでみだりに泊まっては行けないのかもしれませんが、しかし、私は遭難はしてないけれども、家庭の事情から避難して来たと言う事で許されると解釈している訳であります。

此所は、バス・トイレ完備・4LDKでは無く、ポットントイレはある物の、水無し、の、一階と二階の2フロアーであります。
宿泊料は無料であります。

いや、しかし、夏場は二階は暑過ぎて寝られませんぜ・・・これホント。
で、ンじゃぁ冬はと言うと、下でストーブをガンガン焚くと二階はサウナになっちまって、やっぱし二階には寝られないと思うんで、余程快適な時節を見極めないと難しいと思う訳であります。

この日の夜は独りでありました・・・と,言うか、いつも一人で泊まってるんですけど。


これが船形山山頂です


山は気圧が低いので身長と脚が伸びます・・・嘘


もっと見頃のが咲いてましたが、この草臥れ加減が良い訳です


これは飯炊きの秘密兵器です(火加減無用・一気炊きです)


豪華な夕食 メインはカレーと味噌汁です

飯炊きの秘密兵器は優れものでして、強火で一気に炊き上げます・・・煮上げる、か?
で、標高3000m以下なら気圧による芯の残った飯になる事も無く、美味しく炊けます。
しかも、素早い・・・1.5合を20分弱です。
残ったお湯で味噌汁を作ると「味噌味の重湯」になるので水は無駄になりません。

缶ビールを二本、魚肉ソーセージとチーズを齧りつつ、ゆっくりやりながら、飯は、始めに白米のままある程度喰います・・・いや、美味いんですってば。

で、カレーの袋にスプーンを突っ込んでカレーも少しづつ食べます。
で、ごはんとカレーの割合が程良くなったら、コバンをカレーの袋に入れて食べます。
そうすれば汚れる食器はゼロでして、スプーンを良く舐めれば綺麗になってまた使えます。



洋風で豪華な朝飯 コンソメスープが粋ですね

晩飯は5時過ぎ・・・明るいうちに喰っちまいます。
で、朝飯は・・・本日は4時50分でありました。
お湯を沸かしてスープとコーヒーだけですから手間は要りません。
いや、フリーズドライのピラフをと思っていたんですが焼酎を呑み過ぎたのか胃が重くて米は避けました。


ナンなんですかね? 雄蕊だか雌蕊だか線香花火みたいな


シルバニアのお家みたいな山頂小屋 またねぇ~

いや、行きはヨイヨイ帰りはコワイ・・・私の田舎じゃ疲れた事を「こわい」とも言う訳ですが・・・いや、こわかったわぁ~。
ナニが怖いったって、山小屋で独りで寝る、ナンてのは平気なんですが、炎天下ですね・・・死ぬかと思いました。

で、昨日は日曜日・・・なんぼ辺鄙な後白髭経由で行ったとは言え、天下の船形山ですぜぇ~・・・誰独りとして会わなかった・・・一日中・・・もとい、二日間独りでした、と。

あとアレ・・・人が来ない理由に「薮」が在るかも知れない。
昨日、蛇ヶ岳への登り道で・・・こりゃぁ薮が酷いなぁ~登,行った訳ですが、本日、行き掛けの駄賃にと回った三峰は薮が道を覆い尽くす箇所があって足下が全く見えないと言うのが随所に在る訳です。

で、そんな三峰では、朝露で登山靴の中までグッショリ濡れちまいまして・・・そーかぁ、やっぱし俺らぁ水も滴る良い男だなぁ~と、感動ものでありました。

いや、ホントの事を言うと・・・死ぬ事は無いと思いますが、行っても楽しく無いんで、秋になって草が枯れる迄は止めといた方が良いかもしれませんぜ、と。

と、言う事で・・・後白髪山~蛇ヶ岳~船形山(泊り)~蛇ヶ岳~三峰~後白髪山・・・の山行は、とても楽しく終了したのでありました。

今回の山行の費用は・・・全部家から持って行ったので、私的にはゼロ円でした。



コメント (3)
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