ハーモニカな日乗

すばら式ハーモニカライフ、ガーデニングなどその他日常雑多を綴る。

桜を観に北へ

2018年04月22日 | 旅行
遅い桜を見たいと秋田山形に出掛けました。

思い描いていた通りの桜が観られて言うことなし。

秋田県にかほ市象潟。松尾芭蕉も奥の細道の道中、わざわざ足を延ばして眺めた九十九島(当時は海に浮かぶ島でした)と鳥海山。




残雪に輝く鳥海山と満開の桜。にかほ市金浦・勢至公園。




実はこの池の周りを車で巡れるのですが、老人ホームやデイケアセンターのマイクロバスがひっきりなしにやってきます。実は地元でも地方でもどこでもそうなんです。やっぱりこの季節、桜を観たい。ボクも同じ、分かるなあ。



翌日、山形県天童市天童公園(舞鶴山)。



この時期、ここは人間将棋で有名です。こちらのソメイヨシノは少し散り始め。濃いピンクのしだれ桜があってきれいでした。訪れたのは金曜日。地上の将棋盤で、明日・明後日(土日)のイベントのためのリハーサルが行われていました。







いま、ボクのマイブームは将棋。桜前線は秋田に入っていましたが、調べてみると山形も間に合いそう。「帰路に天童公園に寄れる」と急に思い立ったわけです。この公園、20年ぶりです。そのときは6月の平日、駅から歩いて舞鶴山の急な坂道をエッチラオッチラ登ったけど沢山の桜の葉が茂る頂上の広場には誰もいませんでした。桜の咲く時期にいつか来たいな、との願いがやっと叶いました。


天童駅から臨む舞鶴山。



駅横の物産センターに寄ったら、天童が生んだプロ棋士、島田八段がおりました。


アニメ「3月のライオン」の中の話ですが、観光情報物産センターの案内のひとには「お、島田八段」と言っただけで通じた。なんだかうれしい。

中学生でプロ棋士になった主人公・桐山零くん(高校3年、五段)がいないところがミソかな。
いま、将棋界では中学2年でプロ棋士になった藤井聡太六段(現在高校1年)が快進撃、大リーグでは大谷翔平選手が二刀流で大活躍。現実がマンガを超えてしまっています。

交流館があって、入り口に左馬。
馬は右から乗るとつまづいて転ぶ習性があり、元来左から乗るもの。左馬は長い人生をつまづくことなく過ごすことができ、むかしから福を招くめでたいもの、商売繁盛の守り駒となっているという。
なるほど! いや、最近のボクは歩いているだけでつまづく。縁起がいいので、値段の安い左馬のペン立てを買った。




皆さん将棋を指していました。ボードには本日行われている名人戦第2局の局面がありました。やはり天童です。(64手目あたり。結果は佐藤名人の勝ち、1勝1敗)



ここで、これからプロ棋士の解説があるとのこと。聴きたい、帰りたくない。後ろ髪を引かれる思いで車を走らせたのでした。天童から自宅まで370キロ、5時間。

来年はこの時期、富山、金沢、福井・丸岡城に行きたいと考えています。