ハーモニカな日乗

すばら式ハーモニカライフ、ガーデニングなどその他日常雑多を綴る。

介護施設のお祭り メインイベントはハーモニカが主役

2018年10月23日 | ボランティア
10月20日(土)、行田市にある心春(こはる)という介護施設の「第2回心春祭」に、ハモ友のRAKUSAIENさんとともに出演してきました。



RAKUSAIENさんが以前に通所していた縁ですが、行きがかり上、RAKUSAIENさんのハーモニカとぼくのハーモニカ&ギター伴奏で急遽出演することになったのです。

さらに、心春のパートさんでエレクトーンの名手Fさんとエレピの人も加えてやることになり、その進行打ち合わせを管理者のSさんやFさんとSkype(テレビ電話)で行うという、なかなか面白い展開でした。単なるメールと違って、相手の顔が見えますからね。 さすがやり手のSさん、いただいた打ち合わせ確認文書は完璧。

しかし、演奏会場は玄関前の広い駐車場。屋外だというのです。
エレクトーンには大きなスピーカーが付いているし、心春にある拡声装置でハーモニカの音を出せば良い、というくらいのアバウトな認識。
ハーモニカは2人、ギターもある。エレクトーン、ピアノと音のバランスはどう取るのか。MC用のマイクも要るでしょうし。

こういうイベントに使ったことのない拡声装置(音響装置)では不安。ぼくがいつもボランティアで使っているPAでやろうとなりました。(本当は屋外でやるほどのパワーはないけど仕方ありません。)

11日(木)には、心春にPAを持ち込み、Fさんの古いエレクトーンとの接続を確認し(Phone出力でした)、RAKUSAIENさん、ぼくとのリハを実施。

当日は12時過ぎからセッティング、音出しとリハ。
13時30分、いよいよ本番。
お客さまは通所者とその家族など200人くらいいてその数にビックリ。 模擬店もあり、かわいい櫓もある。手作り感満載のお祭りです。




 



ぼくとしては、演奏が始まるまでが勝負。音響関係をつつがなく整えることで仕事はほぼ終わりという気持ちでした。しかし、プレーヤーでもあるぼくがミキサーいじって音のバランスをみるのはたいへん。通りかがりの職員やRAKUSAIENさんの奥様に音のバランスを聴いていただいたり。小さなイベントであっても音響スタッフが欲しいと思いましたね。

本番、RAKUSAIENさんの演奏は素晴らしい出来でした。痛みを抱えるお身体でありながらの練習はたいへんだったと思います。




プログラムは、「秋のうたメドレー」はユニゾン、「荒城の月」「この広い野原いっぱい」は二重奏。「峠のわが家」はハーモニカだけのデュオ、そして、RAKUSAIENさんのソロで「芭蕉布」「浜辺の歌」(ぼくはギター伴奏)、アンコールは「ふるさと」。
Fさんのストリングスやベース音をバックに演奏するのは気持ちよいものでした。Fさん、ありがとうございました。
全7曲、挨拶等を含め30分超のライブはお客様からも好評だったようです。ぼくらも一安心。

その後はけんちん汁やフランクフルトや焼きマシュマロなどを食べたり、小さな櫓を中心に盆踊り、最後にはいろんなものが当たる抽選会があったりして、お祭りを大いに楽しみました。
第2回心春祭、大盛況でしたね。職員のみなさまもお疲れさまでした。


3時頃から空模様が怪しくなってきましたが、雨には降られず15時30分無事終了。
振り返ってみれば、ぼくらの演奏はメインイベント。RAKUSAIENさんとそうだったんだと頷き合ったのでした。

RAKUSAIENさん、78歳。車いす生活を余儀なくされていますが、ハーモニカは生きる大きな力となっています。この小さな楽器、いいものですね。

帰路は大雨に遭いましたが、気分は晴れやかでした。