第29回手で触れて見る彫刻展(藤沢市民会館第1展示集会ホール)を見てきました。
視覚に障害のある人が目の見える人と共に彫刻を鑑賞できる彫刻展です。
手で彫刻に触ってよいというのがこの彫刻展の特徴。
市内在住の彫刻家、桒山賀行氏が主宰する教室の生徒の作品約60点や、視覚障害の人が制作した木彫が出品されていました。
桒山賀行氏の作品
展示されている作品は素人は思えない、素晴らしい作品ばかり。単なる木材からこんなに立体的な造形物が出来るなんて、ひとの創造力というのはすごいものです。
友人の作品。
これはポップ! 見学に来た子どもたちが怖いといったとか。
視覚に障害のある方の作品。左は鎖です。繋いだのではなく全部彫ったもの。 右の作品もそう。発想が斬新
仏像を彫るひとがほんとうに多いです。
「音楽は目にみえないけど、彫刻は現物が後々まで残るからいいよね」と言ったら、友人曰く、
「家では邪魔物扱い。展示しているみなさんもそうみたい」
「.....」
アートは古今東西なかなか理解されないようです。
手作りの点字絵本も隣接したスペースに展示されていました。
こどもたち、夢中で読むだろうな。
これ1冊しかないので、壊れたら修理するのだそうです。
厚くなってしまうのが難点とのこと。
もう一つ。世界の楽器もありました。筒の中に豆のようなモノが入っていて、縦にすると風の音が出る楽器は面白かったです。