北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

午前、午後と講演会はしご

2011-07-09 | 雑感
 午前中は石川県地場産センターで開かれた県教組全支部執行委員学習会に参加。
 問題提起は前大阪府教組委員長の新居(にい)晴幸氏。演題は
「橋下府政と対峙し、どのように組織強化・拡大をはかったか」。
 
 7時間にもおよぶ橋下知事との徹夜の団体交渉、府庁を包囲する7000人のデモ、さらに単なる組織拡大ではなく「教え子を再び戦場に送るな、を柱にした日教組魂を入れなければダメだという新居氏。
 テーマの通り、橋下府知事の里理不尽極まりない公務員バッシングに対して、自らの権利を守り、さらに組織拡大に向けてものすごいたたかいを展開していることに圧倒される。
 約1時半の講演後、司会からの質問ありませんかとの声に手が挙がらない。会場全体が講演内容に圧倒されたようだった。

 午後は教育会館で、ふぇみん婦人民主クラブ・同金沢支部主催でマスコミでもおなじみの同志社大・浜矩子さんの講演があった。テーマは「東日本大震災後の社会を私たちはどうつくっていくのか」。

 東日本大震災からのメッセージとして、
1.「解体の誤謬」に御用心
2.選択と集中はもうやめよう
3.答えは聖書のなかにあり
 さらに今後の方向性として、経済学者らしく「僕富論」から「君富論」への発想の切り替えを提言された。

 これだけでは何のこっちゃらわからないだろうけど、日頃、学生相手に教鞭をとっているだけあって、講演は随所にジョークを散りばめ、わかりやすい事例を折り込み、集中力を切らさないように話を展開していく話術はさすが。


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