ブログ仙岩

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「伝統野菜を守る」山澤清氏のお話を聞いて

2016-01-06 09:16:08 | エッセイ
1/6今朝4時15分過ぎ、ラジオを聞くとわかりやすい東北弁の男性の声、山形庄内町で農業を経営しているとわかった。

長男がアトピーで、まず食を研究、農薬を使わない農業の実践へと、ハーブに目を付けた。

その肥料は、落ち葉と牛糞か鶏糞の動物性がいいのだが、鳥インフルなどの病気で、より自然な鳩を飼育して肥料を作った。無農薬の地域循環型の農業経営を確立した。

また、カラスウリを栽培し、一人できないから、数年かけて本物のカワスウリにして、その根を赤ちゃんのあせも予防のベビーパウダーに作り上げた。

最上川河川敷にハーブ園を作り、バラの実ロースヒップという肌のすくみを改善するものを作った。

この関係からであろう、自然循環型の農業の基本である、水には、杉林で沢蟹が住めなくなった。山には沢蟹、田んぼにはメダカ、泥鰌、タニシが、畑には蝶が住める環境にあるべきと。

だから、蝶々がきて青虫が野菜の葉を食べる。その青虫の糞が畑の肥料となり、木の葉と混ぜて循環させることで、伝統の野菜が守られる。虫のつかない野菜を食べているからアトピーになってしまう。

きれいきれいにしての食事、見た目にはいいが、無抵抗の体質となっており、少しぐらいの泥のついた虫食い有機野菜を食べることで、抵抗力のある健康な体が保てると私は思った。69才の山澤さんの努力に感謝。