ブログ仙岩

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生活習慣とITによる脳障害、川島隆太先生の話

2016-01-29 09:41:23 | エッセイ
今年1月4日からマイあさラジオの健康ライフの放送川島隆太東北大加齢医学教授のお話「生活習慣と子供の脳」をネットで聞いた。

スマホや電子辞書はすぐに答えが見つかるので便利で楽である。これが問題で、紙の辞書を使うことより学力が低下する。これは能動的に脳を使うためであり、IT機器により脳発達は20世紀で終わり退化し始めているという。

ではどうすればいいか、頭の良し悪しは前頭前野の働きで決まる。1~120まで数えたり、5ケタのランダムな数字57483を順序良く言ったり,逆に言ったりする脳トレである。毎日日記をつけるとか、計算を早くする脳トレで作動記憶を向上させる。

これには、料理をすることで鍛えられる。一つ一つ作っていては時間がかかりすぎる。一度に2つや3つの料理をこなすと短時間で済ませる。意欲や想像力が培われる。が、パンだけの朝食では食べないのと同じで、昔は厳しい仕事や受験には甘いものがいいといわれたが、ご飯におかずをしっかり食べることでバランスの取れた食事から、学力体力が2割上がる。

また、受験で朝の1時2時まで勉強すると、うちの大学(東北大)や東大には入れないという。入学する学生は11時までに終え、十分な睡眠を取っていると。睡眠が短いと脳の海馬が働かず、記憶力も低下する。

夜更かしをすると、メトコンドリヤス(体内の細胞にある)の能力が低下して、疲れやすく、朝ご飯を食べない人は仕事を先延ばしにする傾向があるという。

成功のカギは、バランスのいい食事、十分な睡眠、そして適当な運動で受験も、仕事も成し遂げられる。