オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

オムスビ

2010-04-01 | Weblog

4/1(木) 今日から平成22年度がスタート。新入社員らしい姿が目に付くはずだが、目立たない。これから長~い勤めがスタートするだろうが、昨今の世情を鑑みるとスタート台に立っのも至難のことか・・・。

残念なことに、我が会社にフレッシュマンの姿は今年もない。何時になれば、新人を迎える体制になるやら。

自分が新入社員の日のことは未だ忘れられない。何ともノー天気な新人であったことか・・・。更に遡る、入社二日前の3月30日のことが甦ってきた。

4月1日、日比谷公会堂での入社式を控え、帰省した郷里から上京のために夜汽車に乗った。高知から土讃線・宇高連絡線と乗り継ぐ車中での出来事である。

隣の席に居た威勢のいい若者四人組からイチャモンをつけられ、とうとう宇高連絡線の船中で喧嘩沙汰となった。

何しろ就職を控えた身。事件や事故は起こしたくないと云う自制心だけは在ったが、「かくなれば、かくなることとしりつつも、やむに止まれぬ・・・」と云う心境に至った。なまじ、体力に自身があるというのも困りもの。

狭い船中からデッキに出て立ち回り、運がよかったのか入院沙汰に及ぶような事件に至らずには済んだ。

あの時は就職を諦めた心境でいたことは確か。サラリーマン人生のスタート前からひと波乱あった訳だが、就職してからも小さな波は幾たびか浴びてきた。よくぞこれまで持ちこたえた、と云うよりは、生かして貰った。

新人の諸君。何が起ころうが、諦めずに前に進め。と伝えたい。

 

さて、今日の弁当オニギリ改め「オムスビ」と呼ぶものにした。毎度同じようなメニューでは作る方も些かウンザリだが致し方なし。とは云いながらも、炊き立ての飯の芳しさは、いやはや脳みそを甚く刺激する。

具は、梅・塩昆布・豚小間炒めの三種類。これに、ネギ入り卵焼きとウィンナーの茹で炒めと、至ってシンプルな装い・・・。

                     

豚肉は、シャブシャブ用の残り物。こいつを小口に切り、ネギと茸の刻んだもので濃い目の味付けで炒めた。梅干は自家製で、瓶蓋を開けただけで酸っぱさが漂う代物。

                     

都合八個のオムスビを作った。配分は、家人二個、K君と私が三個である。

 

今日は暖かいようだし、桜の様子も気に掛かる・・・。心なし、行き交う人のネクタイの色合いが明るくなってきた。

 

コメント
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