オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

「古本Bar平石」閉店

2011-11-27 | Weblog

11/27(日) 昼過ぎ、会社へ出ようと駅に向かう。途中、あの古本Bar「平石」の前を通る。と、トラックが店前に止まり荷物を運び出していた。そう、古本Bar平石は昨夜で閉店・店仕舞いであった。

23日の夜、立会川での飲み会の後にブラリ立ち寄ると店主は居なかった。携帯にTelすると近所で飯を喰っていた。「おいでよ、飯奢るから」と言われて、直ぐ傍の安いステーキ店ケネディで店主の人情の如き薄い肉を馳走になった。土曜日で店仕舞いすると、その時に聞いていた。

昨夜、渋谷で酒を飲み始めるまでは「平石」の店仕舞いのことは覚えていた。遅くにも顔を出そうと思ったいたのだが、ほろ酔いで帰宅するとすっかり忘れていた。呆け老の典型である。

そして、昼過ぎに引越し荷物を運び出している処に遭遇した。既に小さな看板も外され、店内のカウンターも書棚も運び出されて伽藍とし、店前に積み込むばかりの荷物が置かれていた。

店主の平石さんが、店前で陣頭指揮か何やらウロウロとしていた。「昨日こなかったね、昨夜は二時までやってたのに」とのこと。『いや~すっかり忘れてたよ』と臆面もなく伝える。『じゃ~、最後の写真を撮ろう』と店仕舞いの店主を写す。

                           

「今晩一杯やろうよ」と言う。帰りが遅いかもしれないし、それに日曜日じゃ店も開いてないだろう、来週にしない?と云うと、「俺の愚痴も聞いてよ」とのこと。其処までいうんじゃ付き合うしかない。帰宅したらTelすることにした。

「古本Bar 平石」は、ここのところ客が多かった。閉店間際だと云うことで来てくれたようだ。元々この店は、2~3年の短期間の約束で借りていた。小さくて古い建物で、建替えまでとの約束だったと聞いている。

店主はそれでも家賃が高いので大変だとこぼしていたが・・・確か、月額18万円とかだった。何れにせよ商売にならんと零していた。今夜は、商売にならん仕事が終わって良かったね!と、言ってやろう。

平石氏の本業は本の出版、正確に言えば企画・プロデュ―スか。スピリチェアルな系統の本が得意とか。本の話、情報誌のことで話が合った。一緒に飲みながら、いろんな企画が話題に上ったが、どうもビジネスとしては?なので進展しなかった。(私にも慎重なところはあるようだ)

そんな小さな店との付き合いであったが、無くなると淋しい。街の明かりが、ささやかな灯りではあったが、無くなると暗くなる。

 

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