3/3(日) 今日は節句で雛祭り、長女の二歳と半年になる娘“空”がいるので、赤飯でも炊いてささやかに祭りごとをするようだ。お雛様の段飾りは、いじりまわしてぐちゃぐちゃにするだろうとのことで飾らないようだ。
お祭りと云えば、昨日弊社の顧問でもある渡邊一雄さんの「喜寿と出版記念」のお祝いの会が如水会館であった。HIROさんと二人で参加した。200名に近い方々、大半はご高齢の方であったが賑やかに、落語あり(渡邊さんは三遊亭大王の芸名を持っ)、大道芸から唄まである楽しい会であった。
渡邊さんが新たに出した本は「77歳のバケットリスト」(はる書房刊)と云うタイトルのエッセイ集であった。タイトルの意味は、人生の最後を飾るために自分のやりたいことをリストにする米国の習慣からとり、渡邊さの人生双六について語り、また読者への問いかけでもある。
第一線のビジネスマンであった40歳で社会貢献活動に目覚め、大学教授・病院ボランティアの代表や老人ホームの施設長等と多彩な人生を生き、70歳で落語に親しむようになった渡邊さんの含蓄に富んだエッセイである。社会福祉法人のスタッフに向けた広報誌に連載したものを中心にまとめた本であるが、示唆に富んだ内容で改めて一読の価値がある。
記念会で、102歳にしてなお矍鑠としておられるお婆様から花束を贈呈されたナベさんは嬉しそうであった。エネルギッシュで元気一杯の姿から、白寿まで現役で活躍されそうに見受けられた。
これだけ元気な方の側にいると、こちらの方も元気になるから不思議である。何時もパワー全開のナベさんであった。