2003~2009年に、富山県中央植物園で見かけた生きものの紹介しています。
今回は、タテハチョウ科、ドクチョウ亜科ヒョウモンチョウ族のオオウラギンスジヒョウモンです。
ウラギンスジヒョウモンとよく似ており、「オオウラギンスジヒョウモンの方が大型」「前翅外縁はウラギンスジヒョウモンでは概ね直線的であるが、オオウラギンスジヒョウモンでは窪みがある」「後翅表面 中央の黒色条は、ウラギンスジヒョウモンでは支脈で分断される傾向が強いが、オオウラギンスジヒョウモンでは連続性が強い」「前翅裏面 の先端は、オオウラギンスジヒョウモンでは暗褐色である」などを総合的に判断して、見分ける必要があるようです(ウェブサイト『Welcome tofield/ウラギンスジヒョウモンとの区別』参照)。
富山県では、オオウラギンスジヒョウモンはウラギンスジヒョウモンと同じように低山丘陵地から標高2000m前後の亜高山帯まで分布していますが、ウラギンスジヒョウモンの記録は少なく分布も普遍的ではないようです(『富山県の蝶(Ⅱ)』参照)。
《吸蜜するオオウラギンスジヒョウモン?(前翅裏面先端が暗褐色) 2008/09/24》
《シオンの花で吸蜜するオオウラギンスジヒョウモン? 2008/09/24》
※ 5月の中央植物園(12) 5月の中央植物園の植物などです。17年ほど昔の写真なので、状況は変わっていると思います。
《ヒメシャガの花 2007/05/11》
《レンゲツツジの花 2007/05/11》
《ツリバナの花 2007/05/11》
《ミツデカエデの花 2007/05/11》
《カンボクの花 2007/05/11》