このブログのタイトルは、「スズメ(被食)」の方がいいのかも知れません。
昨年春、庭に餌台を設置したとき心配していたことが、現実になってしまいました。
① 野鳥が与える餌に頼り過ぎにならないか?
② 野鳥が集まることにより、その捕食者を引き寄せないか?
それでも、間近にスズメたちが繰り広げてくれる生き様の魅力に惹かれて、1日に1~2回、餌やりを続けてきました。
その結果、雪が積もりだしてからは、20羽前後のスズメがやってくるようになっていました。
この日(2025/02/08)、餌台に餌を撒きに行き、しばらくそこにいると、集まってきたスズメの群れが慌てふためいて飛び立ちました。このとき、2羽がもつれるように数m離れたクロマメノキの根元にできた雪の窪みに落ち込んでいったような気がしました(瞬間の出来事で、よく確認できませんでした)。
少し様子を見ましたが、鳴き声や気配がしてこないので、どうなったのか、雪をかき分けて見にいきました。すると、雪の窪みあたりから急に鳥が飛び出して、眼の前のフェンスにとまりました。モズです。モズは何故か逃げていかず、こちらをしきりに気にしています。(後で写真をよく見ると、嘴や足指にスズメの羽毛が付いていました。)
雪の窪みの中を見ると、ぐったりと動かない1羽のスズメと血痕がありました。モズにとどめを刺されたばかりだったのだと思います。
死んでまった以上はどうすることもできないので、そのままにしておいて様子を見ることにしました。フェンスにとまっていたモズの姿は見えなくなっていましたが、どこかで様子を窺っていたにちがいありません。
《餌台とそのまわりで餌を食べるスズメたち 2025/02/08》
《雪の窪み飛び出して眼の前のフェンスにとまったモズ 2025/02/08》
《雪の窪み飛び出して眼の前のフェンスにとまったモズ 2025/02/08》
《フェンスにとまったモズ(嘴や足指にスズメの羽毛が付いている) 2025/02/08》
《雪の窪みの中の動かない1羽のスズメと血痕 2025/02/08》
《雪の窪みの中の動かない1羽のスズメと血痕 2025/02/08》
1時間ほど経ってから現場を確認に行くと、血痕のほかはほとんど何も残っていませんでした。モズが何処か安全な場所に運んでいって食べたのだと思います。
今回、モズが猛禽であること、自然界で生き抜くことがむつかしいことを実感させられました。
《1時間ほど後の雪の窪みの中の様子 2025/02/08》
スズメがモズに襲われたところを目撃した後、気づいたことです。
① 地面に降りて群れで餌を食べているときなどでも、そのうち何羽かは、餌を食べずに枝などにとまって辺りを警戒している(ように見えます)。話し合って役割分担している訳でなくて、自然にそういうふうになるのでしょうか?
② モズが現れたのに気づき、飛び立って電線に群れでとまるとき、ふだんに比べて異常に密集してとまるような気がします。皆が同じ方向を向いてとまるのでなく、なかには逆方向を向いてとまっています。
《モズが現れたのに気づいて一斉に飛び立って電線に群れでとまるスズメ 2025/02/09》
《モズが現れたのに気づいて一斉に飛び立って電線に群れでとまるスズメ 2025/02/09》
※ 我が家の庭の探鳥記(2025/02/09)
① シジュウカラ 前の電線にとまってしきりに鳴いていました(でも、庭には来ず)。
今冬初めて自宅付近で見かけたシジュウカラです。
② イカル 眼の前のエゴノキにとまりましたが、写真に撮れませんでした。
イカルは我が家の庭で、初見です。