道端の枯れ木の樹皮の下から、黒くて丸みのある甲虫が出てきました。コカブトムシでした。コカブトムシは、カブトムシに近縁の甲虫ですが、成虫で越冬するようです(カブトムシは幼虫で越冬します)。
コカブトムシは、カブトムシのように♂♀の違いが明瞭ではありませんが、「(♂は)短い頭角をそなえるが、♀では短く円錐状」「♂の前胸背板中央は丸く陥没するが、♀では強く陥没せず、やや幅のある縦溝」「♂の前脚の爪のうち内側のものは幅広く先端で2叉するが、♀では細く通常形」(『日本産コガネムシ上科標準図鑑』)で区別できるようです。
《コカブトムシ 2013/04/18》