2021年10月中旬の観察記録です。
大きな農家の敷地境界あたり、日当たりのいいところに1~2mの実生のカラスザンショウが数本生えています。カラスザンショウの葉はアゲハチョウの仲間の幼虫の食餌植物、近くを通るときは「何かついていないか?」とのぞいてみています。
この日は、カラスザンショウの葉上に、葉柄に頭を向けて数匹のアゲハチョウの仲間(アゲハチョウ属)の幼虫がとまっていました。この仲間の若齢幼虫はどれも黒に白い模様の鳥糞状、しかも食餌植物がミカン科なので(キアゲハはセリ科)、なかなか見分けられません。
幼虫をちょっと刺激して臭角を出させると、紅色。この紅色の臭角でモンキアゲハとクロアゲハに絞られました。
ウェブサイト『大阪市とその周辺の蝶/種別 生態写真と解説(モンキアゲハ)』には、「同時期に飼っているクロアゲハと比較してみました。微妙に違うようですが、幼虫の模様は個体差が大きいため飼う数を増やさないとはっきりとした区別点は分かりません。」としながら、両種の4齢幼虫の写真が載せられています。これを参考にすると、モンキアゲハの幼虫のような気がします。
《カラスザンショウの葉についていたモンキアゲハ?の4齢幼虫 2021/10/14》
《カラスザンショウの葉についていたモンキアゲハ?の4齢幼虫 2021/10/14》
《紅色の臭角を出したモンキアゲハ?の4齢幼虫 2021/10/14》
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