昨日のブログの続きです。
3頭のニホンザルが、我々の食事しているところから15~20mほどしか離れていない、青々とした草の生えたところでしきりに草を食べていました。
ニホンザルが間近で草を食べる様子を撮ってしばらくして、妻が「あのサルたち、交尾しているんじゃない?」。これを聞いて、初めは「マウンティング」(優位のサルが劣位のサルに対してとる交尾の姿勢)ではないかと思ったのですが、短時間に繰り返し何度もしているので、交尾だと思いました。
見ていると、交尾してはムシャムシャ草を食べ、(少し場所を移動して)ムシャムシャ草を食べては交尾していました。摂食⇒交尾⇒(少し場所を移動)⇒摂食⇒交尾⇒(少し場所を移動)⇒摂食⇒交尾⇒‥‥‥。
この間(21分ほど)、写真に撮っただけで21回の交尾。このニホンザルの観察はいい加減で止めましたので、観察前後を含めると相当の回数になると思います。1回の交尾に要する時間は平均すると当然1分に満たず、数十秒?です。
私は、ニホンザルの交尾を見るのが初めてなので、今回の状況が「ふつう」のことなのかどうかはわかりません。他にもう1頭(♀のよう)が近くにいるのに、同じ相手とだけ交尾し続けていました。
《繁殖期の♂の臀部 2022/11/19》
観察した21回の交尾を連写しましたが、すべてを紹介できませんので、3回目の交尾の様子の一部を紹介します。
《ニホンザルの交尾 2022/11/19》
ニホンザルの繁殖について、参考までにウェブサイト『京都大学人類進化論教室へようこそ/ヤクザルの生活と社会/繁殖季節性』の一部を引用します。
「ヤクザルの交尾期はだいたい8月の終わりから1月の初めにかけてで、交尾 をするのはこの期間に集中しています。…
交尾期には、メスもオスもふだんつきあいのない個体とも積極的に近づき あって、時には群れの外のオスやメスとさえ、交尾をすることもあります。…」
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