犬とのいつもの散歩道の一つ「アンダーパス」コースの修正版(アンダーパス上の東側を地鉄小杉駅まで往復、片側は水田)を歩いていると、昇ったばかりの朝陽を浴びた道の上にジェット機のような茶色の蛾が落ちて(とまって)いました。ホウジャクの仲間です。まだ生きていたので、低温で動けなかったようです。
「ホウジャク類のうち、…全体が茶褐色をした種は類似種が多く、識別は困難」(『ポケット図鑑日本の昆虫1400②』)です。ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』でスズメガ科ホウジャク亜科Macroglossum属一覧の成虫縮小画像一覧を何度も見直し、説明文などを読んで、クロホウジャクではないかとしました。クロホウジャクは「ホシホウジャクに似るが本種の方が大きい。しかしたまにホシホウジャクと同じぐらいの大きさのものもあるので、大きさで判断せず、前翅先端付近の模様や後翅の橙黄色帯で区別する。」とあり、前翅先端付近の模様からの判断です。
《路上に落ちていたクロホウジャク? 2018/11/04》
《路上に落ちていたクロホウジャク? 2018/11/04》
《路上に落ちていたクロホウジャク? 2018/11/04》
※ 犬との朝夕の散歩のときは、前後左右上下に気配りをします。前後は「ほかの人や犬が来ないか?(怖がりで吠えるから)」、左右は「擁壁や防護柵に何かとまっていないか?」、上は「雲の様子はどうか?(昨年は、雲の写真ばかり撮っていました)」そして下は「何か虫などが(落ちて)いないか?」です。犬も最近では、私が何かを見つけて立ち止まると、「またか、しようがない!」と諦め顔で待っています。ほとんど病的で、落ち葉など虫に似たものがあると、立ち止まって確認してしまいます。
《犬(諦めの表情)を待たせて、路上で踏まれて死んでいたオオカマキリを写す 2018/11/14》
《路上の落ち葉(遠くから見ると蛾のように見えてしまいます) 》
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