「天気がいいので」(天気がいいと、いつもこの言葉を言い訳に他のやることは後まわしに、ついつい野外にオニギリ弁当を持って妻と出かけてしまいます)、称名の滝に紅葉を見に行こうと10時ころに家を出ました。
時間が自由になる我々のような高齢者には同じような行動をする人が多いようで、雑穀谷を過ぎたあたりから渋滞で車はほとんど動かず、平日というのに称名平の駐車場がもう満杯になっている雰囲気です。ここで方針転換、車を転換して対岸にある立山山麓に向かいました。
立山山麓最奥にある小さな粟巣野スキー場(昭和35年に開設)で昼食にすることに決め、ゲレンデの中ほどにシートを敷いて周りの景色を眺めながら昼食。対岸には礼拝山から大辻山(見えませんがその先には大日連山~立山)の山々、弥陀ヶ原の台地の末端には美女平の駅舎が見え、時折ケーブルカーが壁のような急勾配の斜面を上下しています。静かで、最高の気分です。
昼食を終え、食後のコーヒーを楽しんでいると、百メートルほど離れたゲレンデに、わりと大きなすんぐりした動物が動いているのに気づきました。逆光ですが、よく見るとカモシカで、ゲレンデの草を食んでいます。
何枚か写真を撮ったあと、もう少し近くで撮ろうと車で近寄ってみました。車でいちばん近寄れるところまで行きましたが、カモシカの姿が見当たりません。少しバックで戻ってよく探すと(私は運転、探すのは妻です)、日陰の草むらにしゃがみこんで「もぐもぐタイム」よろしく反芻していました。
《ゲレンデに草を食みに出てきたニホンカモシカ 2022/10/31》
《ゲレンデで草を食んでいたニホンカモシカ 2022/10/31》
《ゲレンデで草を食んでいたニホンカモシカ 2022/10/31》
《ゲレンデ隅の日陰の草むらにしゃがみこんで反芻していたニホンカモシカ 2022/10/31》
《ゲレンデ隅の日陰の草むらにしゃがみこんで反芻していたニホンカモシカ 2022/10/31》
《粟巣野スキー場 2022/10/31》
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