やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ホソヘリカメムシ(富山市)

2022-03-13 04:40:29 | 昆虫類

最高気温が今年初めて20℃を超えた一昨日、キタキチョウなどが初飛来してきていた我が家の庭で、茶色で細長いカメムシが日光浴をしていました。体が細長く、太い後脚腿節の内側に棘の列があるので、ホソヘリカメムシの♂だと思います。

ホソヘリカメムシの幼虫は、黒っぽくて、頭と胸、胸と腹のくびれが大きく、歩く姿までアリそっくりのようなので、一度見てみたいものです。(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/ホソヘリカメムシ』参照)


《庭で日光浴をするホソヘリカメムシ 2022/03/11》


《庭で日光浴をするホソヘリカメムシ 2022/03/11》

※ 市立図書館から3月12日(土曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。
   1 『皆のあらばしり』(乗代雄介・著)
   2 『安野光雅ー絵の旅人ー』(伊藤元雄・編)

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キタキチョウ(初見)(富山市)

2022-03-12 04:03:21 | 昆虫類

最高気温が今年初めて20℃を超えた昨日、我が家の庭にもキタキチョウやタテハチョウの仲間(素早く飛び去ったので種名はわからず)が飛んできました。いずれも、成虫で越冬したチョウで、今年の初見です。

キタキチョウはしばらく庭のあちこちを飛び回った後、モッコウバラの茂みに飛び込んで休んでいました。


《モッコウバラの茂みで休むキタキチョウ 2022/03/11》


《モッコウバラの茂みで休むキタキチョウ 2022/03/11》

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ヨモギハムシ(交尾)(富山市小杉~横内)

2022-03-11 04:11:29 | 昆虫類

2021年10月中旬の観察記録です。

北陸自動車道に沿った自動車道の路側に生えたヨモギの上で、ヨモギハムシが交尾していました。もう少しアップでと近づいたら、落ちてしまいました。


《ヨモギの上で交尾するヨモギハムシ 2021/10/16》


《交尾したまま下に落ちたヨモギハムシ 2021/10/16》

※ 昨日(2022/03/10)、天気がいいので、雪の消えた庭の片づけをしていると、小さなホウジャクの仲間と思われる蛾が、ホバリングしながらパンジーやフクジュソウの蜜を吸っていました。残念ながら写真は撮れませんでした。ホシヒメホウジャクじゃないかと思い、後でウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』で確かめると、ホシヒメホウジャクの成虫出現月は6~7月、8~10月、(11、3月)となっていました。『原色日本蛾類図鑑(下)』では、ホシヒメホウジャクは「成虫は年を通じて採集される」とされていて、成虫越冬しているようです。今度見かけたら、採集して確認しようと思います。

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キジバト(尾羽)(富山市)

2022-03-10 03:53:13 | 鳥類

2021年10月下旬の観察記録です。

朝、自宅前の道路にやや大きめの鳥の羽が落ちていました。灰色っぽかったので、はじめドバトの羽かとも思いましたが、どうやらキジバトの尾羽です。キジバトは、全体が薄い茶褐色(翼に黒と赤褐色の鱗状の模様、また首に青と白の横縞模様)のイメージですが、尾羽は黒灰色ベースで、先端が灰白色です。

『動物遺物学の世界にようこそ!~獣毛・羽根・鳥骨編~』に書かれていた尾羽と風切羽の見分け方を紹介しておきます。尾羽は、
① …風切羽と並んでひときわ大きく、羽軸は先端にいくほど細く柔らかい。
② 羽根を水平にして横から見ると、基部から中間付近までは山なりになるが、中間付近から先端までは水平に近くなる。
③ 羽弁の基部が、風切羽は外弁と内弁で位置に大きく差があるのに対して、尾羽はほとんど差がない。
などですが、やはり写真からはわからないことがあります。


《自宅前の道路に落ちていたキジバトの尾羽 2021/10/16》


《自宅前の道路に落ちていたキジバトの尾羽(先端が灰白色) 2021/10/16》

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ベニスズメ(終齢幼虫)(富山市布市)

2022-03-09 04:32:56 | 昆虫類

2021年10月下旬の観察記録です。

北陸自動車道に沿った車道を自転車で散歩していると、道路の真ん中を大形で尾角のあるイモムシがすごい速さで移動していました(あまり早く動くので、ピントが合いません)。蛹化場所を探していたのでしょうか?

このイモムシは、「尾角は黒褐色で先端が白い」「第1・2腹節背面に眼状紋」「全体が黒褐色の個体が多いが、全体が緑色の個体もいる」などの特徴から、ベニスズメの終齢幼虫だと思います。幼虫は、オオマツヨイグサ(アカバナ科)、ホウセンカ(ツリフネソウ科)などの植物を食べます(『ハンドブック イモムシ』参照)。


《道路の真ん中を移動するベニスズメの終齢幼虫 2022/10/16》


《道路の真ん中を移動するベニスズメの終齢幼虫 2022/10/16》


《道路の真ん中を移動するベニスズメの終齢幼虫 2022/10/16》


《ベニスズメの終齢幼虫 (尾角は黒褐色で先端が白い)2022/10/16》

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ウストビモンナミシャク(富山市布市)

2022-03-08 04:02:59 | 昆虫類

2021年10月中旬の観察記録です。

北陸自動車道と立体交差する道路のトンネルの壁に、ウストビモンナミシャクがとまっていました。

ウストビモンナミシャクは、シャクガ科ナミシャク亜科の蛾で、写真のように腹部を大きく反らした格好でとまります。


《トンネルの壁にとまっていたウストビモンナミシャク 2021/10/16》


《腹部を大きく反らした格好でとまるウストビモンナミシャク 2021/10/16》


《腹部を大きく反らした格好でとまるウストビモンナミシャク 2021/10/16》

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アキアカネ(ねぐら)(富山市新名)

2022-03-07 03:10:20 | 昆虫類

2021年10月中旬の観察記録です。

水田地帯の農道、片側には水田が広がり、もう片側に少し大きめの用水が流れています。いつもの愛犬との散歩道の一つです。秋もたけなわ。昼間はアキアカネがたくさん飛んでいました。

午後の4時ころになると、飛んでいるアキアカネはほとんど見かけなくなりました。注意して用水脇の草むらを探すと、あちこちでアキアカネがセイタカアワダチソウなど丈の高い雑草にとまっていました。ここがこのあたりのアキアカネのねぐら(塒)だと思います。


《ねぐらのセイタカアワダチソウにとまるアキアカネ 2021/10/14》


《ねぐらのセイタカアワダチソウにとまるアキアカネ 2021/10/14》


《ねぐらの草(アキノノゲシ?)にとまるアキアカネ 2021/10/14》


《ねぐらの草(アキノノゲシ?)にとまるアキアカネ 2021/10/14》

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アカエグリバ?(富山市小杉)

2022-03-06 04:39:35 | 昆虫類

2020年10月中旬の観察記録です。

地鉄・上滝線と立体交差する県道のアンダーパスのコンクリート擁壁に、何か白っぽいものがとまっていました。3mくらいの高さなので、間近に見ることができません。とりあえず、できるだけアップの写真を撮って帰宅。

帰宅後、写真を見て、シャチホコガの仲間ではないかと見当をつけ、ウェブサイト『みんなで作る日本産蛾類図鑑V2』でシャチホコガ科の「成虫縮小画像」と見較べていきましたが、よくわかりません。何度も見直しましたが、やはりよくわかりません。

最後の手段、同サイトの「新・蛾像掲示板」で尋ねたところ、Gatorin さんから「エグリバ類アカエグリバかと思います。」との、思いもかけなかった返事。アカエグリバは、ヤガ科エグリバ類の枯れ葉そっくりの蛾で(前翅は赤褐色で枯れ葉のような葉脈を思わせる筋があり、後縁中央は大きく抉られています)、私も何度か見かけています。

写した角度がよくないのでしょうか、どう考えても、いちばん下の写真のアカエグリバと同じ種とは思えません(修業が足りません)。

ちなみに、この付近では、幼虫の食餌植物である ツヅラフジ科のアオツヅラフジはよく見かけます。


《コンクリートの擁壁にとまっていたアカエグリバ 2021/10/14》


《コンクリートの擁壁にとまっていたアカエグリバ 2021/10/14》

                                 《アカエグリバ(富山県空港スポーツ緑地/富山市秋ケ島)2016/08/03》

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キタキチョウ(富山市小杉)

2022-03-05 05:02:32 | 昆虫類

2020年10月中旬の観察記録です。

地鉄・上滝線と立体交差する県道のアンダーパスのコンクリート擁壁に、キタキチョウがとまっていました。


《コンクリート擁壁にとまるキタキチョウ 2021/10/14》


《コンクリート擁壁にとまるキタキチョウ 2021/10/14》

※ 3月に入り、日差しも日に日に力強くなってきています。多いときは60㎝ほどあった我が家の庭の雪もすっかり溶け、太陽の光を浴びてフクジュソウが花開いています。フキノトウも膨らみ、もうすぐ採りごろ。蕗味噌を作ってもらおうと思っています。


《我が家の庭のフクジュソウ 2022/03/04》


《我が家の庭のフキノトウ 2022/03/04》

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マエアカスカシノメイガ(富山市小杉)

2022-03-04 04:01:08 | 昆虫類

2020年10月中旬の観察記録です。

地鉄・上滝線と立体交差する県道のアンダーパスのコンクリート擁壁に、2~3㎝の白っぽい小さな蛾がとまっていました。前翅前縁が赤褐色で、翅が透けて見えるマエアカスカシノメイガです。幼虫の食樹は、ネズミモチやキンモクセイ、イボタノキなどモクセイ科の樹木です。


《コンクリート擁壁にとまっていたマエアカスカシノメイガ 2021/10/14》


《コンクリート擁壁にとまっていたマエアカスカシノメイガ 2021/10/14》

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モンキアゲハ?(4齢幼虫)(富山市堀)

2022-03-03 04:26:06 | 昆虫類

2021年10月中旬の観察記録です。

大きな農家の敷地境界あたり、日当たりのいいところに1~2mの実生のカラスザンショウが数本生えています。カラスザンショウの葉はアゲハチョウの仲間の幼虫の食餌植物、近くを通るときは「何かついていないか?」とのぞいてみています。

この日は、カラスザンショウの葉上に、葉柄に頭を向けて数匹のアゲハチョウの仲間(アゲハチョウ属)の幼虫がとまっていました。この仲間の若齢幼虫はどれも黒に白い模様の鳥糞状、しかも食餌植物がミカン科なので(キアゲハはセリ科)、なかなか見分けられません。

幼虫をちょっと刺激して臭角を出させると、紅色。この紅色の臭角でモンキアゲハとクロアゲハに絞られました。

ウェブサイト『大阪市とその周辺の蝶/種別 生態写真と解説(モンキアゲハ)』には、「同時期に飼っているクロアゲハと比較してみました。微妙に違うようですが、幼虫の模様は個体差が大きいため飼う数を増やさないとはっきりとした区別点は分かりません。」としながら、両種の4齢幼虫の写真が載せられています。これを参考にすると、モンキアゲハの幼虫のような気がします。


《カラスザンショウの葉についていたモンキアゲハ?の4齢幼虫 2021/10/14》


《カラスザンショウの葉についていたモンキアゲハ?の4齢幼虫 2021/10/14》


《紅色の臭角を出したモンキアゲハ?の4齢幼虫 2021/10/14》

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セグロセキレイ(富山市流杉)

2022-03-02 04:05:07 | 鳥類

2021年10月上旬の観察記録です。

稲刈り後、耕された田んぼでセグロセキレイが餌を探していました。ポタリング中、自転車にまたがりながら、たまたま近くに寄ってきたので写しましたが、鳥を写すのは下手です(といって、虫などを写すのがそれほど上手いわけでもありませんが…)。


稲刈り後の耕された田んぼで餌を探すセグロセキレイ 2021/10/09》


稲刈り後の耕された田んぼで餌を探すセグロセキレイ 2021/10/09》


稲刈り後の耕された田んぼで餌を探すセグロセキレイ 2021/10/09》

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コカマキリ(富山市新屋)

2022-03-01 04:19:09 | 昆虫類

2021年10月上旬の観察記録です。今日から3月、そろそろ季節に合ったタイムリーな記録を載せたいのですが…。

昨日のブログに続いて、カマキリの話題。

通行量の少ない道路に出てきていたコカマキリ。路上に両肘両膝をついて写していますが、威嚇してもなかなか思うようなポーズをとってくれません。たまにとはいいながら車も通るので、いい加減で諦めました。

カマキリの偽瞳孔、写真を見ると、表情があるようで思わず微笑んでします。下の写真は、小さな瞳のおとぼけ顔です。

ウェブサイト『虫ナビ/コカマキリ』には、こう書いてありました。「カマキリの仲間はどこから見ても複眼内の黒い点が追ってくるので、まるでいつもこちらを見ているかのように思えるが、これは偽瞳孔(ぎどうこう)といって、こちらが見ている角度に対して光を反射しないために黒く見える現象である。だから意図してこちらを見ているというわけではない。」


《道路(右側は北陸自動車道の法面)に出てきたコカマキリ 2021/10/09》


《道路に出てきたコカマキリ 2021/10/09》


《小さな瞳(偽瞳孔)でおとぼけ顔のコカマキリ 2021/10/09》


《精一杯?の威嚇ポーズのコカマキリ 2021/10/09》

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