好曲好盤探訪

名曲か、名盤か、というより、個人的好みで好きな曲の好きな演奏との出会いを求めてボチボチと。同じような方の参考になれば

ドヴォルザーク 交響曲第8番 マゼール/ウィーンフィル

2015-02-07 01:37:28 | ドヴォルザーク 交響曲第8番
ドヴォルザーク
交響曲第8番

指揮…マゼール
演奏…ウィーンフィル

好み度…3.5(5点満点)

録音もよく、洗練された演奏であるとは思うが、どこか冷たく金属質な印象もあり、この曲特有の無邪気なまでの開けっ広げな情感というか温もりというか、そういった面はあまり感じられない。
個人的な好みとしてはドヴォ8らしくないようであり。別の曲のようですらある。
ただ、無邪気さとか人間味とか波のような高揚感とかを求めなければ、統制のとれた美しい良演ともいえるかも。
マゼールならでは、というような新鮮な音もそれほど感じられないようでいて、この曲をこれだけ洗練された印象で聴かせるところがある意味マゼールらしさなのかもしれない。

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 ルービンシュタイン/バレンボイム/ロンドンフィル

2015-02-07 01:31:26 | ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番「皇帝」&第4番
ベートーヴェン
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」

ピアノ…ルービンシュタイン
指揮…バレンボイム
演奏…ロンドンフィル

好み度…5(5点満点)

ピアノもオケも力強く、溌剌と弾けている。
1楽章出だしから、力強い冒頭の和音に触発されたかのようにルービンシュタインのピアノが力強く弾け、
オケによる主題の提示もちょっとびっくりするくらいの堂々の力強さである。
その分2楽章に幽玄さみたいな雰囲気は感じられないが、清清しく過去を振り返るかのような爽やかな美しさを感じる。
終楽章でもルービンシュタインのピアノ、バレンボイムの指揮、ロンドンフィルの響きとも溌剌さは失速することなく、まさに皇帝の名に相応しい威風堂々、何とも骨太で力漲る演奏である。まぁ、堂々の名盤でしょうね。

チャイコフスキー 交響曲第5番 シルヴェストリ/フィルハーモニア管弦楽団 

2015-02-07 01:27:03 | チャイコフスキー 交響曲第5番
チャイコフスキー
交響曲第5番

指揮…シルヴェストリ 
演奏…フィルハーモニア管弦楽団

好み度…4(5点満点)

ずしりとした重量感を伴う推進力、にごらないフィルハーモニア管。
ずしりと骨太だけど、明るくロマンチックな雰囲気香るチャイ5である。
厚いけれど透明感あるフィルハーモニアの響きも一役二役買っているのだと思う。
どちらかというと少しゆっくりめのテンポでよく謳っていき、終楽章途中で急にテンポを速めるが、これも終盤に更なる推進力を与えて効果的のように感じる。
4番は全く解せなかったが、この5番は、独特の解釈も表現の範囲内で、また結構効果的であり、表現力豊かな、骨太でロマンの雰囲気香るチャイ5に仕上がっていると思う。