ブルックナー
交響曲第3番
指揮…ザンデルリング
演奏…ライプツィヒゲヴァントハウス管
好み度…4(5点満点)
名盤として不動の評価を得ているような感のある盤。
覇気を十分に感じさせる響き、管も弦も緊張感と活力を持って鳴って、しかし大味にならずに引き締まった大きさを感じさせる。
古風で力強いオケの響きも好感が持てる。
特に第2楽章の厚く古風でアナログ的な透明感と温かさを感じさせる弦の響きなど美しい。終楽章の堂々とした運びとその後でのゆったり力強いフィナーレも印象的。
1963年の録音なので録音は今やもっと綺麗なものはいくらでもあろうし、全編として今となってはオーソドックスと言ってしまえそうな演奏でありながら、その気迫、厚み、美しさ、やはり今でもありそうでないものが感じられ、古くなっても名盤として語られていく盤であることも頷ける。
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