ベートーヴェン
交響曲第9番「合唱」
指揮…クレツキ
演奏…チェコフィル&合唱団 他
好み度…4.5(5点満点)
チェコフィルの少し乾いた機能的な、しかししっかり力のこもった響きは、きびきびした躍動感と端正な力強さと、ときにほのかに立ちのぼるような敬虔さをまとった響きとなって、歯切れのよい緊張感とメリハリの効いた力感、あるいは高い緊張感の中でのアンサンブルは一級の感がある。
テンポにも抑揚にもメリハリをつけてときに強く、ときに美しく、透明感も情も感じられる響きはチェコフィルならではの演奏とも感じられる。
合唱はスケール感のある響きを聴かせて、歓喜の歌はじめ声量十分、印象としては女声が前面で、重厚というよりはスケール感を感じさせながらも清らかな印象を与えている。終楽章終盤はもう少し爆発力みたいなものを感じたいかな、という気もするが贅沢というものかもしれない。
大げさにならずに、しかししっかり真摯に奏し切っている、派手ではないが名演の域かと思う。
交響曲第9番「合唱」
指揮…クレツキ
演奏…チェコフィル&合唱団 他
好み度…4.5(5点満点)
チェコフィルの少し乾いた機能的な、しかししっかり力のこもった響きは、きびきびした躍動感と端正な力強さと、ときにほのかに立ちのぼるような敬虔さをまとった響きとなって、歯切れのよい緊張感とメリハリの効いた力感、あるいは高い緊張感の中でのアンサンブルは一級の感がある。
テンポにも抑揚にもメリハリをつけてときに強く、ときに美しく、透明感も情も感じられる響きはチェコフィルならではの演奏とも感じられる。
合唱はスケール感のある響きを聴かせて、歓喜の歌はじめ声量十分、印象としては女声が前面で、重厚というよりはスケール感を感じさせながらも清らかな印象を与えている。終楽章終盤はもう少し爆発力みたいなものを感じたいかな、という気もするが贅沢というものかもしれない。
大げさにならずに、しかししっかり真摯に奏し切っている、派手ではないが名演の域かと思う。
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