チャイコフスキー
交響曲第5番
指揮…インバル
演奏…都響
好み度…5(5点満点)
華麗な響きとは異なるが一定の厚みをもってときに深みのある音色も聴かせながらちょっと独特の雰囲気を醸し、厚い力感も備えながらどちらかといえば洒脱な美しさを感じるタイプの演奏のように思う。
都響の響きはテラテラとした光沢感でなく鈍く光るような艶と落ち着いた厚みがあって十分に機能的であり、インバルの指揮はセンスを感じさせる内声の出し入れと細かなテンポの緩急で随所に独特の響きとリズム感を感じさせ、両者相まって叙情部は陰を含んだワルツの優雅さを持ち、強奏部はしっかり響きながらも尖らず重くなり過ぎず、いい塩梅のチャイ5になっている。
私には珍しく第3楽章が楽しめた。冒頭の弦から妙に美しいし、心地よく軽妙に、バレエ音楽を聴いているような感覚。
第2楽章の歌なども結構美しい。
両端楽章も虚飾も押し付けもなく充実し、全編通して、厚く、ちょっとクールに美しい多分飽きのこない盤なんだと思う。
交響曲第5番
指揮…インバル
演奏…都響
好み度…5(5点満点)
華麗な響きとは異なるが一定の厚みをもってときに深みのある音色も聴かせながらちょっと独特の雰囲気を醸し、厚い力感も備えながらどちらかといえば洒脱な美しさを感じるタイプの演奏のように思う。
都響の響きはテラテラとした光沢感でなく鈍く光るような艶と落ち着いた厚みがあって十分に機能的であり、インバルの指揮はセンスを感じさせる内声の出し入れと細かなテンポの緩急で随所に独特の響きとリズム感を感じさせ、両者相まって叙情部は陰を含んだワルツの優雅さを持ち、強奏部はしっかり響きながらも尖らず重くなり過ぎず、いい塩梅のチャイ5になっている。
私には珍しく第3楽章が楽しめた。冒頭の弦から妙に美しいし、心地よく軽妙に、バレエ音楽を聴いているような感覚。
第2楽章の歌なども結構美しい。
両端楽章も虚飾も押し付けもなく充実し、全編通して、厚く、ちょっとクールに美しい多分飽きのこない盤なんだと思う。
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