ベートーヴェン
交響曲第9番「合唱」
指揮…カヒッゼ
演奏…トビリシ響
合唱…SIMIスタジオ合唱団 他
好み度…4.5(5点満点)
「あれ、結構いいな」というのがまずの感想。
あれ、というのも失礼かもしれないが、どうしてなかなか堂々雰囲気のある第九である。
この人のCDはジャケットに敢えてなのか、何か一種狂人めいた頑固さを思わせたいような写真があったりネットでも「カルト的人気」なんて文句が常套のように使われてたりするが、この演奏など所謂教科書どおりでないにせよ(むしろそれがいいが)、変に我を張るものでもなく爆演と言われるようなものでもなく、むしろ金管などは少し抑え目、テンポはゆったり目にとって堂々厚みと大きさと味わいの感じられる演奏のように思う。
少し残響多めの録音もこの曲ではかえって敬虔な雰囲気を付加するようでプラスに作用しているようにも思う。
緊張感とか完成度とか切れ味とか、じゃなくてまっとうにゆったり構えた素朴な敬虔さすら感じられるような厚みと大きさがいい。
ソリストも別にまずくないし、合唱の声量と大きさも不足なし、オケの技量にも厚みにも不足はない。
難を言うなら第2楽章とかもうちょっと要所でのキレがあれば、とかということになるのかと思うけど難というほどのこともないし、巨匠と一流オケとの整った演奏とかと比べたらこなれてないところもあるかもしれないけど、情と大きさの感じられる結構味の感じられる演奏のように思う。
交響曲第9番「合唱」
指揮…カヒッゼ
演奏…トビリシ響
合唱…SIMIスタジオ合唱団 他
好み度…4.5(5点満点)
「あれ、結構いいな」というのがまずの感想。
あれ、というのも失礼かもしれないが、どうしてなかなか堂々雰囲気のある第九である。
この人のCDはジャケットに敢えてなのか、何か一種狂人めいた頑固さを思わせたいような写真があったりネットでも「カルト的人気」なんて文句が常套のように使われてたりするが、この演奏など所謂教科書どおりでないにせよ(むしろそれがいいが)、変に我を張るものでもなく爆演と言われるようなものでもなく、むしろ金管などは少し抑え目、テンポはゆったり目にとって堂々厚みと大きさと味わいの感じられる演奏のように思う。
少し残響多めの録音もこの曲ではかえって敬虔な雰囲気を付加するようでプラスに作用しているようにも思う。
緊張感とか完成度とか切れ味とか、じゃなくてまっとうにゆったり構えた素朴な敬虔さすら感じられるような厚みと大きさがいい。
ソリストも別にまずくないし、合唱の声量と大きさも不足なし、オケの技量にも厚みにも不足はない。
難を言うなら第2楽章とかもうちょっと要所でのキレがあれば、とかということになるのかと思うけど難というほどのこともないし、巨匠と一流オケとの整った演奏とかと比べたらこなれてないところもあるかもしれないけど、情と大きさの感じられる結構味の感じられる演奏のように思う。
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