生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

風間虹樹:2007-2008年作品(9)

2012年08月25日 17時45分31秒 | 美術/絵画
2012年8月25日-9
風間虹樹:2007-2008年作品(9)



 [2007年9月19日製作。F20横。麻画布に、ジェッソ、墨、アクリル絵具(金粉?)、油絵具。]
 [技法:ジェッソに墨の滴下、その上にジェッソのぼたぼた滴下の相互作用法。面相筆による墨のジェッソへの振り出し叩きつけ法。]






 


風間虹樹:2007-2008年作品(3)

2012年08月25日 17時10分58秒 | 美術/絵画
2012年8月25日-3
風間虹樹:2007-2008年作品(3)


 
 [風間虹樹〈水みずがめざ座の水、風を流れる。〉。2008年10月26日。F20縦
。麻画布にアクリル絵具と油絵具。]
 [技法:ジェッソの画布斜め傾け滴下法、水に油の滴下法。効果:自然生命体製作、および、いのち放散体製作、生命体中心放射状ひびわれ。]
 [構図:(螺旋)ひねりX字構図。]








日本の政治経済構造

2012年08月24日 22時33分55秒 | 生命生物生活哲学
2012年8月24日-1
日本の政治経済構造

 ウォルフレン『人間を幸福にしない日本というシステム』を読書中。
 日本を変革するためには(242-243頁)、わたしなりにまとめると、
  1. 日本の政治社会の仕組みについて知ること。
  2. 官僚など政治的権力者たちの行動についての知ること。
   推薦本は、
    松本均 1987『交番のウラは闇』。
    宮本正於 1993『お役所の掟』。
    末弘厳太郎 1988『嘘の効用』。
    佐高信 1986『日本官僚白書』。
    今井一男 1953『官僚??その生態と内幕』。
    立花隆 1974『農協』。
    田勢康弘 1994『政治ジャーナリズムの罪と罰』。
    毎日新聞記者 1991『検証・最高裁判所』。
    日本経済新聞記者 1983『自民党政調会』。
  3. 家族や知り合いを市民になるようにすすめる。
  4. 影の省庁をつくる。
    政府の行動を監視し、自分たちの解決策を練る。
    行動的な市民の仲間を募って、或る省庁に的を絞って働きかける。
    グループ間のネットワークをつくる。



[W]
*ウォルフレン,カレル・ヴァン〔Karel van Wolferen〕.(篠原勝訳 1994.11),人間を幸福にしない日本というシステム.毎日新聞社.[OCL302.1]

ウォルフレン,カレル・ヴァン.(井上実訳 2012.3)日本を追い込む5つの罠.角川書店[角川oneテーマ].



生命学備忘録2012年8月22日

2012年08月22日 21時48分21秒 | 生物哲学
2012年8月22日-7
生命学備忘録2012年8月22日

 黒谷明美 2004.6『絵でわかる生命のしくみ』は、生命の三つの特徴として、

  1. まわりとやりとりのできる境界をもつ
  2. (まわりから)取り込んだもので必要なものをつくり、いらないものは外にだす(そうして、自分を成長させ、維持していける)〔括弧内の語は図1.1による〕
  3. 自分と同じようなものをつくり出す

を、挙げている(2-3頁)。ウイルスは、生命の特徴の3だけを満たすと述べている(4頁)。

 細胞。
 ウイルスちゃんも生きものの仲間にしたい。
 外界に対して、個体的な作用または活動をする。

 個体の内と外を画定する境界がある。
  しかし、それは認識上の話であるだけかもしれない。たとえば、人がその境界が認識できなくても、その個体(とは言えないかもしれないが)にとっては、自分と環境は区別しているかもしれない。

 膜といった境界があって、代謝が可能である。代謝活動がなくても、生きている場合があるのではないか? たとえば100年間眠っていた種子は、死んでいたのではなかろう。代謝活動をしなかっただけである。(もっとも、ほんちょっとはどこかでしていたかも?)。凍結保存した精子は、死んでいるのか? それが復活するのか? ミトコンドリアはエネルギー産生(消費)しているのか?

 或る生物体が実際に生殖するかどうかは、生きていることとは何の関係も無い。生殖可能性もまた、関係が無い[種システムとしては別の話。種システムは、生殖メカニズムを備えている。ウイルスでさえも。自分の身体を構築するのに、寄生先という環境から構成物質を調達する。その際、宿主の細胞システム(したがってたとえば複製メカニズム)を利用する。]。

 生きているかどうかを構成物の空間構造的に判定する。つまり、構成物の機能できるかどうかを、構成物が機能されていないかどうかで判定する。
 ウイルスでは、DNA配列の一部が切断されたとき、修復はされるのだろうか?

 方針。生命活動(したがってその形態)には、様々な種類と程度がある。
 段階分けをする。

 
[K]
*黒谷明美.2004.6.絵でわかる生命のしくみ.163pp.講談社.[2000円+][OCL460]


無機学と有機学の方法

2012年08月22日 21時20分32秒 | 生物哲学
2012年8月22日-6
無機学と有機学の方法

  「近代の自然科学の方法によっては本質的には死んだものしか理解できない、生きた有機界をその生成のプロセスにおいても理解しうる方法を求め、それによって自然と精神の間に新の橋を架けた人こそ、自然科学者としてのゲーテだという確信が彼のうちに生まれる。〔略〕1886年、25歳のシュタイナーによって『ゲーテ世界観の認識論要綱』が出版される。この著書は無機界の自然認識と有機界の自然認識の間には決定的な相違があることを、つまり無機学の方法はあらゆる総体をシステムとして把握しようとするのに対し、有機学の方法は個々の生物の発展を原型からの生きた発展としてとらえようとすることを明らかにした。」(上松佑二 1985.8.『ルドルフ・シュタイナー』12頁右欄)。

  無機学の方法 総体をシステムとして把握する。
  有機学の方法 個々の生物の発展を原型からの生きた発展としてとらえようとする

  静的なシステム ←→ 生成のプロセス
ということなのか?
 個々の生物体システムを、展開するシステムとして捉えればよいのでは?


[A]
上松佑二.1985.8.ルドルフ・シュタイナー[新装版].179pp.PARCO出版局.[3,200円][OCL702.34][あげまつ]