今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

東京国立博物館 その1(東京都台東区上野公園)

2015年11月17日 | 博物館・美術館・記念館
東京国立博物館
日本と東洋の文化財(美術品、考古遺物など)の収集保管、展示公開、調査研究、普及などを目的として独立行政法人国立文化財機構が運営する博物館

「老人の首」:高村光太郎
日本を代表する彫刻家であり、画家でもある。『道程』、『智恵子抄』等の詩集が著名
智恵子がモデルとされる「乙女の像」(青森県十和田湖畔)に惹かれていた時の記憶が甦ってきた



展示している作品が多いため、気に入ったものだけ撮った






「鷲置物」:鈴木長吉(重要文化財)
獲物を狙う岩上の鷲を写実的にあらわした青銅製の置物



この鷲の置物は、米国シカゴ・コロンブス世界博覧会の日本側博覧会事務局の依頼で製作したもの



この作品を見たとき、鳥取県の水木しげるロードにある「妖怪のブロンズ像」を思い出した



「烏有先生像」:平櫛田中
田中(でんちゅう)は写実的な作風で、近代日本を代表する彫刻家の一人
ケース内に展示されているため、室内灯が反射してしまう



浅草寺の雷門の背面(境内側)にも、田中による天龍像が設置されている



「執金剛神立像」:竹内久一
明治時代の彫刻家。岡倉天心に協力して東京美術学校が開校すると、久一は彫刻科の教師となり3年後に教授に任命される
そこでの仕事はおもに古彫刻の模刻と修復であった



シカゴ万国博覧会に『伎芸天』を出品して好評を得る
今にも動き出しそうな見事な作品である



優雅な作品にふさわしい女性が来るのを待っていた



「短刀」:小野繁慶(重要美術品)
重要美術品は、日本政府(文科大臣)が、日本国外への古美術品の流出防止を主目的として認定した有形文化財のことである



「漁舟図鐔」(重要美術品)



「短刀」:相州貞宗(国宝)
貞宗は、鎌倉時代末期の相模国(神奈川県)の刀工で、正宗の子、または養子と伝えられ、現存在銘刀はないが相州伝の代表的刀匠とされている


 
貞宗の現存作刀には在銘物は皆無である



撮影 平成27年10月14日
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする