今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

東京国立博物館 その3(東京都台東区上野公園)

2015年11月19日 | 博物館・美術館・記念館
東京国立博物館
日本と東洋の文化財(美術品、考古遺物など)の収集保管、展示公開、調査研究、普及などを目的として独立行政法人国立文化財機構が運営する博物館

火焔型土器
伝新潟県長岡市馬高出土。縄文時代中期、前3000~前2000年
把手が燃え盛る焔のようにみえることからこの名がついた



埴輪 盛装の女子(重要文化財)
群馬県伊勢崎市豊城町横塚出土。古墳時代、6世紀
女子像を表した人物埴輪としては、まれな全身像



袈裟襷文銅鐸(重要文化財)
滋賀県野州市小篠原字大岩山出土。弥生時代後期、1~3世紀
近畿式銅鐸とも呼ばれるように近畿地方を中心に分布する



遮光器土偶(重要文化財)
宮城県大崎市田尻蕪栗字恵比須田出土。縄文時代晩期、前1000~前400年
大きな目が、雪原の照り返しから目を守るイヌイットの遮光器に似ているところから遮光器土偶と呼ばれる



壺(重要文化財)
愛知県名古屋市熱田区高蔵町出土。弥生時代後期、1~3世紀
大きく開く口縁部と下膨れの胴部をもつ壺



須恵器 脚付長頸壺(重要文化財)
三重県鳥羽市答志町 蟹穴古墳出土。古墳(飛鳥)時代、7世紀



薬師如来立像
和歌山県那智勝浦町那智山出土。飛鳥~奈良時代、7~8世紀
霊山として知られる那智山で、経典類埋納する経塚から出土した金銅仏。蓋付きの薬壺を持つことから薬師如来とわかる



銅造聖観音菩薩立像(模造)
薬師寺東院堂安置の「聖観世音菩薩(国宝)」を模造したもの
日本屈指の美しい観音像の一つといわている



薬師寺の聖観世音菩薩像は、私の好きな仏像の一つである
模造品で表面の色(肌の色)の違いはあるが、美しさに魅了されてしまう



金銅大盤<興福寺鎮壇具のうち>(国宝)
奈良市興福寺中金堂須弥壇下出土。奈良時代、8世紀
盤とは大きな皿状の容器。この盤は径が50cmを超す大型。五穀を盛っていたと推測される
 


金銅鉢(重要文化財)
奈良時代、8世紀。鉢は応量器とも称し、僧侶が常に携行すべき比丘(びく)六物の一つ
この鉢は仏への供養の食器として用いられたもの



愛染明王坐像(重要文化財)
鎌倉時代、13世紀。明治で廃絶した奈良・内山永久寺に伝わったとみられる像
展示室入り口中央に置かれ、入館者を出迎えてくれるが、その姿・形には圧倒される



全身の鮮やかな彩色から、光背や台座、装身具に至るまで、制作当初の姿をとどめている



仏像好きの私だが、密教特有の憤怒相を主とする明王像は好きになれない
とはいえ、3枚も掲載しているのだから、どこかに魅せられているのだろう



撮影 平成27年10月14日
コメント (2)
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