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真夜中のひとりごと・・・・・☆

ちょっと元気なリラックスタイムに心動いた事など・・気まぐれに色々と できれば画像も加えて書きたいと思いま~す。

日本画の制作

2007-08-13 | 制作

 8月に入ってもなかなか進まなかった制作ですが ようやくエンジンがかかったようで 集中して制作しています。・・・・いつも ひやひやしながら(作品展に間に合うのか・・・??)見守って下さっている方々・・・ご安心下さい!今年も ようやく集中力が出てきたので 一気に書き上げていこうと思います 


           


 アトリエを初めて公開します。アトリエと言っても 地下車庫の奥の教室ですが 制作するために教室は夏休みにしているので 道具を広げて片付けなくても しばらくは OK。


 壁に貼ってあるのが 30号の サカナの群れ 今日最後の手直しをして 2日かけて塗り重ねた海の画面に 墨で描き込みを終えました。


 一番慎重に描いているのが 鉛筆描きの下絵。時間をかけてかき上げて しばらく壁に貼って 手直しをします。


 


 


 アトリエにこもる時には 必ずランちゃんが 付いてきます・・・・何しろ 地下なので 涼しい・・・ここは 一人ならエアコンは必要ありません。ランちゃんも ハァハァしないで涼しげに お昼寝をしています。


 


 時々私が席を立つと 私の席を温めてくれています・・・・・


                     


   日本画の絵の具は岩絵の具。これは 粉末状なので 膠(にかわ)を 接着剤にして 雲肌麻紙に付着させます。


 膠は煮て溶かさなければならず 手間がかかる上 腐りやすいため 樹脂系の新素材を愛用しています。


               


   岩絵の具です。海を塗っていたので 群青や水群、浅葱群青など ちょっと値がはる岩絵の具を奮発!


       


               


    1両目が15g 1両目で800円以上・・・・・大切に使います。高い絵の具を使わないと 良い色は出せません・・・と言う 恩師のコンセプトが 染込んでいるので 絵の具を選ぶ時だけは 価格に目をつぶります・・・・。青系が 結構 高価です。


 


 一歩外に出ると 猛暑。塗りこんだ画面が すぐに乾いてくれて 助かります!


 


   車のボンネットの上に置くと 適度な風と 熱気で乾きが特に早くて 制作がはかどりました。


 


   今週中に 3枚の魚の絵を 7割方描きこむのが 目標です!!


 


         来週は また お魚に面会に行く予定が入っているので・・・・・・・・


 



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2 Comments

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Unknown (motohiro)
2007-08-14 19:16:25
絵の無知な自分ですが、岩絵の具とは、宝石の粉末でしょうか、きらきらしていて海の中の魚の写真のようにすてきですね。
 同様な岩絵の具で描かれたと思われる作品がが身近に存在していることを思い出しました。
 隣の小布施町に岩松院というお寺があります。
 その高い天井に
「北斎没前年(1,848年)89歳に描いた集大成、鉱石をまぜた植物油性の岩絵具を使用しているため、極彩色が150年以上も経た今でも、いまだに保たれている。」と
 今度見るときは、製作過程を考えながら、ゆっくりみたいです。
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葛飾北斎・・・!!! (Mami)
2007-08-14 22:20:35
 こんばんは motohiroさん。

 私の日本画制作から北斎の巨大天井画を思い出されたって・・・(驚!)

 富嶽三十六景は好きですが 岩松院の天井画は知らなかったのでさっそくネットで調べてびっくり。

 89歳で巨大な素晴らしい作品を描き上げていたのですね。周囲には金箔が貼られているようですね。鳳凰の顔の部分は綺麗な赤(辰砂?)で 150年の年月の経過を感じさせない位の 色彩と迫力の構図ですね。

 私もこのお堂に仰向けになって鑑賞してみたくなりました・・・。

 天然の岩石を砕いた岩絵の具なので変色がないと思います。それに 純金も変色しにくいのかもしれませんね。

 岩絵の具には 粒子の大きさが色々あります。白(びゃく)は完全な粉末でその次が13番でしょう  か。

 番号が小さいほど荒くなります。私が使うものでは 荒くて9番まで・・・荒いと キラキラとする感じ はあります。

 同じ色でも 粒子によって明度、彩度の差がありま す。

 ・・・日本画はとても難しく奥の深いものなのでいつも試行錯誤で描いています。
 
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