
流氷が押し寄せる知床で流氷下の海に潜るツアーに参加するのを楽しみにしていました
寒がりの自分に 果たしてそれが実現できるのかーーーーー

不安はありましたが いつも一緒に潜っているダイビングショップのガイドさんたちや仲間達
そして毎年 そこで潜っているプロの方々が全力で安全にサポートしてくれることが分かっていたので
敢えてチャレンジしたい

今年は 流氷が接岸していないし 見えてこない!!! 直前まで首を長くして待っていたものの 一向に来そうにない

ツアーは キャンセル受付とのことで 流氷ダイビングは出来ない可能性大でも 希望者だけで行くことになりました
まさか 流氷が来ない



昨年は 流氷が当然のように接岸していて ダイビングもして興奮したという話を沢山聞いていたので

しかし 知床は初めての土地 近くまでは通っていましたが夏休み中
真冬で 大寒波が日本列島を包み込むタイミングで どうなんだろう

羽田空港から 女満別空港には予定通りのフライト

案の定 吹雪





昔はシーズンで必ずスキーに出かけていましたが 行かなくなって久しく 白銀の世界を見るのは何年ぶりなのか・・・
防寒対策は万全で 滑りにくく深めのスノーブーツも履き 長めのダウンコートもフェイクファーが暖かいフード付きでこれなら大丈夫という大げさなシロモノ
折りたたみ傘が雪に耐えられるのか不安でしたが 雪で傘はさしません



到着後は陸上のツアーで 網走監獄へ
旧網走刑務所の歴史的建物を保存展示する野外博物館になっています
刑務所のイメージとはかけ離れた 明治期のステキな木造建築で 最果ての地で風雪に耐え残っている
貴重な建造物が沢山あり感動の連続

中央から 放射状に5棟の舎房が並ぶ建物で 割合と最近まで網走刑務所の獄房として使われていたそうです

脱獄を図る囚人がいたそうで 堅牢な格子ををどうやって抜け出したのか !? 不思議です

広大で 見きれないほどの建物があり端折って見学しましたが 北海道では開拓の担い手が 囚人であったことは
ここで初めて知りました

翌日も その後も 流氷は沖合にも見えることはなく 連日 海は大時化
そして雪は降り続け 道路は除雪車が行き交い 雪を満載にしたダンプカーが 海沿いに雪を下ろし
ショベルカーが 雪の山を崩して海に落としていました

それでも どんどん降り続ける雪 つららは1m近くになり 氷点下4~5℃
翌日 翌々日は知床世界自然遺産センターから 原生林のトレッキング

スノーシューというアルミで枠がある潜り込まない軽い装備を貸してもらい スノーブーツに装着し
歩き始めました
サラサラの新雪の上は さすがに潜りますが 歩きやすく思っていたより疲れません
ネイチャーガイドさんは エゾモモンガ愛が強い方で 巣穴の場所を把握して教えてくれましたが
姿は見えず

こどもが小さい頃 せがまれて アメリカモモンガのももちゃんを飼っていました
そう・・・・・・・・モモンガが大好きなので 姿を見てみたかったのですが!
ヒグマやエゾシカもいるそうですが この日は姿は見えなかったのは 幸運でもあったのかもしれません

翌日も 違うルートを歩き フレペの滝を見てきました 展望台から凍り付いた滝を見下ろせます

雪の断崖絶壁から 落ちる滝は 大きな氷の塊となり 流れのカタチのまま凍り付いているって もの凄い自然の力
フレペの滝を見た後 戻る道で エゾシカの子どもが我々のすぐ近くでじっとして 雪の中に口を突っ込んで
木の皮を食べたり 鳴き声を上げたり しばらく対面させてくれ楽しませてもらいました
topの写真がこの時のエゾシカです
人を怖がらず自然体でいることに驚きましたが 原生林は彼らのすみか 人間はそっと
動物たちを見守っていかなければならないでしょう
エゾシカもヒグマも 激減しているそうです 特にヒグマは人間が事故に遭うこともあり 駆除も
取り組みが難しい問題となっているようでした

山を下り オホーツク海が見渡せる道路沿いの展望
歩いているとき 吹雪が止んでいることが多く 薄日が射すことも


空にはオジロワシが!!

道路を隔てた山を少し登ると オシンコシンの滝
広大な滝で 凍らずに流れていました
全てiPhoneで撮影しましたが 大寒波 真っ最中の知床ウトロ付近の自然
たっぷりと満喫してきました
極限の寒さは 本当に厳しいと 感じてきました
遊んでいるのでさほどではないのですが 手袋を外すと 途端に手がしびれるように冷たくなり
一旦冷えてしまうと カイロを握っても 暖かさを感じなくなるほど冷えてしまい 戻るまでに
時間がかかってしまう体験をしました
載せていませんが 食事も新鮮な食材に恵まれ とても美味しく頂きました
この旅行直後 ウイルス性の食中毒をもらい2日間動けず 完治して直後作品展があり
超多忙で blog 更新がすっかり遅くなってしまいました

最後までありがとうございました

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